こんにちは!やわらかな春風に心華やぐ季節となってきたように思うこの頃、今年の日本では、桜の開花が全国的に平年より早いと予想されていて、東京では3月22日に東京で全国で最初の満開が観測されました。これは記録的な早さとなった2021年に並ぶ満開日で、平年より9日早い満開だそうです。(参考:https://n-kishou.com/corp/news-contents/sakura/)
そして、そんな季節に合わせて、ハワイ州にある私立高等学校 Hawaii Baptist Academy (以下HBA)の皆さんが日本に修学旅行で来てくれることとなり、そのタイミングに合わせてKnox生との直接交流が実現することとなりました!!(なので、本日はGlobal Talkの主となる、オンラインでの同時交流や非同時性交流ではなく、なんと直接会って交流することができたSpecial交流についてのお話です!)
【交流の1日の流れ】
- 9:30- HBA生とKnox生集合
- 9:40- 13グループ(HBA生2名 x Knox生1-2名)に分かれて、自己紹介
- 10:00- Knox生が名所を案内!(通訳となって、グループメンバーに英語で各所を説明!)
- 11:30- ゲーム
- 12:30- 解散
実はKnoxのスタッフもKnox生と直接会うのは初めて!直接会うとまた別の新鮮さがあり、すごく嬉しかったです!また、Knox生同士も初めて直接会えたので、集合場所では緊張気味のようでしたが、すぐに打ち解けてHBA生が来るのを待っている様子が見られました。
Knox生は、Global TalkでいくつもSessionを参加してきた学生たちなので、いつしか外国人相手でなくとも「初対面」の人との対話スキルも知らず知らずに培っているのではないかなと思いました。それは、社会に出ても必要になるスキルなので、自信を持っていってほしいなと思います。
HBA生が到着するや否や全体での挨拶も早々に、すぐにグループに分かれて「自己紹介」タイムに入りました。正直、恥ずかしがってなかなか会話が弾まなかったり、ダンマリしてしまうグループもあるのではないかと不安はありましたが、HBA生みなさんがすごくフレンドリーで明るかったことと、Knox生も「おもてなし」の精神を発揮し、どこのグループも笑顔に溢れていました!(そして何よりも、今回の交流に有志でサポートに入ってくれた大学生3人の力も大いにあると思います!)
自己紹介後は、アイスブレイクとしてHBAの先生がおすすめしてくれた日本人としては馴染みのあるゲーム、「あっち向いてホイ」をしているグループもたくさんあり、こんなにも盛り上がるのだなと見ていて笑みがこぼれました!
さらに、HBA生からはたくさんのお土産をこの時間にいただきました!手作りのレイやHBAのマスコットシールやお菓子などなど、思わぬ贈り物に緊張もよりほぐれ、Knox生も心から喜んでいました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
どのグループも緊張がほぐれたところで、Knox生は今回のメインイベントでもある、ツアーガイド(通訳)をするために移動を開始しました。事前準備として各所の説明を英訳をしたり、練習をしてきてくれたKnox生。それぞれにiPadやスマホ、紙に訳したものを手元に用意して一生懸命に英語を読みながら、手振り身振りでHBA生に説明をして行きました。HBA生も日本の歴史に触れることも出来たようで熱心に話を聞いてくれる姿勢がKnox生には何よりも嬉しかったことと思います。
事前に練習してきたとはいえ、「完璧な通訳ができた!」というKnox生は少なかったかもしれません。時間制限のある中で通訳をするため、少し時間が足りなくて途中で歩き出さなければならず、歩きながら説明していたグループや、英語が少し難しくて発音が不確かなところをHBA生に確認してみて、意味を聞いてみたりするグループもありました。でもそういった時に「ダメだった」「できないかも..」と落ち込まずに、最後まで諦めずに楽しめた自分を褒めてあげてほしいです!
