【Global Talk!】Session-4 Harvard/Brown/Knox

このSession4では「 Gender Equality」をテーマに、ハーバード大学とブラウン大学の学生と、Knoxの大学生が課題に取り組みました。

まず、用意された二つの動画を見てそれぞれ感じたことや意見を書き出していきました。
この動画は、一つは女の子らしさのイメージや固定観念についてをテーマにした「Like a girl」というCMで、もう一つは、食品メーカーの「味の素」のCMで、日本における母親像をテーマにしたものです。

「この動画で自分も固定観念を持っていることに気づいた」
「決められてもいないのに役割が自然と決まってしまうような場合に問題が起こるのでは?」
「Gender問題で男女ともに生まれる不利益とは男女が「対立関係」に捉えられがちである点だと思う」
など、参加したメンバーからは様々な角度からの多様な意見が出されました。

ここではこの問題について、しっかりと深く考えて欲しいため、あえて日本語での書き出しとしました。

その後、グループに分かれてジェンダー格差の問題が顕著に表れている国、または改善されている国について、グラフ等を使って現状や問題点と理由を説明をするスライドを作成し発表しました。

男女間の賃金、教育の格差による問題点や、家庭内だけにとどまらず政治の世界での男女の役割の固定観念による格差など、私たちを取り巻く問題点が多く取り上げられました。

そして、小グループでのディスカッションを経て、三校合同会議を開催。

この合同会議でも少人数にわかれたBreakout Roomsでディスカッションを実施。

「この問題を解決するために社会ができること」「個人ができること」
この二点に関して、Harvard大学、Brown大学、そしてKnoxの学生たちが二カ国語で話し合っていきました。

準備をして臨んでいるとはいえ、英語で難しい課題について発表するのは、とても緊張することだと思います。

 

 

 

 

 

 

そんな中、参加してくれたメンバーの皆さん、お疲れさまでした!
とても良い経験ができたのではないかと思います。

今後のSessionも頑張ってくださいね!

【Global Talk!】Session-2 UNIS/Gender Issues

Session2は、トピック”Gender Equality”で、NYにある国際国連学校(UNIS)との交流。
UNISは幼稚園から高校までの私立校で、交流はUNIS生の高校生と行います。

まずFlipgridを使って自己紹介からスタート。

 

 

 

 

 

 

なんとなくまだみんな緊張感があるような顔をしていますね。

次はペアになって、オンラインで「Tradition and Gender Inequality」について話し合いました。
トピックは、3つ。
1) 伝統と男女差別(日本語)
2)    You and Gender Inequity (English)
3)    流行り(はやり)(日本語と英語)/ Popular things (Japanese and English)

今回は、トピックによって言語を分けて行いました。お互いに学習言語でのディスカッションは難しいことがたくさんだったと思いますが、それぞれに楽しく笑い顔もたくさんみれました。時差があるため、週末の約1時間、アメリカの朝・日本の夜で調整して行いました。

ディスカッション後には、自分の感想、得たこと、感じたことなどを自由に英語で書いてもらいました。
短い感想のはずでしたが、とてもUNIS生とのディスカッションが楽しく、感じたことが多かったせいか、みんなとても長文で書いてくれました。

 

そして、さらに男女格差問題を深く知るために、2014年に親善大使に任命された女優のエマ・ワトソンさんが国連で行った「He for She」のスピーチ動画を見ました。

 

 

 

 

エマ・ワトソンさんといえば、ハリーポッターシリーズのハーマイオニー・グレンジャーの役として世界的に有名な女優です。
このスピーチで、ジェンダー平等実現へのアクションへの理解を深め、より自分たちの作るコマーシャルをどのようなテーマで、どう展開させていき、どんなメッセージを訴するのかを考えました。

 

 

いよいよ最終プロジェクト「男女平等を訴えるCM作成」に入ります。

どんなCMを作成するか、2回目のオンライン・ミーティングを行いました。
時差の関係で、二つのグループに分けての実施です。
それぞれにミーティングまでに各自でまとめた自分の考えを、ミーティングで発表しあいます。

 

 

 

 

 

 

 

前半チームでのグループ写真、パチリ。

そしてミーティング後に約2週間かけて、UNISとKnox生は日本・アメリカと離れていますが話し合いを続け、ペアで協働CMを作成へと続きます。
すぺてのペアが、一分程度のCMを、日本語・英語の2本立てで作成します。

どんなテーマにするのか、対象者は、画像は。そしてそのストーリーを考え、セリフを作り、作り上げていく。
これだけの作業を日本・アメリカで離れた場所に住んでいるペアとすすめていくのは、簡単なことではありません。

出来上がった協働コマーシャルは、どのグループもとても素晴らしい出来栄えでした!

