【Global Talk 2022-23】Award Ceremony

先日、2022-23年度のGlobal Talk!のすべての交流が無事に終了し、Award Ceremonyが開催されました!

まず、何よりこのプログラムをサポートしてくださった米日財団、双日財団、在日アメリカ大使館、外務省に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

また、今年度の式典には、米日財団から渡辺在日代表がご出席くださり、学生たちにこれまでの活動への功績、そして今後彼らが羽ばたく未来へ励ましのお言葉をかけてくださいました。
そして、数々のSessionでご協力をいただいた大学、高校の日本語教師・講師の先生方約13名もご出席くださいました。皆様、お忙しい中ご参加くださり、本当にありがとうございました。

この国際交流プログラム「Global Talk!」は米日財団、在日アメリカ大使館による助成プログラムのため、参加した学生たちに無償でこのような貴重な体験ができるプログラムを提供することができており、また、今回一緒にSessionを行なって下さった先生方の協力なしでは成り立ちません。日々の日本語の授業とプラスして、Global Talk!のために同時交流や非同時性交流、タスク、協働プロジェクトを企画し開催して下さったこと、改めてお礼申し上げます。

とても嬉しいことに、Global Talk!の輪が少しずつ広がり、年々応募者と参加校も増え、

今年度は300名ほどの応募者から100名が選考により参加しました。Ceremony Awardは、その中でも約9ヶ月間のGlobal Talk!の活動を経て、成績優秀だった23名が受賞対象者となりました。おめでとうございます!

Ceremony Awardのメインは、
受賞者たちによる今年度の活動内容の紹介でした。それぞれ自分が参加したSessionを分担して英語で発表しました。

その後、Knoxの大学生から1名、高校生から1名。代表者2名にスピーチを行なってもらいました。

特に2人のスピーチから印象的だったのは、

アメリカの学生と話す中で、彼らの日常生活、趣味、文化的な価値観を知ることができ、結果として自分の世界を広げることができたこと、

このプログラムでの経験を最大限生かすために、海外の大学、できればアメリカで学びたいという目標ができたこと、

このプログラムを通して、様々なバックグラウンドを持った人々が互いの考えをぶつけ合うことが、どれだけ刺激的でエキサイティングなことかを身をもって感じたこと、

日本の誇れる文化をたくさん学んで、日本を代表して世界へ出ていけるよう努力したいと思えるようになったこと、そして、より経験を積み、将来日本の子供たちにこのような機会を提供したいこと

でした。受賞者のKnox生も同様に感じたことだったのか、深く共感をしているのが画面からも見て取れました。

 

約30ものSessionを経験してきたKnox生たち。

思い返すと、去年の秋にオリエンテーションで顔あわせをした際は、PCの操作もわからずに慌ててしまっていた学生もZoomやGoogle Document、外部アプリなどをスムーズに使いこなせるようになっていたり、

自己紹介は紙に書いたものを読まないと自信がなくぎこちなかった学生が、カメラ目線でリラックスした表情でにっこりとすらすらと自己紹介が言えるようになっていたり、

同時交流で無言になってしまって悔しい思いをした学生が、最後の交流では相手校の学生さんの緊張をほぐすくらいまでに余裕の対応ができるようになっていたり、

本当に目まぐるしく逞しく成長をしたKnox生をたくさん見ることができました。

大学、高校、中学の授業や部活動、アルバイトの予定もあり、各Sessionのタスクをこなすことは簡単なことではなかったと思います。しかし、諦めずに、自主的に、積極的に参加をした結果、自分で勝ち取った経験値は計り知れない自信につながったのではないかと思います。

日本に住みながら、さまざまなアメリカの学校の学生と出会い、この9ヶ月間は人生の中でもすごく濃い日々を過ごすことができたのではないでしょうか。

どうぞこれからも皆さんの未来がたくさんの可能性に満ちていますように!

将来アメリカと日本をつなぐリーダーがGlobal Talkの卒業生から誕生する日もそう遠くないのでは?!と願っています。

またすぐに今年度(2023-24年度) の参加者募集がはじまる予定です。
このプログラムによって多くの学生が飛躍するよう、Global Talk!は進化し続けます。

 

受賞者の皆さん、2022-23年Global Talkに参加したKnox生、本当にお疲れ様でした!!

またいつかお会いしましょう!

【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-3

Global Talk は今年度最後のイエール大学との同時交流を終えました!(第一回、第二回目の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1  と 【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-2 を是非読んでください!)

Yale生との最後の交流は、題して「 Yale/Knox 協働プロジェクトー日本企業様ビジネス企画案件」

Yale生とKnox生は3月頭から約2ヶ月かけて1つのビッグ協働プロジェクトを行なってきました。そして、審査員として 米日財団在日代表の渡辺智行様 をお招きし、発表当日を迎えました。

審査員としてお越しいただきましたこと、この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、このプレゼンテーションの日を迎えるにあたり、Yale生とKnox生は3-4人の7グループに分かれ、Google Document、Zoom、Google スライドを駆使しながら、時差やお互いの大学のスケジュールの予定なども考慮しつつ、連絡を取り合い、協働作業に挑んでくれました。

【具体的な進め方】

・グループごとにZoomなどで会う日程を調整しながら発表時《どんな内容のサービス/商品にするか》を決め、グループで共有したGoogle Documentに書くこと。

・発表言語:Yale生の発言は日本語、Knox生の発言は英語。
・Yale生/Knox生お互いに言語をチェックしてあげる/もらうこと。

基本的には学生に任せていましたが、各グループの足並みをしっかりと揃えるために、Google Documentの進捗状況を

Abstruct(概要) ーー 3月頭
Draft 1     ーー その後約1週間
Draft 2     ーー その後約1週間

のように期間を区切りながら提出してもらい、さらにはDraft1提出前に全体でZoom交流の日程を設けながら少しずつプレゼンテーションの形を作り上げていきました。

サービスや商品のアイディアをゼロから協働で作り上げていく過程の中で、アイディアをまとめることなどはもちろん大変だったと思いますが、お互いの言語チェックはすごく難しく、かつ重要なポイントだったと思います。

特にAbstructやDraft提出時の文字を書く作業では、日本語はKnox生・英語はYale生が書いた方が楽だよ…..と思った瞬間もあったかもしれません。しかし、「どのような言い方や書き方をしながら間違いを指摘すれば良いのか」「どのように伝えれば相手のためになるのか」も含めて、今後社会に出た時に役たつスキルが学べたのではないかなと思います。