また、途中途中で事前の英訳にはないところを訳す場面もありました。フォローに入ろうかな?と思っていましたが、どのグループもKnox生は躊躇なく自分の持っている単語力で訳している様子を見て、素直に頼もしいなあと思いました。
HBA生もKnox生の一生懸命さをすごく感じ取ってくれて、都度鼓舞してくれたり、「一人でこんなにたくさん通訳してくれて、疲れちゃうよね!ありがとう!」と気を遣う言葉を投げてくれたり、とても良い雰囲気でアテンドをさせてもらうことができたのではないかなと思います。
長時間歩きながら通訳を終えた後は、一息つくために室内に入り、交流をしました。室内での交流で英語への通訳が必要な場面は通訳を、遠藤梢子さん、角本花菜さん、石母田鈴さん、の三名が担当してくれました。しっかりと準備をして臨んでくれたので、難しい専門用語も含めた説明でしたがしっかりと通訳をしてくれました。
ゲームはKnox生からと、HBA生からの二種行いました。まずは体操ゲーム!ルールは簡単です。
- 見本の体操をKnox生のみが見る。(HBA生は目を閉じる)
- HBA生にその体操の動きを「英語のみ」で説明する。
- 正しい動き(体操)になったかを確認!
- またその逆にHBA生がKnox生に「日本語のみ」で実施。
ジェスチャーを使用せずに英語のみで説明するため、苦戦している様子も見られました。”Swing..! umm.. yes! circle… turn your head ! 8times!” と言ってみると、8回首を回してくれたHBA生に対し、 “No, ummmm 8 counts だ!”と訂正しながら、8カウントで1回首を回す体操の説明をしてみたり。ジェスチャーなしだと微妙な英語のニュアンスの違いや単語の違いを確認できたのではと思います。
また、次のラウンドではHBA生のみに体操を見てもらい、Knox生に「日本語のみ」で説明をしてもらいました。背中をそった体勢になる体操でした。「Back ..せなか…. うーんと… まげる」と説明するとKnox生が前方に倒れたので「No! This way! はんたい!」というとKnox生が「そる、ね! 背中をそる!」と教えてあげていました。
体操ゲームでは、ついジェスチャーが出てしまうチームもありましたが、とにかく楽しんでいたことが何よりでした。正解が発表されると「おおお!」と拍手して盛り上がっていた姿が印象的でした。
その後はHBA生からはハワイの歴史ゲーム。
ハワイと日本はつながりが深く、その歴史を知るきっかけになるクイズで、両学生にとって興味深い内容だったと思います!中でも面白かったのが、「ハワイで日本にルーツを持つ日系アメリカ人の名字の中で一番多い苗字は何か?」です。正解は….”Nakamura”さんとのこと!初めて知りました。
また、勝ったグループにはハワイのおやつがもらえるということもあり、各グループ白熱していました。
ゲームやクイズを堪能後、いよいよお別れの時間が近づいてきました。なんだかあっという間の時間だったのではないかなと思います。
約3年前にコロナが猛威をふるい、HBA生の日本への修学旅行も中止となっていたとのことですが、少し緩和されてきたこともあり実現できた今回の交流です。Global Talkを通じて常々感じることではあるのですが、やはり同年代同士で言語の交流をすることは、その言語を取得する上でとても楽しい経験となり、そのモチベーション向上に直結すると確信しています。
そして、その笑顔の瞬間に携われているときが本当に心躍るときでもあります。
HBA生のなかには今年の夏に日本の大学に入学することが決まっている子もいると伺いました。それぞれに個別の連絡先を交換していたので、この交流を大切に今後の未来を思いっきり楽しんでいってほしいなと思います。
参加してくれたKnox生のコメントも載せます。みなさん、お疲れ様でした!
今までどの交流もオンラインだったけれど、初めて対面して直接現地の子と話せたことが嬉しかったです。最初は楽しんでくれてるかとかちゃんと自分の英語が伝わるか不安だったけれど話していくうちに慣れてきたり、同じグループのHBA生が自分や日本についてたくさん質問してくれたので私も相手も楽しい時間になったと思います。相手の子の話を聞いているうちにハワイに行きたくなってしまいました。また、日本の政治や天皇など社会的な分野での英語が慣れていなくてすごく難しくて直ぐに答えられない質問が多かったので、もっと頑張ろうと思いました。
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初めての対面交流で、Knox生含め画面越しでしか会ったことのない方々に会えて嬉しかったです。用意してきた説明を全部読み終える前に、次の場所への移動が始まってしまったのが悔しかったですが、要点をまとめて伝えるための良い機会になったと思います。このプログラムに参加していなかったら経験できなかったであろう素敵な経験でした。ありがとうございます! |
沢山の刺激があり本当に良い思い出になり、さらに国際交流の経験をしたいと強く思いました。国際交流は特に、一期一会の側面が強くあり、出会った友達と一生または当分会えなくなることが多いので、別れの際は悲しかったです。 貴重な交流に参加をさせていただきありがとうございました。 |