【Global Talk 2023-24】Session22 Yale Univ. x Knox

Session22では日本語を学んでいるYale大学1年生と下記内容について話し合いました。

その際に教科書で習う日本語だけでなく、日常生活でよく使う「ため口」であえて話すという試みも行いました!

【交流概要】

・自己紹介(出身、趣味、大学の紹介、学年、専攻など)

・街にあるもの、家や部屋の紹介

・自分の趣味、好きな本、映画、アニメ、キャラクター

・アメリカ/日本に行ったらやりたい事

・自分が得意・苦手な事

 

まずはお互いに自己紹介から始めます。

Knox生がブラウン生に「私は京都出身です。どこの出身ですか?」と話し始めると、ブラウン生から「私はペンシルベニア州の出身です。」「私は北京の出身です。」と返答がありました。その後ブラン生から「私は日本で京都が1番好きです。」と言われると、Knox生は「嬉しいです!私もです!」と笑顔で答えている様子が見られ、日本の歴史的な建物や文化が数多く残る京都について話が弾み楽しい雰囲気になりました!

 

また、自身の大学や専攻について話が変わるとブラウン生から「コンピューターサイエンスを専攻していますが、夏休み期間中に日本へ留学予定です!」とワクワクした様子で伝えられ、Knox生が「日本のどこですか?」と質問すると「東京です!」と日本へ行くのが楽しみな様子で嬉しそうに返答がありました。

 

次第にお互いの心の距離も縮まり、Knox生が「そろそろ、ため語で話しませんか?」と質問すると、ブラウン生から「すみません…もう1度お願いします。」と少し困った様子が見られました。そのため改めてKnox生が「ため語分かる?」と、ゆっくりはっきり質問するとブラウン生から「ああ!えーと…らく語ですね!」と返答が!!

Knox生が慌てて「違う!違う!オフィシャルとカジュアル分かる?」と質問すると、ブラウン生が「ああ!分かる!分かる!」笑顔で返答があり、Knox生が一安心したなんて事もありました。(きっと「楽な日本語」という意味でブラウン生が「らく語ですね!」と言ったのでは?と思われますが、改めて日本語は難しい言語であると思わされた出来事でした!)

 

そして、お互いの好きなこと、苦手なことについて話が変わりました。

Knox生が「私はスポーツがとにかく苦手で…走るの大嫌い!」と伝えると、ブラウン生も全く同じ気持ちだったようで凄く共感していましたが、Knox生が「でも私はダンスが好き!特にK-POPの音楽が好きかな!」と伝えると、ブラウン生は「私はJ-POPが好き!最近はロックやラップが良いなと思っているよ!」との返答がありました。

国や文化、言語の違いを超えて好きなものがあるというのは凄く素敵な事ですね。

 

今回は親しい間柄でのみで使われる「ため口」で、あえて話しをしてみるという試みを行いましたが、その事についてKnox生に感想を聞いてみると・・・

「知り合って間もない方と、ため口で話すのはとても難しいと感じた。」

「ため口で話すことで、より距離が縮まったように感じ、楽しくコミュニケーションを取ることができました!」

「若者言葉になると日本人でさえも理解できない言葉が多いため、交流相手にとっては、すごく難しい言語であろうなと感じました。」

 

ため口で話す事に心理的抵抗を感じる人も居れば、ため口で話したからこそ心の距離が縮まった人もいて、経験してみて初めて分かったことが多い学びのある交流となりました!

また、若者言葉(いわゆるスラング)においてはアニメや漫画を通じて知っている人も居れば、教科書に掲載されていない言葉は難しいと感じる人も居て、改めて言語の難しい部分を実感する交流にもなりました!