そして、実は、今回の協働プロジェクトは、発表日当日以外でもYale生やKnox生は進捗提出の採点がされていました。

17項目もの評価基準を設け、両学生にもどのような評価がされるのかも事前に周知をした上で行っていきました。

特にKnox生はYale生の日本語をどのようにサポートしたのか、積極的にプレゼンに参加していたかもグループの評価基準に影響することがわかっていたので、言語チェックにおいてもいつも以上に一生懸命に取り組んでくれました!(細かいところでは、発表時のYale生への日本語を「です/ます調」にし、少し上級日本語を使うように「でも→しかし」に変換したり。)

もちろん、Yale生もKnox生の英語が上級英語になるよう、双方のサポートによりすごく高度なプレゼンが仕上がった印象です。

プレゼン発表当日を迎えるまで、リハーサルの回数も最低一回はするように周知したものの、各グループの責任において任せていたので、私たちも発表当日までどのようなプレゼンテーションを発表してくれるのか、不安とワクワクでいっぱいでした。

発表日当日は、参加した全員がとても緊張したのではないでしょうか。

各グループ、プレゼンテーションとして与えられた時間は8min。その後2minが質疑応答の時間。

グループ1から順に日本企業のCEOへ向けて自分たちが考えた「サービス・商品」をアピールしていきました。

 

「なぜ」このサービス・商品を提供しようと思ったのかの背景、日本の「環境」「高齢化社会」「教育格差」「フードロス」などに焦点を当てながらの問題定義、競合他社、

そして、具体的な数字を用いながらどのように収益を上げていくかまで本当に細かくリサーチできていて、とにかく感心しました!!

各グループのキャッチーなサービス・商品名もオリジナリティに溢れ、「本当にこんなサービスがあれば嬉しいな」と思うものばかりでした。

優勝したグループ、準優勝したグループ、特別賞のグループ、惜しくも発表時間が足りなかったグループもありました。時間が足りなかったグループは悔しい思いをしたかもしれません。しかし、約2ヶ月間Yale生とKnox生とでやり切ったことが何よりも今後の糧になるのではないかなと思います。

今後、社会に出た時にいつか社内外でプレゼンテーションを行う日がくるはずです。その時に、Yale生と一緒に行ったこの日を思い出して、「あれを経験したんだから絶対大丈夫!」と自信を持ってほしいと思います。

最終日を迎えて全員の晴れやかな表情とやりきった姿が見れて逞しさを感じました。

そして、Global Talk 最後の同時交流、お疲れ様でした!最後に参加したKnox生からの感想です。

両国の視点からの情報や意見を得られる機会が少ないので、とても貴重な体験ができました。日本の社会問題や日本の教育に対するアメリカの学生の生の意見を知ることができたのは財産になります。ありがとうございました!

今回、日本企業への提案を作ることで、自分の将来の働き方を具体的に想像することができるようになりました!

英語はもちろん、アメリカ人の「問題」に対する「考え方」も学べました。そのため、自分の視野が広がり、新しい視点で問題解決を行えるようになったのではないかなと感じます!本当に素敵な機会をありがとうございました!

【Global Talk!2022-23】Session27 Smith x Knox

今回は、年始明けて早々に募集を開始してすぐに定員に達したSession27についてです。

人気だった一つの理由が、お互いのSNS(LINEやInstagramなど)を使って連絡を取り合える自由度も高い交流だったということもあります。

Smith Collegeの学生さん8名xKnox生8名のSNSペア・グループ交流をメインに、合わせて

  • Instagramにリサーチ投稿
  • 同時交流2回
  • Smith生が最終プロジェクトとして書き上げた「翻訳比較」レポートへのコメント

を2月〜4月末までの約2ヶ月間で実施しました。

メインのSNS交流では、トピックはなく自由だったので、お互いの自己紹介や大学で専攻していること、好きなこと(趣味)などについて会話を(テキストで)弾ませていました。早いペアだと自己紹介後すぐにInstagramのアカウント交換とLINE交換を行っていたのが、同年代の学生ならではだなと印象的でした!!

(実は、日本語を学んでいるアメリカ人の学生は、アメリカではあまり使われていないLINEを使ってみたい!と思う人も多いと聞きましたが、今回の8名ペアのSNS交換の内訳は、Instagram・LINEでのやり取りは半々でした!)

SNSのペアでのやり取りは継続しつつ、今回のSmith生 x Knox生の交流専用のInstagramアカウントを作成し、期間を設けながら5回に分けて、身の回りにある「色」「カタカナ」「方言」「タイパ」「伝えたいもの・こと」について写真投稿してもらいました。

例えば、アメリカにいるSmith生が見る「色」の空 と Knox生が見る「色」の空は同じ「青」空なのに、周りの風景や建物が違うだけで随分と印象が違うように写り、それぞれが今いる場所から同じアカウントに写真投稿をすると、色鮮やかで面白いアカウントになるんだなと興味深かったです。

また、日本に住んでいる私たちにとっては「カタカナ」が日常に溢れていて、漫画のセリフやお菓子のパッケージに書かれていることは当たり前ですが、それをInstagramに投稿することによって、「あ!ここもカタカナだった!」と日本人でも新たな発見があることに驚きました!

Smith生は授業内で「特殊カタカナ」について学んでいたようで、例としてジブリの「千と千尋の神隠し」の本の中で「ハク」が「イヤだとか 帰りたいとか…」のセリフを「嫌」という字がカタカナになっていることを発見してくれていました。その他にも漫画のなかで「キモい」や「二ブイわ!」など漢字ではなくカタカナで書かれている字をリサーチしてくれてあげてくれました!

