【Global Talk 2022-23】Session22 UNIS x Knox

Session22は、UNISの9年生13名とKnoxの中・高校生メンバー12名で、UNIS生が日本語のクラスで学習している日本食について交流をしました!今回はなんとUNISの実際の授業にKnox生もオンラインで参加をさせていただけるという貴重な体験をさせていただきました。

交流前、まずはFlip, Padlet, Jamboardと3つのアプリを使用して以下のタスクを進めていきました。

  • Flip:自己紹介を投稿!
  • Padlet:UNIS生からの「日本の食生活について」の質問の動画投稿にKnox生がテキストで返答。
  • Jamboard:Knox生は「普段食べている和食」を。UNIS生は日本語のクラスで勉強をした「和食」の写真やイメージ画像を貼付。

FlipとPadletでは、UNIS生もKnox生も「英語」と「日本語」の両言語でアウトプットに挑戦しました。

自己紹介の中で、UNIS生が好きな食べ物として「稲荷寿司」や「しゃぶしゃぶ」を挙げてくれていて、日本食を気に入ってくれていることが嬉しく思いました。

また、Padletでの質問動画の中には、「本当に日本人は一汁三菜ですか?」や日本の主菜は何が人気ですか?」、「最近の和食に変化はありますか?」という日本人としてしっかりと答えられるようにしておきたい質問ばかりで、Knox生も同年代の外国人からの日本食に対しての質問はすごく勉強になったのではないかなと思います。

そして、Jamboardに両学生があげた「和食」の写真をメインに使いながら、同時性交流の日がやってきました。

 

■Knox生が載せた「和食」のイメージ写真

 

 

 

 

■UNIS生が載せた「和食」のイメージ写真

 

 

 

 

Knox生にはそれぞれで普段食べている「和食」の写真やイメージをUNIS生へ見せられるように準備をしてもらい、

① ペアになって自分の食生活について話す(日本語中心)(7分x3回) 
②和食・食生活について全員で話し合い (英語中心) :20分

の流れで交流スタートです!

UNIS生にとっては日本人ネイティブとオンラインで交流するのは初めて!とのことでしたが、ペア交流の回数を重ねていくと、恥ずかしがっていた学生もすごく笑顔が溢れ、たくさんの日本語を発してくれていました。

Knox生も食生活において「栄養は自分ではあまり気にしていません。」と話した際に「えいよう?」と聞き返されたので、「えっと、英語で栄養ってなんていうのかな.. Healthy うーん。」と悩んでいると、すかさずUNIS生が “Oh! Nutrition?” 「え?もう一度いいですか?」”Nu-tri-tion!” 「あーー!!」と意思疎通をしている光景を目の当たりにし、きっとこういう会話をした両学生はこの単語は記憶に残って忘れないだろうなと思いました。

Knox生は、授業(交流)の最後に質問をする時間も設けていただきました。誰も手を挙げないかな?と一瞬頭をよぎりましたが、そんな不安をよそに、積極的に挙手をする姿を見て、Global Talk!をはじめた最初の頃と比べるとすごく成長したな、頼もしくなったなととっても感慨深かったです!

「日本には家庭科という授業があって栄養について学ぶ機会はあるのですが、アメリカにはそういった授業はあるのですか?」や「お正月のときは、アメリカでは何を食べるのですか?」と英語で質問をさせていただけたり。実はアメリカでは家庭科の授業はあるが、学年ごとに学ぶ内容が変わっていて、9年生の今は世界の栄養や医療保健について学んでいると知りました。また、お正月は特に食べ物に関しては普段と特に変わらない家庭もあれば、自身の国籍のルーツの食事をとる家庭もあるとそれぞれ個々の楽しみ方があるようでした!

私自身も改めて日本食、和食の素晴らしさに触れることができました。

そして、外国の学生さんの思う「和食」としての「寿司」「たこ焼き」「お好み焼き」「カレー」「天丼」「刺身丼」「焼きそば」(「カニカマのサラダ!」を出してくれたUNIS生もいました♪)と日本人の想像する「和食」の違いも写真で可視化することで、相違点や類似点について掘り下げて話をすることができました。

このSessionに参加したUNIS生からの感想で印象的だったのは、「多くのKnox生は、「一汁三菜」は意識していないと言っていたがほとんどの人が「一汁三菜」のご飯を食べているところが興味深かった。」と書かれていたことです。

「一汁三菜」が意識せずとも食卓に並ぶのは日本人としても大切にしていきたいところですね!

最後に参加してくれたメンバーの感想を一部紹介します。

刺身丼が好きだそうで、その愛を語ってくれる人がいました!また、こちらが卵焼きを紹介すると食べたことのある人がいました。詳しく聞いてみると、お母さんが日本に留学した経験があり、卵焼きを作ってくれたことがあるそうです。なんというか、世代を超えて繋がっていくと良いなと思いました!しかし、ふりかけの説明に苦戦し、準備不足を反省しました。 何か単品の、特定のものが和食というより、多種多様な食材で作られたバランスの良いものが「和食」であるように思いました。改めて、日本食は彩が良いなと。 また,UNISの授業の雰囲気を知ることができたのもとっても刺激になりました。私自身教育に強い関心があるので、今後の自分のキャリアにとっても貴重な経験だったと思います。本当に楽しかったです!
1対1のルームでは、沈黙をつくらず沢山話したり質問しあったりできて楽しかったです!
事前に準備しておいたお陰で、例えば納豆を紹介する際に、Nattoと聞いてピントきてなさそうだったら、どういうものか説明を加えるなどの工夫ができたので良かったです。
アメリカの食事についてハンバーガーとフライドポテト、といったイメージがあるが実際はどうなのだろうと聞くと、1週間に1度ほどしか食べないと言っていたのが1番驚きでした。学校で習うような英語表現だけではなく、実際にネイティブが使うような表現で豊かに話せるようになりたいので、そういった表現のインプットを日々頑張り、アウトプットできるチャンスをもっと有効に活用したいと思います。
事前タスクのFlipやPadletで交流していた人と話せてよかったです! 初対面だけど初対面でない気がしました。普段の食事の説明や、節分について話したり、お互い質問をしました。 日本語がとてもよくわかるので驚きました。 アメリカの高校生が日本語と日本文化を学んでいることが嬉しいです。 またアメリカの高校の授業に同時参加できて本当に良かったです。UNISの生徒さんは日本食について事前にビデオをみたりこの後自分でお弁当を作るといった実践的な学びをしていることもうらやましいなとも思いました。日本でもそのような授業ができるといいなと思いました。今後も交流を続けていきたいです。ありがとうございました。