主催者の想い
私はアメリカに計11年ほど暮らした経験から、日本帰国後に、アメリカでの人脈や経験を活かして、海外と学生を繋ぐご提案を学校の先生方にさせていただいた経験があります。その際にいただいたお返事は、「やるといいのですが、そこまで手が回らない」「海外留学よりも日本の大学や大学院に進学してほしい」といった後ろ向きのものでした。このNPO法人が設立される前の2012年頃は、まだ「海外交流」を積極的に取り入れている教育機関は多くありませんでした。
しかし、私は「やってみたい、トライしたい」と思う学生はきっといるはず、と考えたことから、学生たちが直接チャレンジできるシステムを構築したのがGlobal Talkです。
Global Talkでは、日本から参加する学生は「Knox生」と呼ばれ、それぞれアメリカの相手校と交流します。クラスメイトや先生の目が無い環境だからこそ、自分に厳しくなり、一生懸命頑張り、そして一年で大きく成長します。
プログラム開始時には緊張して英語も日本語も詰まりがちで、顔を赤らめながら話していた学生が、プログラム終盤には、自信に満ちたリーダーとなり、他の人の意見を取り入れたり、アメリカの学生と日本語/英語で笑いあっている、そのような目を見張る成長が毎年見られています。
理事長とキャロライン・ケネディ元駐日アメリカ大使(右)
このプログラムでは、以下の三つのグローバルスキルを習得することを目指しています。
・Communication(自分から発信する力)
・Viewpoint(異なる視点から考える力)
・Identity(グローバル市民として行動する力)
アメリカの日本語学習者と、日本の英語学習者が交流することで、お互いに学びあい、刺激を与え合い、共に成長していくプログラムです。
この交流は、言語や国境を越え、人と人との結びつきを強固にしていく、と私たちは信じています。アメリカで日本語を学ぶ学生達の役に立ち、そして日本の学生達が成長していけるこの機会を、更に充実させて運営していきたいと考えています。
Global Talk主催法人
NPO法人 Knox English Network
理事長 大久保範子
ご寄付のお願い
私たちのプログラムを運営する上で、最も必要とされるのは、日本の学生へのきめ細やかで充実したサポートです。
アメリカからの参加者は、日本語の授業の一環としてこのプログラムに参加しています。そのため、日本の学生のレスポンスが遅れると、アメリカでの日本語授業にも影響が出る恐れがあります。また、日本の学生は学校単位ではなく個人で申し込むため、Knoxからのサポートが不十分だと不安や心配が大きくなることが考えられます。
私たちは、プログラムに必要なノウハウを習得した交流コーディネーターを一定数に確保し、参加する学生、そして日本語教師の先生方に安心して利用してらえるサービスを提供することが重要だと考えています。
2016年より開始したGlobal Talkは、これまで参加費を無料で行ってきています。本当にやりたい、頑張りたい、と願う学生たちにその機会を届け続ける。その機会が、アメリカの日本語学習者に役立ち、そして日本の英語学習者の成長にも繋がるのであればこの貴重な機会を継続していきたいと考えています。
このようなプログラムの運営に、皆様のご理解、ご支援は欠かすことができません。
ご寄付は以下の方法でお受けしております。
何卒、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
NPO法人 Knox English Network