この5回にわたるInstagramのリサーチの中で、Knox生も何気なく目にしている風景や字や普段利用している物に対して、より深く考えるきっかけになったと思います。

また、Knox生が投稿をした写真を通じて「日本」の日常の中にある「看板」や「駅の案内板」や「日本のアプリ」などSmith生にとって面白い発見があり、日本という国により興味を持っていただけるきっかけになってくれていれば嬉しいなと思います。

最後の同時交流では、Smith生が書いた最終プロジェクトの「翻訳比較」のレポートをKnox生が同時交流前に読み、日本語でコメントや感想を言い合いながら意見交換をしました。

ずっと連絡を取り合っていたペアでBreakout Roomに入ってもらったので、「ちゃん付け」で呼び合っているペアもいて、お友達のようにリラックスして談笑していて、どのペアも約2ヶ月間とっても良い交流ができていたのだなというのが伝わってきました。

そして何より、Smith生が最終プロジェクトとして書き上げた「翻訳比較」の作文を読み、日本語と英語の翻訳が本当に深く掘り下げて書かれていて、あるKnox生は、「日本語をこんなに大事に訳してくれてリサーチしてくれるなんて!」と感動を覚えていました。

また、一人一人感想を聞く中で、「文化とかシステムの違いを話したり、とにかく直接話せてよかった!」や「英語と日本語はもちろん、中国語に興味がある者同士だったので3カ国について話せてよかった!」など語学学習者同士ならではの会話で大盛り上がりしたようでした。

勉強以外のペットの話題や好きなドラマ、大学の授業やテストなど。授業と違うところで、同年代で、SNSでやりとりすることにより、Global Talkならではの経験を参加してくれた全員が楽しんでくれたことが何より嬉しく思います。

今後も良い関係を続けていってください!

Global Talkのプログラム、この交流が最後だったKnox生もいたと思います。お疲れ様でした♪

それでは参加者の感想も載せます。

「翻訳の比較」について調べようと思った理由について、Smith生が動画の自動翻訳機能による不自然な翻訳を見て、翻訳が上手くいかない原因を分析しようと思ったからと聞いて、自分の身の回りのものに関心を持ち、調査を通じてオリジナルの考えを持つことが出来ることが本当に素晴らしいと思いました。

今回のレポートを読み、私は翻訳が難しくなる理由や翻訳するにあたって工夫されている点などについて学ぶことが出来ました。ディスカッションの中で、改めて日本語と英語の違いについて考え、日本語の主語や目的語を省略する傾向がある点やアメリカでは長いタイトルよりも覚えやすいインパクトのあるフレーズが好まれることなど、様々な気づきがあり楽しかったです。また、歌詞の比較では、日本人にとって習得が最も難しい言語の一つである中国語の方が英語よりも元の日本語の歌詞に近く、興味深いと思いました

日本語と英語の翻訳を比較して分析するのは難しいと思いますが、Smith生のレポートは勉強になりました。作品を知らない人でもその場面が想像できるほど作品の場面も丁寧に説明されていて、日本語と英語の違いを事例とともに知ることができました。

どの考察もすばらしいと思いましたが、私が特にすばらしいと思ったのは、感嘆詞の考察です。今まで注目することなく日本の漫画やアニメを楽しんでいましたが、英語ではこのように表記するのだと新たな発見がありました。英語の方が口語的でカジュアルな印象を持つという考察に非常に共感しました。

また、あるキャラクターが金を「カネ」と特殊カタカナを用いて表現したことについて、その状況や場面から「軽蔑や嘲笑」を示していると考察されているのはすばらしいと思いました。私は慣れている日本語だと言葉や作品をイメージのみで理解することが多い気がします。「カネ」と特殊カタカナが用いられている理由が非常にわかりやすく言語化されており素晴らしいと思いました。

 

【Global Talk!2022-23】Session26 UNT x Knox

先日、Session26が終了しました!今回はビジネス日本語を受講しているUNT生10名(4年生)との交流だったので、Knox生も約10名に集まってもらい、人数を限定しての交流でした。

今回の交流は、以下のように進めていきました。

  • 交流期間:2月中旬〜4月下旬
  • 交流内容:Flipおよび同時性交流3回
  • 交流目的:「日常生活やビシネスシーンにおける日本とアメリカの文化の違いに着目し、課題を見つけ、最終的に製品やサービスの提供など創造する。」

Flipでは、Knox生は同時交流前に英語での自己紹介を投稿。さすがのKnox生、Global Talk を通じて秋から数えきれないほど英語での自己紹介を経験してきているので、カメラ目線でスラスラと自己紹介ができていました。

Global Talkを通じて「自己紹介」は日本語でも英語でもハキハキと言えるようになったと思います。社会に出てからも幾度となく新しい人との出会いを経験する中で、「自己紹介」はとても大切です。これからも自信を持っていってほしいなと思います!

さて、Flip投稿後は、3回の同時交流です。

また、最後の同時交流では、第一回・第二回の交流を踏まえながら、グループごとに異なる「対象者」に向けて各自で「新しい贈り物」を考え、発表をするという協働プロジェクトの場としました。

まずは第一回目の交流:【トピック:ギフト】は、

  • ものをあげるタイミングについて【日本語】(お土産、お祝い返し、引っ越し挨拶、お中元)-15分
  • アメリカのギフト【英語】-15分
  • 日本・アメリカの比較ービジネスに置けるギフト【両言語】-15分

の流れで行いました。

第一回目ということもあり、自己紹介も交えながらの交流であっという間でした!UNT生の緊張をほぐしながらKnox生は話せたのではないでしょうか。

また、日本人として、最近は日本でも少し薄れつつある「お中元」などについて改めて考えるきっかけになったと思います。

そして、第二回目の交流:【トピック:日本・アメリカ働き方について】です。

  • 「ワークライフバランス」という言葉についてどう捉えているのか?【日本語】-15分
  • 「アメリカ人の働き方」とは?【英語】-15分
  • 自分にとって理想の「働き方」とは?【両言語】-15分

の流れで意見交換をしました。第一回目の交流トピックよりも難しい内容なので、上記の話す内容を事前にKnox生に伝えた上で、答えを用意してもらい、挑んでもらいました。

同時交流は時間が限られているので、両学生の有意義な時間にするために、「話す内容」を準備しておくこともとても重要です。(それが日本語ではなく英語で話すとなると尚大事ですよね!)

