【Global Talk!】Session-8 UNISとの交流

Session8は、UNISとのZoomを使っての対面交流です!

こちらは、3つのトピックに基づいて行われました。
今年のクリスマスやお正月などの冬休みの過ごし方や伝統的な年末年始の過ごし方、また年末の大掃除などのテーマに発表が行われました。

 

 

 

 

 

 

これまで当たり前のように過ごしてきた伝統的な日本スタイルの文化も、全く違う文化背景の学生たちに説明するのはとても難しいものです。

UNIS, Knoxの生徒たちはペアになり時間を区切って言語を日本語・英語と変えながら、自分たちの文化を伝えていきました。
準備していた写真を見せながら、笑い声も聞こえながらディスカッションが進みました。

今回はトピックを年末に知らされていたので、お正月に自分の家で食べたおせちの写真や、自分が年末に大掃除をした場所を移した写真など、
身近な話題について話したので、学生たちも多く話せたのではないかと思います。

【Global Talk!】Session-7 VBとの交流

Session7は、Virginia州のBayside Middle Schoolとの交流です。

Flipgridの動画投稿で、お互いに自己紹介をしました。
参加メンバーたちは、好きなゲームやアニメなどの共通の趣味であったり、それぞれが興味のあることで質問し合いました。

 

 

 

 

 

 

今回の交流で、もっとも難しい点は「易しい日本語を話す」ということ。
相手校の生徒さんたちは、まだ日本語の学習を始めて一年未満です。
もちろん日本語が流暢ではありません。

自己紹介後には「(自分の)おすすめの場所」を紹介しあいました。
自分の学校やお気に入りのレストラン、自分の出身地を挙げて地元で人気の料理などを紹介する動画も見られました。

 

 

 

 

 

 

Knox生はとても慎重に、気を使いながら、ゆっくりとクリアに日本語を話してくれています。
ですが、何気なく話す言葉「見渡せます」「通学で使います」などVBの生徒さんたちにとっては難しい言葉が少しずつあり、いかに「簡単に話すことの難しさ」を感じた交流でした。

それも《相手を知る、違いを知る》ということは、このプログラムを通して得て欲しい重要な一つ、です。

一方、VBの学生さんからの投稿は、アメリカのお寿司屋さんやトリックアートミュージアムなどが紹介されました。

    

 

 

 

 

それぞれの発表にコメントや質問を投稿、またそれに返答を返していく、というやり取りを重ね、交流が終了しました。

VBの生徒さんたちとの交流は4年目になりますが、今年度ははじめて両校がオンラインのみでの交流でした。
日本語の学習が例年通りには進めることができずに先生、生徒さんたちも大変だったかと思いますが、それでも交流は実施しましょう、とポジティブに先生が考えて下さり、実施することができました。

VBの生徒さんたちにとっては、初めて日本にいる日本語ネイティブの学生との交流。
これからの日本語学習の、そしてKnox生にとってもこの交流が英語学習のモチベーションに繋がったら、嬉しく思います。

America Dialogue Vol. 32 開催報告

今回のアメログのテーマは、History of Racial Discrimination in America 《アメリカの人種問題》を取り上げました。

最近のニュースやSNSでよく話題となっているトピックでもあるので、キャンセル待ちが設定されるほど多くの参加登録がありました。

講師は、Knoxの他イベントなどでもサポートいただいているAdam Jordanさんをお招きしました。

長い間アメリカで起きていた奴隷制度の歴史から振り返り、その制度が終わっても続いた選挙権や仕事などの制限、また学校教育において根強く残った差別について詳しく紹介してくれました。

また黒人への差別だけでなく、第二次世界大戦下においての日系人やメキシコ、その他少数民族の労働者への差別の歴史も振り返りました。
参加者の方からの意見では、日系人などへの差別についての知識は多くなかったので衝撃だった、との声もありました。

さらに私たちの根底に根付く固定観念についても考えていきました。
ステレオタイプで人や物事を判断することは、差別を引き起こすもとにもなります。

2020年に起きた警察による黒人への暴行の動画がSNSを通じて大きく世界に知れ渡り、”Black lives matter”運動として発生したことや、コロナウィルスの影響によるアジア人への偏見なども取り上げられました。

なぜこういった差別が引き起こされるのか? なくすためにはどうすればいいのか? などをトピックにし、3回にわたる少人数グループにわかれたディスカッションが行われました。

このアメログは、各自が自分の英語をチャレンジする場所です。
出来るだけ多くの人に話す機会を得てほしいので、各グループにディスカッションリーダーを一人ずつお願いし、ディスカッション後にグループでの話について発表してもらいました。
参加者には中学生から大学生まで、もちろん英語についてのレベルも各自それぞれ違います。

その中で、大勢の人の前で英語で意見を話すことはとても緊張することですし、難しいことだと思います。
でも、自分で出来る範囲の中で、参加者の皆さんは一生懸命に頑張ってくれました。

 

 

 

 

 

アメリカは、確かにまだ問題を抱えていますが、世界的に見ても多くの人種を受け入れ共存していることができている国です。

自分の知らないもの(人)に対する恐れが憎しみを生むのだとアダムさんは説明してくれました。
だから私たちにできることは、できるだけ多く自分たちと違う人々に会い、交流していくこと。
そして、ともに尊敬し合い、お互いの話をよく聞くこと。

そんな国で育ったアダムさんの言葉には、私たちも深い感銘を受けました。

またそんな多様性により生まれた利点として何があるか、数多く紹介されました。
Garrett Morganに発明された信号機や、世界的に有名なオペラ歌手Jessye Norman、アジア系スノーボーダーのChloe Kimなど。

 

 

 

 

 

今回のアメログでは、身近であるけどなかなか深く話し合うことの少ない差別について考え合ういいチャンスになったのではないかと思います。
またイベント後の参加者によるアンケートでは、多くの人から「英語を話す機会を多く得られた」「英語の勉強をもっと頑張ろうと思った」とポジティブな声が寄せられました。
このプログラムでの経験を、次のステップに繋げてもらえたら嬉しいです。

アダムさん、素晴らしいプレゼンテーションをありがとうございました。
またディスカッションリーダーとして参加してくれたBonnieさん、ありがとうございました!

そして参加者の皆さん、ありがとうございました!
また次回のイベントでお会いできるのを楽しみにしています。