【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-3

Global Talk は今年度最後のイエール大学との同時交流を終えました!(第一回、第二回目の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1  と 【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-2 を是非読んでください!)

Yale生との最後の交流は、題して「 Yale/Knox 協働プロジェクトー日本企業様ビジネス企画案件」。

Yale生とKnox生は3月頭から約2ヶ月かけて1つのビッグ協働プロジェクトを行なってきました。そして、審査員として 米日財団在日代表の渡辺智行様 をお招きし、発表当日を迎えました。

審査員としてお越しいただきましたこと、この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、このプレゼンテーションの日を迎えるにあたり、Yale生とKnox生は3-4人の7グループに分かれ、Google Document、Zoom、Google スライドを駆使しながら、時差やお互いの大学のスケジュールの予定なども考慮しつつ、連絡を取り合い、協働作業に挑んでくれました。

【具体的な進め方】

・グループごとにZoomなどで会う日程を調整しながら発表時《どんな内容のサービス/商品にするか》を決め、グループで共有したGoogle Documentに書くこと。

・発表言語:Yale生の発言は日本語、Knox生の発言は英語。
・Yale生/Knox生お互いに言語をチェックしてあげる/もらうこと。

基本的には学生に任せていましたが、各グループの足並みをしっかりと揃えるために、Google Documentの進捗状況を

Abstruct(概要) ーー 3月頭
Draft 1     ーー その後約1週間
Draft 2     ーー その後約1週間

のように期間を区切りながら提出してもらい、さらにはDraft1提出前に全体でZoom交流の日程を設けながら少しずつプレゼンテーションの形を作り上げていきました。

サービスや商品のアイディアをゼロから協働で作り上げていく過程の中で、アイディアをまとめることなどはもちろん大変だったと思いますが、お互いの言語チェックはすごく難しく、かつ重要なポイントだったと思います。

特にAbstructやDraft提出時の文字を書く作業では、日本語はKnox生・英語はYale生が書いた方が楽だよ…..と思った瞬間もあったかもしれません。しかし、「どのような言い方や書き方をしながら間違いを指摘すれば良いのか」「どのように伝えれば相手のためになるのか」も含めて、今後社会に出た時に役たつスキルが学べたのではないかなと思います。

そして、実は、今回の協働プロジェクトは、発表日当日以外でもYale生やKnox生は進捗提出の採点がされていました。

17項目もの評価基準を設け、両学生にもどのような評価がされるのかも事前に周知をした上で行っていきました。

特にKnox生はYale生の日本語をどのようにサポートしたのか、積極的にプレゼンに参加していたかもグループの評価基準に影響することがわかっていたので、言語チェックにおいてもいつも以上に一生懸命に取り組んでくれました!(細かいところでは、発表時のYale生への日本語を「です/ます調」にし、少し上級日本語を使うように「でも→しかし」に変換したり。)

もちろん、Yale生もKnox生の英語が上級英語になるよう、双方のサポートによりすごく高度なプレゼンが仕上がった印象です。

プレゼン発表当日を迎えるまで、リハーサルの回数も最低一回はするように周知したものの、各グループの責任において任せていたので、私たちも発表当日までどのようなプレゼンテーションを発表してくれるのか、不安とワクワクでいっぱいでした。

発表日当日は、参加した全員がとても緊張したのではないでしょうか。

各グループ、プレゼンテーションとして与えられた時間は8min。その後2minが質疑応答の時間。

グループ1から順に日本企業のCEOへ向けて自分たちが考えた「サービス・商品」をアピールしていきました。

「なぜ」このサービス・商品を提供しようと思ったのかの背景、日本の「環境」「高齢化社会」「教育格差」「フードロス」などに焦点を当てながらの問題定義、競合他社、

そして、具体的な数字を用いながらどのように収益を上げていくかまで本当に細かくリサーチできていて、とにかく感心しました!!

各グループのキャッチーなサービス・商品名もオリジナリティに溢れ、「本当にこんなサービスがあれば嬉しいな」と思うものばかりでした。

優勝したグループ、準優勝したグループ、特別賞のグループ、惜しくも発表時間が足りなかったグループもありました。時間が足りなかったグループは悔しい思いをしたかもしれません。しかし、約2ヶ月間Yale生とKnox生とでやり切ったことが何よりも今後の糧になるのではないかなと思います。

今後、社会に出た時にいつか社内外でプレゼンテーションを行う日がくるはずです。その時に、Yale生と一緒に行ったこの日を思い出して、「あれを経験したんだから絶対大丈夫!」と自信を持ってほしいと思います。

最終日を迎えて全員の晴れやかな表情とやりきった姿が見れて逞しさを感じました。

そして、Global Talk 最後の同時交流、お疲れ様でした!最後に参加したKnox生からの感想です。

両国の視点からの情報や意見を得られる機会が少ないので、とても貴重な体験ができました。日本の社会問題や日本の教育に対するアメリカの学生の生の意見を知ることができたのは財産になります。ありがとうございました!
今回、日本企業への提案を作ることで、自分の将来の働き方を具体的に想像することができるようになりました!
英語はもちろん、アメリカ人の「問題」に対する「考え方」も学べました。そのため、自分の視野が広がり、新しい視点で問題解決を行えるようになったのではないかなと感じます!本当に素敵な機会をありがとうございました!
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