また、今回のSessionに限らずですが、例えば会話がとまってしまった時、または相手が何を言っているのか理解できなかった時はどうすればいいのか。そういった対応も、コミュニケーションスキルとして日本語/英語ともにできるように想像をしてもらいながら同時交流に参加をしてもらいました。

あるKnox生は事前準備をしていた際に「有給休暇」「定年退職」「残業」など日常会話ではなかなか使わないワードを英語で調べたりしたそうです。その調べた単語をすぐに実践で使える交流があるというのは、最強のアウトプットの機会につながったと思います。

そして、UNT生の中には、「将来、日本で働きたい!」と言ってくれている学生さんもいました。つい「日本の働き方の問題点」ばかりに目が向いてしまいがちですが、純粋に日本で働きたいと思ってくれている同年代の学生を目の当たりにして、また、「アメリカ人の働き方」をアメリカ人の大学生から直接聞くことで考え方自体が変わったKnox生もいたようです。

 

いよいよ最後は、第三回目の交流:「協働プロジェクト」の同時交流です。

最後の交流に向けての事前タスクは、

各自指定されたグループの「対象者」を確認し、どんな「新しい贈り物」をするのか。その内容を一枚のスライドにまとめて “Voice Thread”に投稿してもらうことでした。

贈り物をする対象者は、各グループのUNT生が事前に考えてくれ、

  • 「Appleの新入社員」
  • 「Hondaの重役」
  • 「小売業の同僚」
  • 「新入学生 and 新入社員
  • 「Amazonの重役」

に決定しました。

そして、発表当日の流れは、

  • 各自用意したスライドをグループ内で発表-10分 
  • グループ発表に向けての説明-3分
  • グループ発表の制作、話し合い-25分
  • グループによる発表-10分

で行いました。特に、25分間でグループの中で発表する「新しい贈り物」を一つに絞り、それに対してスライドを作成・完成させるというのは簡単なことではなかったと思います。

しかし、どのグループも2回の交流で少しずつお互いの意見や文化の情報を交換したこともあり、限られた同時交流の時間を有意義に使いながら、見事素晴らしいチームワークとタイムマネージメントで乗り切ってくれました!

今期のGlobal Talkも終盤を迎えておりますが、自信を持って外国人の学生とコミュニケーションをとり、時にはリーダーシップを取ったり、笑いを含めながら話し合いをしている姿をみると、成長を感じざるを得ません。

本当に誇らしく思います!

それでは、素晴らしい発表をしてくれたKnox生からの感想を少しだけ紹介致します!お疲れ様でした!

自分の考えたアイデアにコメントをもらえたことも嬉しかったですし、ディスカッションを通して新たな気づきもありました。ポスターは、グループ全体でアイデアを出し合いながら、作成できたことも楽しかったです。上手く考えを表現できないこともありましたが、メンバーのみんなに支えてもらって、良い経験をすることが出来ました。
今日の交流を通して、今後海外の人にプレゼントをするときにどのようなプレゼントをあげたら喜んでくれるかなということを考えながらできてよかったです。グループメンバーのみんなも素敵な人たちで最高でした。ありがとうございました!

【Global Talk!2022-23】Session19 GOA x Knox

 Session19は、GOA生との交流でした!
(※GOAとは既存の学校ではなくオンラインキャンパスで、GOAで日本語授業をオンライン受講することにより、通学校はその学生にその授業を受講したと認めるシステムがあります。なので、GOA生は、日本を含むアジア、ヨーロッパ、南米、中近東など世界各国より入ってきます!※Session20でも交流をしたので、ぜひご一読ください!)

 今回のGOA生は、日本語の初級を受講されている学生さんたち。去年の秋(10月)に非同時性の交流、そして今年の春(3月)に一回限りの同時交流(自由参加)を行いました。

 まず、秋の交流ではGOA生が「わたしのかぞく」というトピックでスライドを数枚作成し、プレゼンテーション形式でVoice Threadにあげてくれました。

 Global Talkのブログを読んでくださっている方は何度か「Voice Thread」というワードが何度か出てきているのでご存知かもしれませんが、「Voice Thread」とは、複数の人が幾つでも音声や動画でコメントを投稿することができ、また非同時性でも一方通行にならずに十分に交流(会話)が楽しめるツールです。

 なので、世界各国から参加しているGOA生や日本全国から参加してくれているKnox生にとってそれぞれの時差や時間を気にすることなく交流ができるので、とても相性が良いのです! 

最終的には47名のGOA生がVoice Threadをあげてくれました!当たり前ではありますが、47人本当にさまざまな家族構成や家族の名前、職業、年齢を写真と共に発表してくれました!

そして何よりも、プレゼンテーションに載せてくれた家族写真がどれも素敵で、こちらも幸せな気分になりました。

プレゼンテーションが集まったところで、次はKnox生が「日本語→英語」の順でプレゼンテーションの感想や質問を投げかける番です。

特に、家族構成の中で「双子の姉妹」の紹介をしてくれたGOA生に対し、同じく「私も双子の姉妹がいます!」とKnox生がコメントをしていたり、家族の中にペットの紹介を入れてくれた子に対しては「私も犬を飼っています!」とそれぞれ共通点をみつけて盛り上がっていました!

GOA生が日本語初級ということもあり、Knox生も笑顔で若者言葉を入れない丁寧な日本語でゆっくりとコメントを投稿してくれ、相手の立場に立って語彙や話し方を変えてくれました。

Knox生もGOA生の家族のプレゼンテーションを聞いて、例えば自分の家族構成や名前、職業、年齢など英語でいえるかというのも是非トライしてほしいなと思います!

そして、時間を空けて先日一度限りの自由参加の同時交流を行いました!

皆それぞれに通学している学校がある関係で、今回はあいにく春学期と重なった学校が多くて出席者が少なくなってしまいましたが、逆に少人数の交流となりフリートークも盛り上がっていました!

特に中高生にとっては残り少ない同時交流の場で、たくさん話すことができたのではないかなと思います!

後日談となりますが、同時交流を行ったGOA生の一人から「Knoxのみんなともっと話したい!」とメールアドレスを送ってきてくれました。Knox生もとても嬉しく思いました!今後もプログラムを離れても、学校を超えて、国を超えて、ぜひ交流を続けていってくださいね!
 
交流、お疲れ様でした!
 

【Global Talk!2022-23】Session31 ODU-3 x Knox

秋に交流したODU生と引き続き春にも交流できることになり、先日同時交流を終えました!

