【Global Talk 2022-23】Session16 Brown / Knox (ディベート)

Session16 は、Knox生から3名を選出し、日本語上級クラスのBrown生3名との混合チームによる「ディベート」を行いました。

ディベートのテーマは、【アメリカの企業はSDGsビジネスを加速させるべきである】

ディベート当日までの約1ヶ月間の準備期間は、資料として事前に渡した「ディベート役割分担」に沿って進めること以外は肯定・否定チームに任せ、ディベートはすべて日本語で行えるように各自で話し合いを進めていきました。

まずは「ディベートとは何か?」から始められたので、心と知識の準備を整えながら当日を迎えられたのではないかと思います。

とはいえ、簡単なテーマではないので、「SDGsについて」「実際のアメリカ企業が取り組んでいるSDGsは何か」「どれくらいの効果が出ているのか」各チームで客観的データをまとめていく作業は本当に大変だったと思います。

ディベート当日は、Brown生Knox生の顔を見ているとこちらも緊張してしまいそうなくらい真剣な眼差しでした。

肯定チームは、IT企業や科学研究領域では先進国というイメージを持つはずの「アメリカ企業」が未だ達成していないSDGsの目標をいくつか挙げ、達成につながる要素を具体的な企業名を出しながら細かな客観的データの数字を並べ、「加速するべき」と立論し、

否定チームは、「アメリカの企業はSDGsビジネスを加速させたら経済を減速させるかもしれない」「SDGsはアメリカではあまり知られていないので、SDGsビジネスを加速させても意味がない」という視点や「SDGsウォッシュ」(実態以上にSDGsに取り組んでいるように見せかけること)という言葉で反論。

Brown生は、日本語ネイティブでも難しいテーマを英語を一切交えずに、「肯定側のX番目の議論で__と言っていましたが、反論が2つあります。一点目は__です。二点目は___です。このように_____という論題を肯定する理由にないと考えます。」と要点をまとめながら話し、また、少し言葉が詰まった際には、Knox生がヘルプに入り、チームワークの良さも発揮できていました!

何よりディベート終了後、ブレイクアウトルームでの約20分間の英語でのディスカッションの時の6人全員の緊張感から放たれた時の笑顔と達成感に満ちたキラキラした表情が最高でした!メインルームに呼ばれても、「まだ話をしていたい!」と話していた姿を見て、ディベートまでの話し合いもとても充実していたものだったのではないかなと感じました。

今回、日本語ネイティブであるKnox生がこのディベートに参加する目的は「高度な日本語でディベートを実施する」こと。そして、チーム内にいるBrown生が高度な日本語彙を母国語(英語)で理解した上で使用することでした。

今回のメンバーに選ばれたKnox生は説明する英語力も求められ苦労もあったと思いますが、本当に素晴らしい活躍だったと思います!

お疲れ様でした!

最後に参加した3名の感想を紹介します。

日本語でも英語でもディベートをした経験はあったのですが、今回は久しぶりのディベートだったのですごく緊張しました。 今回は、SDGsの促進を否定する立場で参加しましたが、根拠となるデータの収集や論理展開は想像していた以上に難しかったです。 
最初は上手にできるか不安だったけど,チームのメンバーで定期的に集まり役割をしっかりと分担して計画的に進めていけたのでディベートの内容も完成度の高いものに仕上がり、終えた時の達成感は大きかったです。しっかりと一人一人が意見を伝え合うことのできるとてもいいチームでしたので毎週の会議もとても充実しており楽しかったです。
 チームメンバーと一緒に自分がこれまで良いものだと思っていたものに反対する理由を検討したり、探すのは、慣れない部分もありましたが、これから社会に出てからも大切になる多角的なものの見方をするいい経験になりました。 また、準備期間も当日も含めてブラウン生の日本語力の高さに触発され、改めて、語学の勉強を進めていくモチベーションとなりました。 

このような貴重な体験は、他ではなかなか得られないと思います。

今後の人生の中で必ず役に立つと思いますし、今後もこのメンバーで連絡を取り合ったりしながらお互いを高めて行ってほしいと思います!また次のSessionでお会いしましょう!