【Global Talk 2022-23】 Session21 Brown / Knox

Session21のBrown/Knoxでの交流テーマは、「人口問題と経済&テクノロジー」。

Brown生が日本語で受けた「日本をもっと魅力的にするために」という経済ワークショップの内容の中から、「人口問題グループ」と「経済グループ」に分かれて、Brownの日本語上級クラスの8人の学生とKnox生8人の少人数で、意見交換やディスカッションを行いました。

今回の交流の最大の目的は、現状日本が抱えている人口や経済の問題に対し、日本の学生は実際どう感じているのか、何を思っているのかその率直な反応や意見を聞きたいということ。

事前にBrown生が経済ワークショップで受けた内容のブレインストームを共有してくれたので、Knox生もそれを参考に各自で事前リサーチをしつつ、交流に挑みました。

 

もちろん、「人口問題」や「経済」は一言では片付けられないテーマです。Brown生のブレインストームの中は、少子高齢化社会・低賃金・労働力不足・経済成長などについて、本当に細かく丁寧に「日本の現状」や「日本が抱えている問題点」そして、Brown生が考える「改善点」を書き出してまとめてくれていました。

実際、日本人が日本語で聞いても簡単ではないトピックです。これを外国の学生の皆さんが難しい日本語彙を調べながらまとめてくれたと思うと、頭が下がります!

日本人として、そして日本に住んでいる身としては避けては通れない課題ではあるものの、なかなか日本人の学生同士では普段の会話では上がらないテーマではないかと思います。そんなテーマを、外国人であるBrown生が「日本」という国のことをこんなに真剣に考えてくれているとなるとKnox生も事前リサーチに力が入ったことと思います!

実際にそれぞれのグループに参加したKnox生の感想を紹介します。

人口問題グループ

労働市場におけるAIの取り入れ方、影響については認識が似ていることがわかりました。その他にも様々な話をしましたが、アメリカと日本の多様性の差という背景がそれぞれの社会にどのように影響しているかが良くわかる話し合いになったと思います。
人口問題について深い話ができ、とても貴重な時間でした。また、他の話題も話すことができて楽しかったです。
日本の職人の減少による影響など様々な面からの質問を受け、とても面白いディスカッションになりました。
 人口問題を「高齢者」「少子化」「伝統工芸」などの複数の観点から話し合いをすることが出来ました。「自分の子どもが欲しいか/産みたいか」と言う質問に私自身は「現時点ではNO」と答えましたが、もう一人のKnox生は「欲しい」と答えており、子育てが難しい環境が現状だとしても必ずしも子どもを持つことに否定的な人ばかりではないことがわかりました。

経済グループ


再生可能エネルギーについて、それに伴う電気自動車の普及率の話などは、日米間で顕著な差が出ていて面白かったです。ただ、説明の過程で相手の日本語力の高さに助けられた場面が多々ありましたので、こちらもしっかりを英語力を上げていかなければならないと、強く感じました。まだまだ学べることがたくさんあったので、楽しかったです!
今までニュースで流れてて少し知っているぐらいのテーマだったので自分で事前に調べたりして、本当にディスカッション出来るか不安なままスタートしました。でもメンバーの皆さんとそれぞれ自分の知ってる知識や日常での違いから、日本の改善点をいくつか発見することができて、伝えるだけでなく私自身も凄く勉強になる事が多かったです!
自分は日本の環境で過ごすことに慣れてしまっているからこそ、気づけていないことも多く、新たな観点を知ることができてよかったです。そして、英語でなんで言えば伝わるんだろうと戸惑うことが多く、自分の英語力がまだまだだなと実感しました。これからの英語の勉強のモチベーションアップにも繋がりました。

 

 

 

 

 

 

 

Brown生は高度な日本語を用いながら、Knox生は英語を使用しながら、自ら自分達の学ぶ言語を積極的に使用しながら、「日本」と「アメリカ」の現状について会話を弾ませていたのが印象的でした!

未来を担う若者たちがこのように、お互いの国について興味を抱き、自国が抱えている問題点について、自分の意見をしっかりと持ち、意見交換ができたことが何より見ていて誇らしく、嬉しく思いました。

参加メンバー、不安や緊張もあったと思いますが今後の人生においての自信にもつながったのではないかと思います。

お疲れさまでした!