 当日は、ペアを変えて以下の2ROUNDで交流をしました。

  • Round1 : 日本語のみx20min
  • Round2 : 英語・日本語(なるべく自分の学んでいる言語で)x20min

 日本語を学んで約半年のODU生とのSessionで、今回は「事前タスクなし」そして「フリートーク」の一度限りの同時交流です。

 全員で集まると早々にブレイクアウトルームに分かれて話をしてもらいました。まずは「日本語」の時間です。それぞれに自己紹介を終えると、ODU生が日本語の質問をKnox生に投げかけるところから始まったルームが多かったように思います。(ODU生がこの日のためにしっかりと日本語を練習してきてくれたのだなというのがKnox生も伝わったのではないでしょうか)

あるルームでは、Knox生の名前が聞き取れなかったようで、ODU生がとても丁寧に「すみません、おなまえ、もう一度いいですか?」と日本語で聞き返していたり、自己紹介を早々に終えて「好きなスポーツはなんですか?」や「旅行はどこに行きたいですか?」と習った日本語を一生懸命に質問するODU生の姿が見られました。

Knox生も相手の日本語のレベルに合わせて早口にならないように、そして難しい日本語は使わないように。通じなさそうであれば、言い換えをしながら会話をしていました。そのおかげもあり、大体5分もすると両学生から笑顔が見られ、リラックスしている様子!

あるルームで、「私は日本語を勉強していますが、全然得意じゃない!」と謙遜しているODU生もいましたが、参加したKnox生全員から「約半年でこんなに日本語が話せることに驚いた。」と感想を受けました。ぜひ自信を持って、もっともっと日本語を好きになってほしいなと願うばかりです!

Knox生においては、ODU生8人 x Knox生8人のペア交流ということもあり、いかに日本語を上手にリードをしながら会話を盛り上げられるか、そして日本語が通じなかった場合に英語でも説明ができるのか?個人の力が問われたと思います。

思い返すと、Global Talk!を始めた秋頃、「フリートークって何を話せば良いのだろう…」や「ペア交流だと時間がたっぷりあって、無言になってしまった..」と振り返りをもらったこともあったり、「気まずい空気になったらどうしよう…」と悩んだりしたこともあったと思います。

そんな学生たちがこの半年間でこんなにも各ブレイクアウトルームでペアでの交流を、さらにはフリートークを楽しそうに話をしている様子を見て、英語力はもちろんですが、なんだかひと回り、ふた回り人としても成長したなあ….と感慨深くなりました。

感想も秋の時の流と比べると自信がついて堂々と外国人の生徒さんたちと会話を楽しんでいる様子が伺えて、とても嬉しいです!

相手が大学生であるということが逆に安心感を生み、いつも以上にリラックスして会話できました。また日本語の時間が先にあり、そこでお互いのことを知り合った上で、英語で少し深い話が出来たので良かったです。日本語を6カ月しかまだ学んでいないのに、もうかなり話せるようになっていることに驚き、授業の質の良さや練習量の多さを感じました。語学が好きで、フランス語や中国語を勉強してるということを話したら、アメリカの学生もフランス語を勉強していたということがわかり、「名詞を覚えるのが大変だよねー!発音難しいね。」などと、かなり話が盛り上がりました。お互いの文化について話すのは学びが多いし楽しいけれど、敢えてどちらにとっても異文化であることについて話すことで、同じ感覚のもとで話が出来ることを発見しました。(どちらかの文化についてだと会話において軽い上下関係ができてしまい、話しづらく感じることもある。)特に英語のときにはノンストップでどんどん話すことを意識したので、1時間という長くはない時間でしたがすごく達成感を感じました。
とても楽しく交流することができました。日本語を使う時間はお互いに言い換えをしながら、相手に伝わるように工夫して話すことができました。その後の英語の時間でうまく伝わらなかった部分を確認して、納得することができました。相手の学生と共通の趣味を見つけることができて嬉しかったです。
フリートーク要素が強く,相手もとてもフレンドリーで穏やかだったのでとても話しやすかったです!!聞き取れなかったところはしっかりと聞き返してくれたので,こちらもしっかりと理解した上で話していこうという姿勢をもてました。ハロウィーンのこと,大学のこと,アニメやスポーツのことなど,たくさんお話しできました。夏に日本に来る人や交換留学で来る人も多いと聞きました!
とても楽しかったです!テーマが決まっていないと話したいことを話せるので、短い時間内で充実した交流をすることができました。

今回の交流もお疲れ様でした!

Global Talk 2022-23も終盤を迎えました。みなさん、悔いのないように最後まで一緒に走り切って楽しみましょう!

【Global Talk 2022-23】HBA生とのSpecial交流

 こんにちは!やわらかな春風に心華やぐ季節となってきたように思うこの頃、今年の日本では、桜の開花が全国的に平年より早いと予想されていて、東京では3月22日に東京で全国で最初の満開が観測されました。これは記録的な早さとなった2021年に並ぶ満開日で、平年より9日早い満開だそうです。(参考:https://n-kishou.com/corp/news-contents/sakura/) 

 そして、そんな季節に合わせて、ハワイ州にある私立高等学校 Hawaii Baptist Academy (以下HBA)の皆さんが日本に修学旅行で来てくれることとなり、そのタイミングに合わせてKnox生との直接交流が実現することとなりました!!(なので、本日はGlobal Talkの主となる、オンラインでの同時交流や非同時性交流ではなく、なんと直接会って交流することができたSpecial交流についてのお話です!)

【交流の1日の流れ】

  • 9:30- HBA生とKnox生集合
  • 9:40- 13グループ(HBA生2名 x Knox生1-2名)に分かれて、自己紹介
  • 10:00- Knox生が名所を案内!(通訳となって、グループメンバーに英語で各所を説明!)
  • 11:30- ゲーム
  • 12:30- 解散

 実はKnoxのスタッフもKnox生と直接会うのは初めて!直接会うとまた別の新鮮さがあり、すごく嬉しかったです!また、Knox生同士も初めて直接会えたので、集合場所では緊張気味のようでしたが、すぐに打ち解けてHBA生が来るのを待っている様子が見られました。

 Knox生は、Global TalkでいくつもSessionを参加してきた学生たちなので、いつしか外国人相手でなくとも「初対面」の人との対話スキルも知らず知らずに培っているのではないかなと思いました。それは、社会に出ても必要になるスキルなので、自信を持っていってほしいなと思います。 

 HBA生が到着するや否や全体での挨拶も早々に、すぐにグループに分かれて「自己紹介」タイムに入りました。正直、恥ずかしがってなかなか会話が弾まなかったり、ダンマリしてしまうグループもあるのではないかと不安はありましたが、HBA生みなさんがすごくフレンドリーで明るかったことと、Knox生も「おもてなし」の精神を発揮し、どこのグループも笑顔に溢れていました!(そして何よりも、今回の交流に有志でサポートに入ってくれた大学生3人の力も大いにあると思います!)