あるグループは、ディズニープリンセスを取り上げ、かつての女性(プリンセス)の幸せ=(王子様)結婚という価値観が、だんだんと変化していることから、プリンセスに続き、自分たちもアクションを起こす大切さを訴えました。

また、別のグループでは、男女の識字率の違いや教育の格差の大きい国が存在することについて、問題提起しました。
そんな中で、ボランティアや寄付、身近な人々に現状を伝えていくことなど、自分たちがすぐに取り組めるアクションについて提案していました。

 

日本とアメリカと離れた国にいながら、さまざまなアプリやSNSを駆使しながらの協働作業。
すべてのプロセスを指導者側が指示をするのではなく、タスクだけを渡し、そのやり方は各ペアに任せてその協働作業を行っていきました。

「できませんでした」となってしまうペアが出るかも、と思っていましたが、そんなペアは一つもなく、それどころか非常に完成度の高いものを
日本語・英語で作成してくれました。

UNIS生、Knox生、お疲れ様でした!
きっと大変なこともあったと思いますが、とても皆さん頑張りました!

この活動がきっかけになり、英語への学習意欲や海外で学ぶ気持ち、もちろん男女格差問題についても前向きになってくれたら大変うれしく思います。

約3か月に渡った Session 2-UNIS 《Gender Issues》の活動は、これでいったん終了になります。

まだまだ他のSessionsは活動中です。

America Dialogue Tama Vol.30 開催報告

アメログ多摩Vol.30が終了しました。

トピックは【アメリカ大統領選挙】
とてもタイムリーなトピックだったこともあり、多くの参加登録をいただき、キャンセル待ちの方が多くいました。

 

スピーカーのBonnieさんは、アメリカの選挙権は何歳からもてるのか、どんな人に選挙権が与えられるのか、など基本的な「アメリカの選挙」に関して話してくれました。

そして、アメリカの大統領選挙に立候補するのにはどうしたらいい?
など質問を交えながら、進められていきました。

 

 

このイベントは参加型、としています。

英語が出来る、出来ない、に関わらず、「英語を口にだすこと」を全員の方に頑張ってほしいので、少人数にわかれてのディスカッションを数回実施しています。わからなかったら日本語でもOK, でもその際には他のメンバーがサポートをして、ディスカッションを進めていきます。

2回目のディスカッションは「大統領とペット」
今まで歴代のアメリカ大統領が飼っていたペットが紹介され、へぇーーとなる場面も。

大統領がペットを飼うということは、どのような効果があるのだろう?
ペットのいる人に対して、多くの人はどのような印象を持つ?

少人数のディスカッションに分かれて、みんなで考えます。
各グループでリーダーに指名された人を中心に、ディスカッションは進めていきます。

  

Facilitatorとして参加してくれたAdamさんは、各グループを回りながら、ディスカッションで困っているところがあればアドバイスを、または時に笑いを作ってくれ、緊張しそうな英語のディスカッションをなごませてくれました。

最後のディスカッションタイムは「自分たちでキャンペーンを実施!」
各グループの中から候補者を決め、スローガンやターゲットとする層、ポリシーなどを決めていきます。

ディスカッション後には、それぞれのリーダーがどんなキャンペーンを企画したのかを発表してくれました。
どのグループのリーダーも楽しそうに候補者や、スローガンを話してくれたのが印象的でした。

オンラインでのイベントのために、鹿児島や北海道、または沖縄など様々な地域から参加してくれました。
少人数のグループを多く作りディスカッションを増やし、発表者も全員が係る形にできたのもオンラインだからこそ。
とても理想的なイベントとなりました。

参加者の皆さん、そしてスピーカーのBonnieさん、FacilitatorのAdamさん、ありがとうございました!