【Global Talk 2022-23】 Session1ー② Harvard / Brown / Knox


先日Session1の最後の合同会議が行われました。
Session1はFlipやVoiceThreadを活用した事前タスクと計3回の合同会議が行われました。
今回は第2回、第3回の合同会議についてご紹介します。

◎第2回合同会議交流Topic は【ジェンダー問題 (社会における男女格差)】
学生たちはジェンダー問題について1つ自分が発表したいカテゴリーを決め取り組みました。
選ばれた分野は幅広く、代表的なものだと経済、政治、育児、教育、メディア、性的少数派などがありました。

事前の取り組みとして、現状と原因について作成したスライドを実際に同時交流で発表するシチュエーションを想定して、VoiceThreadに投稿しました。

本番では1度練習していたこともあり、皆さん緊張しつつも上手に自分のトピックに関する現状や課題を話すことができていました。発表して終わりでなく、ディスカッションに繋がるように相手の考えを引き出す質問をし、各々のグループが濃いディスカッションの時間を過ごすことができていました。

—学生から寄せられた感想を一部紹介します—
■女性の差別や格差など感じることを話し合い、相手校の方が中国の方だったため、日本と中国で同じアジアで共通する面などもありお互いの意見を聞くことができ面白かったです。とりわけ、宗教の問題も女性の権力が低いことへとつながるなど、知らなかったことも知ることができました。
■練習したのですが、スムーズに英語でプレゼンテーションすることが難しかったです。また、自分の意見を英語でうまく伝えられない時があったので、英語でディスカッションを楽しめるようになりたいと思いました。「おしゃべり」と「プレゼンテーション・意見交換」は全然違っていて話しにくかったので、もっと頑張りたいというモチベーションにつながりました。
■ジェンダー問題と一つにテーマをくくっていても人それぞれで観点が違って聞いていて面白かったです。そしてなぜそのような現状になっているのか理由を話し合ううちに固定概念をもっているという一つの大きな原因にすべて通じていることがわかりました。アメリカでの考え方と日本での考え方は大きく違い、教育としてジェンダー問題や性教育について考え方に大きな違いがあることも改めて知ることができました。

◎第3回合同会議交流Topic 【チームでテーマに沿ったワークショップ開催のための計画を立て、インスタグラムで掲載することを前提にポスターを作成する】

今回は6つのテーマ(①政治、②スポーツ、③労働*産休、育休、給料、④教育、⑤芸術*映画アニメ、伝統芸能⑥LGBTQ)
の中から自分の取り組みたい分野を選び、同じテーマを志望した他2校の学生と6名ほどのチームを組みTopicに沿って共同作業をしました。
作業時間は約30分ほどの限られた時間しか用意できませんでしたが、どのチームも非常によく議論された上で作成されたクオリティーの高いポスターを作成してくれました。

チームでの作業後、全員で集まりチームごとに発表し、最後に全員で1位のポスターを決める投票を行いました。
結果は、教育について取り組んだ2チームのポスターが同率1位となりました。
1位を獲得したポスターについては実際にKnoxの公式Instagramアカウント(global_talk_knox)にて公開してますので、ぜひご覧ください。

最後の同時交流は、Session1に参加した3校の学生が一同に集う場でしたので、各校の学生が1名ずつMCを担当し、最初から最後まで学生のみで運営してもらいました。
約60名が集った場でMCは自分の学習言語で運営しました。
緊張した様子が伝わってきましたが皆で作り上げている雰囲気があり、終始和やかな様子でした。

言語や文化の壁に負けず自分たちで協力して成し遂げる経験を本セッションでできていたら嬉しいです。
Session1は終了しましたが、このSessionでの経験を活かして今後も国際交流頑張ってください!

—学生から寄せられた感想を一部紹介します。—
■プロスポーツの男女間の賃金格差に焦点を当てましたが、この問題に関しては日本とアメリカがよく似た問題を抱えていることがわかりました。話し合いでは「賛同してくれるスポンサーを見つけて、このイベントを機に日本に女性スポーツの日を作ろう」という、私には全く思い付かなかったとても素敵なアイデアをアメリカの学生さんが出してくれました。第1回目はお互いにとても緊張した感じで始まったSession1でしたが、回を重ねるごとにリラックスした雰囲気になり、3回とも楽しく交流できました。このSessionに参加してよかったです。
■S1の3回の交流では、アメリカ側の学生の日本語力の高さがとても印象的でした。また、彼らのアメリカや日本の社会問題についての知識の多さに驚きました。 このセッションに参加したことで、英語力をもっと高めたい、日本語をより正しく使いたい、社会問題に関する理解を深めたい、といった様々なモチベーションが出てきました。学びの多いとても有意義な時間でした。
■終わってしまうのがとても惜しかったです。個人的に最も苦戦したことは、会議した内容を形にすることです。今回の会議でも、議論自体は活発に進みましたが、ポスターの形に落とし込むところが難航してしまい、特定のメンバーに任せきりになってしまったのが悔やまれます。ほかにも、発表のときに緊張で頭が真っ白になり、せっかく話し合った内容を十分にプレゼンできなかったことや、詰まってしまったりと、後悔する点は多々ありましたが、その分学ぶことも多かったです。なにより、文化や価値観の違う人たちと、よりアカデミックな内容で語らえたことが楽しく、嬉しかったです!