 

 自己紹介後は、アイスブレイクとしてHBAの先生がおすすめしてくれた日本人としては馴染みのあるゲーム、「あっち向いてホイ」をしているグループもたくさんあり、こんなにも盛り上がるのだなと見ていて笑みがこぼれました!

 

さらに、HBA生からはたくさんのお土産をこの時間にいただきました!手作りのレイやHBAのマスコットシールやお菓子などなど、思わぬ贈り物に緊張もよりほぐれ、Knox生も心から喜んでいました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 どのグループも緊張がほぐれたところで、Knox生は今回のメインイベントでもある、ツアーガイド(通訳)をするために移動を開始しました。事前準備として各所の説明を英訳をしたり、練習をしてきてくれたKnox生。それぞれにiPadやスマホ、紙に訳したものを手元に用意して一生懸命に英語を読みながら、手振り身振りでHBA生に説明をして行きました。HBA生も日本の歴史に触れることも出来たようで熱心に話を聞いてくれる姿勢がKnox生には何よりも嬉しかったことと思います。

 事前に練習してきたとはいえ、「完璧な通訳ができた!」というKnox生は少なかったかもしれません。時間制限のある中で通訳をするため、少し時間が足りなくて途中で歩き出さなければならず、歩きながら説明していたグループや、英語が少し難しくて発音が不確かなところをHBA生に確認してみて、意味を聞いてみたりするグループもありました。でもそういった時に「ダメだった」「できないかも..」と落ち込まずに、最後まで諦めずに楽しめた自分を褒めてあげてほしいです!

 また、途中途中で事前の英訳にはないところを訳す場面もありました。フォローに入ろうかな?と思っていましたが、どのグループもKnox生は躊躇なく自分の持っている単語力で訳している様子を見て、素直に頼もしいなあと思いました。

 HBA生もKnox生の一生懸命さをすごく感じ取ってくれて、都度鼓舞してくれたり、「一人でこんなにたくさん通訳してくれて、疲れちゃうよね!ありがとう!」と気を遣う言葉を投げてくれたり、とても良い雰囲気でアテンドをさせてもらうことができたのではないかなと思います。

 長時間歩きながら通訳を終えた後は、一息つくために室内に入り、交流をしました。室内での交流で英語への通訳が必要な場面は通訳を、遠藤梢子さん、角本花菜さん、石母田鈴さん、の三名が担当してくれました。しっかりと準備をして臨んでくれたので、難しい専門用語も含めた説明でしたがしっかりと通訳をしてくれました。

 ゲームはKnox生からと、HBA生からの二種行いました。まずは体操ゲーム!ルールは簡単です。

  1. 見本の体操をKnox生のみが見る。(HBA生は目を閉じる)
  2. HBA生にその体操の動きを「英語のみ」で説明する。
  3. 正しい動き(体操)になったかを確認!
  4. またその逆にHBA生がKnox生に「日本語のみ」で実施。

ジェスチャーを使用せずに英語のみで説明するため、苦戦している様子も見られました。”Swing..! umm.. yes! circle… turn your head ! 8times!” と言ってみると、8回首を回してくれたHBA生に対し、 “No, ummmm 8 counts だ!”と訂正しながら、8カウントで1回首を回す体操の説明をしてみたり。ジェスチャーなしだと微妙な英語のニュアンスの違いや単語の違いを確認できたのではと思います。

また、次のラウンドではHBA生のみに体操を見てもらい、Knox生に「日本語のみ」で説明をしてもらいました。背中をそった体勢になる体操でした。「Back ..せなか…. うーんと… まげる」と説明するとKnox生が前方に倒れたので「No! This way! はんたい!」というとKnox生が「そる、ね! 背中をそる!」と教えてあげていました。

体操ゲームでは、ついジェスチャーが出てしまうチームもありましたが、とにかく楽しんでいたことが何よりでした。正解が発表されると「おおお!」と拍手して盛り上がっていた姿が印象的でした。

 その後はHBA生からはハワイの歴史ゲーム。

ハワイと日本はつながりが深く、その歴史を知るきっかけになるクイズで、両学生にとって興味深い内容だったと思います!中でも面白かったのが、「ハワイで日本にルーツを持つ日系アメリカ人の名字の中で一番多い苗字は何か?」です。正解は….”Nakamura”さんとのこと!初めて知りました。
また、勝ったグループにはハワイのおやつがもらえるということもあり、各グループ白熱していました。

 ゲームやクイズを堪能後、いよいよお別れの時間が近づいてきました。なんだかあっという間の時間だったのではないかなと思います。 

 約3年前にコロナが猛威をふるい、HBA生の日本への修学旅行も中止となっていたとのことですが、少し緩和されてきたこともあり実現できた今回の交流です。Global Talkを通じて常々感じることではあるのですが、やはり同年代同士で言語の交流をすることは、その言語を取得する上でとても楽しい経験となり、そのモチベーション向上に直結すると確信しています。

 そして、その笑顔の瞬間に携われているときが本当に心躍るときでもあります。

 

HBA生のなかには今年の夏に日本の大学に入学することが決まっている子もいると伺いました。それぞれに個別の連絡先を交換していたので、この交流を大切に今後の未来を思いっきり楽しんでいってほしいなと思います。

 

 参加してくれたKnox生のコメントも載せます。みなさん、お疲れ様でした!

今までどの交流もオンラインだったけれど、初めて対面して直接現地の子と話せたことが嬉しかったです。最初は楽しんでくれてるかとかちゃんと自分の英語が伝わるか不安だったけれど話していくうちに慣れてきたり、同じグループのHBA生が自分や日本についてたくさん質問してくれたので私も相手も楽しい時間になったと思います。相手の子の話を聞いているうちにハワイに行きたくなってしまいました。また、日本の政治や天皇など社会的な分野での英語が慣れていなくてすごく難しくて直ぐに答えられない質問が多かったので、もっと頑張ろうと思いました。
初めての対面交流で、Knox生含め画面越しでしか会ったことのない方々に会えて嬉しかったです。用意してきた説明を全部読み終える前に、次の場所への移動が始まってしまったのが悔しかったですが、要点をまとめて伝えるための良い機会になったと思います。このプログラムに参加していなかったら経験できなかったであろう素敵な経験でした。ありがとうございます!
沢山の刺激があり本当に良い思い出になり、さらに国際交流の経験をしたいと強く思いました。国際交流は特に、一期一会の側面が強くあり、出会った友達と一生または当分会えなくなることが多いので、別れの際は悲しかったです。 貴重な交流に参加をさせていただきありがとうございました。

 

【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-3

第三回のYale x Knoxの同時交流が終わりました!

(第一回目、第二回の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1  と【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-2 を是非読んでください!) 

今回の議題は「AI・テクノロジーの発展」についてです。

Yale/Knox生混合の「賛成」「反対」派のチームに分かれ、ディベート形式で議題について日本語と英語で対話をしながら意見交換をしていくという交流でした。

今回の事前タスクは、

・AIと戦争の恐怖
・初音ミクと結婚した男性
・2045年問題 AIが人類を超える
・デジタルクローン時代
・イーロンマスクの警告

の5本の動画を観て、デジタルクローンやAIにおいての理解を深めること。そして、

(1)デジタルクローンの世界に対して。
(2)AIは更に発展した方がいい。

の二つの議題において、賛成・反対どちらの意見も用意しておくこと でした。

Yale生もKnox生もお互いの学習言語でディベートに必要な日本語、英語を調べて当日挑みました!

当日の流れとしては、以下の時間配分を2ラウンド行いました。

・賛成・反対派に分かれてBreakout room で戦略を話し合いディベートを進める(10min)

・討論を開始(15min)

・話し合い(10min)

最初の議題は(1)デジタルクローンの世界に対して。Yale生もKnox生も「日本語のみ」で割り振られたチームで意見交換の開始です。

ほとんどのチームが、Breakout Roomに入るや否や、お互いの意見を速やかに出し合い、それに対して、反対の意見のチームが何と言ってきそうか?を想像しながら、対策を練っていました。

また、「討論は15分だから、たくさんの意見を言うよりも二つくらいに絞って、それを軸に意見を固めよう!」と時間配分も気にしながら戦略を立てているチームもいて驚きました!

デジタルクローンのテーマにおいては反対派が「最愛の人が亡くなった場合に、デジタルクローンである程度一定期間悲しみは乗り越えられるかもしれないが、「死」を乗り越えることができなくなって「依存」をしてしまった場合、将来的には少子化につながる危険性もあるんではないか?」と意見をぶつけると、賛成派のチームは、「最愛の人が亡くなってしまった場合、ある程度の「嘆き(greiving)」を抑えることができるのは、良いことではないか。人間の私たちがデジタルクローンをうまく活用することや選択できることは悪いことではない。」と懸命に主張を曲げずに論じていました。

討論の内容はもちろん大事ですが、作戦を練っている中でYale生が「greivingってなんて言うのかな..」と悩んでいると、Knox生も初めて聞いた言葉だったようで、すぐにチーム内で電子辞書やスマホで調べ「嘆き・深く悲しむ・悼む」と出て、お互いが「へええ!」となっている様子もGlobal Talkの醍醐味だなと思いました。

他のRoomでもお互いがわからない単語やすぐに聞き取れない言葉はZoomのチャット機能を用いながら教え合うのもスムーズにできるようになり、板についてきたように思いました。両学生、きっとここで知った単語は忘れないのではないかなと思います!

続いての議題である(2)AIは更に発展した方がいい は、「英語のみ」で討論を行いました。

Knox生は事前に調べてきた英単語を使用しながら主張を述べていました。

また多くの反対派のチームは「AIが発展しすぎることによって、様々な仕事や雇用に変化が起きて、より格差社会が生まれてしまう。」とAIに仕事を奪われてしまう危険性を論じていました。

賛成派の意見で印象的だったのは「たとえば、教育格差からの視点で見た場合、先生の知識などをAIにインプットさせて、どこでも一定の教育を受けさせることができるようになるのではないか。」ということ。

必ずしも自分の意見と合ったチームに入れなかったと思いますが、多角的な視点で物事を考えざるを得ない状態になることで、こういった意見が出てくるのはやはりディベートならではなのかなと感じました。

しかし、各議論の後には、「本当は自分の意見としてはどう思うか?」の話し合いの時間も設けられていたので、気持ち的にも消化不良にならずに交流は終えられていたのではないかなと思います!(この時間はどちらの言語でも良いとなっていたので、それぞれのRoomで違いがありました!日本語のみのRoom、英語飲みのRoom、英語と日本語ミックスのRoom色々で興味深かったです。)

とにかく、両学生の笑顔と会話量が、回を重ねるたびに増えているのも嬉しいことです!

これからYale x Knoxの交流は、Final Projectに向けての準備に入ります!内容も含めて、お楽しみに!

それでは、今回参加したKnox生から届いた感想です。お疲れ様でした!

話のテーマが専門的で、議論をするのが難しかったですが、賛成派主張→反対派主張→互いへの質問&反論といったように比較的うまく議論が回せた気がします。また、Yale生の「自らの主張の基礎を述べてから肉付けしていく」という論理展開が頭に入りやすかったので、今後の参考にしたいと思いました!次に備えて、接続詞(According to~)などの論理語の英語を今一度固めておきたいと感じ、また一つ楽しみが増しました!
AIとテクノロジーという日頃深く考えた事のないトピックだったため難しいと感じる部分もありましたが、お互いの意見や発展することによる利点、難点など「確かに!」という気づきも沢山あったので、参加できてとても良かったなと感じました!また日常会話ではなく、テクノロジーなどに関する英単語など事前に調べたりして、新しいボキャブラリーを増やすこともでき、ペアの方の話の理解度が高まったので、今後は日頃馴染みのないトピックなどに関する英単語も調べてみようと思いました!
自分の本心と逆の立場で意見を出して英語でディベートをするのは難しかったですが、AIとテクノロジーについて多角的に見ることができました。英語の時間と日本語の時間が分かれていたのはわかりやすかったです。

【Global Talk 2022-23】第7回インターカレッジ日本語テーブル

アメリカと日本の学生が日本語で交流する《インターカレッジ日本語テーブル》第7回目が開催されました。


これはアメリカからは計6校【ハーバード大学、コロンビア大学、イェール大学、ブラウン大学、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校、ペンシルベニア大学】の日本語学習者のみなさんが、

日本からの【慶応大学、Knox English Network(Global Talkプログラム】の学生と、日本語にチャレンジし、会話を楽しむオンラインによる交流プログラムです。

2023年2月4日は、Knoxがホスト校を担当となりました。
トピックは《日本・アメリカおもしろクイズ》。

折角なら、とKnox生から
Knox生に質問を考えてもらい、「日本のコレ知っていますか?」「アメリカに対するこの知識あっていますか?」というテーマで色々クイズを作りました。

トピックは《日本・アメリカおもしろクイズ》。
Knox生に質問を考えてもらい、「日本のコレ知っていますか?」「アメリカに対するこの知識あっていますか?」というテーマで、色々クイズを作りました。

そして今回は、MCもモデレーターもKnox生が担当しました!MC、モデレーターに手を挙げてくれたみなさん、ありがとうございました!学生のみなさんには普段あまりない貴重な経験ができたのではと思います。

交流では、アメリカと日本の学生が混ざった各グループに分かれ、ルームごとにクイズに挑戦していきます。クイズをアメリカの学生にもわかるように言葉を選びつつ、クイズの答えも考え、さらに話題を広げて会話を増やし、盛り上げていく、というのが難しいポイントでしたが、クイズも同年代ならではの視点も多く、楽しそうに話が弾んでいました。

特に日本語ネイティブのKnox生は、自分が話す日本語を、相手の日本語のレベルに応じて分かりやすく言い換えることが必要だったり、普段あまり使わない表現を探したり、難しことも多かったかと思いますが、とても一生懸命にアメリカの学生達に理解してもらえるよう頑張っていました!

★参加した感想をいくつか紹介します★

「今回初めてモデレーターを担当しましたが、うまく質問できるか、分かりやすい日本語に臨機応変に切り替えて説明できるか緊張しました。でも他のメンバーが助けてくれて、英語で説明してくれたり、相手からも質問をしてくれたりと、想像より楽しくディスカッション出来たのでとても嬉しかったです。」

「アメリカの学生3人と日本人3人で行いました。アメリカの学生の日本語力は皆同じくらいで、日本人はアメリカに対してこんなこと思っているの??と盛り上がりました。」

「アメリカの学生たちが、自分の日本語が通じたと分かった時に嬉しそうな顔をしてくれたので、やりがいがとてもありました。少し難しい日本語でも簡単な言葉を使って説明すると、理解できたと頷いてくれたのは印象的で、嬉しかったです。短い時間の中で、互いの言語の壁を乗り越えられたような気がして、楽しかったです!」

みんなが楽しい時間を過ごしてもらえて良かったです。
今回の経験が参加してくれた皆さんの今後の役に立てたなら嬉しく思います。

【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-2

イエール大学との第一回目の交流から3週間後、第二回目の交流の日がやってまいりました!(第一回目の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1を読んでください!)

今回の議題は「日米の教育制度」についてです。

第一回目同様グループディスカッションで、議題について日本語、英語で対話をしながら掘り下げていくという交流です。

事前タスクとしてKnox生には

  • アメリカの教育制度に対する疑問点(英語)
  • 日本の教育制度の問題点(英語)
  • 問題点を改善するための方法-自分が親、教育委員会、文科大臣、総理大臣だったら?

の考えを提出してもらい、交流時に話す考えをあらかじめまとめておいてもらいました。

また、第一回目の交流時に「わからない単語があったがその時に聞けずに終わってしまった..」という反省点を挙げてくれたKnox生もいたので、トピックの内容とは別に「自分がわからないことは他の人もわからないだろう」という気持ちや聞く勇気を忘れずに、その場でわからない単語や表現をチャットなどで書き留めて最後にShareをすることも重視しました。

Break Out Roomでの様子はというと、

第二回目ということもあり、リラックスした様子でトピックの話題を話す両学生たち。

Yale生より「日本は、「学歴社会」ということばがあると聞きました。」と話題を振られるとKnox生も「ちなみに、「学歴社会」って英語でなんというのですか?」という質問へ。「一言で表すのは難しいけど、調べると”Meritocracy”ですね、でもどちらかというとポジティブな意味合いで使用することが多いのですが、日本での「学歴社会」はネガティブな意味あるんですよね?」と素朴な疑問点なども含めながら、深い話ができていたように思います。

そのほかのRoomでも「日本の大学では「フル単」ということばがあってね。」や「そういえば、「詰んだ」って英語で何ていうのですか?」など議題のテーマに添いながら、実際の大学生が使用する英語や日本語を交換している様子も垣間見まれました。

参加してくれたKnox生の感想も紹介します。

今回のセッションでは、偏差値という自分自身もあまり知識がないことを英語で話すことになり、自分自身の持つ興味関心のアンテナを広げるだけでなく、何となく知っていることをしっかりと母語で理解する重要性を認識することができました。 また、「教員の質の格差」という日本もアメリカ共通の問題について話す中で、同様のテーマでも結果が出てくるまでの流れや結果が出てからの人々の動きの違いに気づくこともできました。英語でしゃべるのは大変でしたが、楽しく過ごせました!ありがとうございました。
大学院進学について話しました。日本とアメリカは傾向が正反対でとても興味深かったです。日本では大学院に行っても修士号までしか取らない人が多いですが、アメリカでは修士はあまり価値がなく院に行くなら博士号まで取るという人が多いそうです。お互い共通点もありましたが、驚きもたくさんあり、とても勉強になりました。
チャットに新しく知った単語を残すことで、新たな英単語を学ぶ量がいつもよりも増えた点がよかったです。Global Talk!はいつも英語学習のモチベーションになっています!
日本とアメリカの違いだけでなく、東京と沖縄での違いも発見する事が出来たりして、多くの発見がありました。具体的な案をまとめる事は出来ませんでしたが、お互いの国の課題点と「こうした方が良いのでは?」と言うアイデアがそれぞれで交換する事が出来たので、とても良かったです。

皆さん、お疲れ様でした!

また第三回目の交流でお会いしましょう!