【Global Talk!2021-22】Session-7 Harvard/Brown/Knox ② 合同会議

今までのHarvard/Brown/Knoxの交流の最終として、3校合同会議を行いました。
時差を考慮し、いままでは2回に分けて日時を設定して、どちらかに出席するようにしていましたが、合同での会議のため一度きりの開催です。

このGender Issueを深く考え、自国/他国の状況を理解した上で、今大学生である皆さんが、今回のジェンダーで何を学んだか、何が興味深かったか、お互いに直接意見を交換できる貴重なチャンスです。

”Breakout room1”では、グループに分かれて「ある国や企業のトップの立場と仮定し、ジェンダー問題を解決するために何をするか」、を各グループで話しあい、出た案をJam boardに張り付けていく作業を行いました。

ここでは、「政府のメンバーを若くする」「保育所の増設」「男性の育児休暇・育児参加」「教育を変化させる」など、さまざまな政策が挙げられました。

さらに”Breakout room 2”では、事前に選ばれたKnoxのモデレーターが司会を務めて、国と企業、2つのグループに分かれ、”Breakout room 1”で作られた案を見ながら、優先順位を決め、今後、自分たちが社会に出た時に何ができるか」を新たに考えていきました。

その結果、最優先事項として、国レベルでは「女性向けの奨学金・STEM研究」が、企業レベルでは「企業内で、平等について考える機会(セミナーなど)を設ける」ことが選ばれました。

この合同会議で、Knoxのメンバーもさまざまな学びがあったようで、それぞれの気づきを共有してくれました。

同じ問題であっても、お互いの国で捉え方や報道のされ方が違うというのを知る事が出来て面白かったです!また、コロナの前後で大きく変わっているというのも実感出来て、最新の情報だと思っていても、もう古い情報の可能性がある事が分かりました。今回は、専門的な話を日本語で話せたので率先出来ましたが、英語だと難しいと感じました。相手の学校の人々は、この内容を第二外国語で話していると思うと、凄いです。毎回が、良い刺激になりました!
今回の授業は前回の授業で考えた課題と関連して具体案を考えるものだったので面白かったです。違うバックグラウンドを持つ方々と具体的に政策考えることで自分たちが多文化社会でどのように問題解決をしていくことが出来るのか経験することが出来ました。また、小グループで自分たちがすべきだと思う政策について詳しく話し合ったあと、大グループで自分たちのグループでは出なかった案について知ることが出来たので深くでも多角的に問題について考えることが出来たと思います。
今回のセッションではノルウェー出身の方が同じグループにいました。男女平等世界一といわれるノルウェーでも、実際の所、男性が育休を取得することに抵抗を持つ人が多いという貴重な意見を頂きました。世界的ネット記事や、ジェンダー・ギャップ指数と、現地の人のジェンダー平等についての意見は必ずしも一致するとは限らないという事から、ジェンダー平等達成への道のりは長く、根気強く取り組む必要があるということを、改めて実感しました。
自国の問題(今回で言うとgender issues, discriminationなど)について知る機会は多くありますが、他国の政府の取り組みだったり、Gender issuesで言ったらどのような問題が生じているか、それらについての意見を実際に聞くことが出来、またお互い意見交換・共有・比較することができたのが良かったです。 「自分が国のリーダーだったらどんな政策を最初にするか」というテーマでdiscussionをしたところ多くの意見が出ましたが、住んでいる国は違えど、その政策に対する意見や、問題解決の優先度など多く共通していたのがとても印象に残りました。ジェンダー平等についてはSDGsでも定義されているように重大・深刻な問題である事。また、私達にとってとても身近な問題である事を改めて実感しました。
モデレーターを務めさせていただくことができ、大変貴重な経験となりました。ありがとうございました。大勢の方がいる中で意見を集約するのは難しかったですが、グループの皆さんにご協力いただき、時間内に優先順位をつけることができました。 私は日本語母語話者ですが、日本語を母語としない方にもわかりやすく伝えるにはどうしたら良いか考えながら話すのは、予想以上に難しかったです。相手にはっきりと自分の意見を伝えることを母語を通して体験できたので、これからは英語でも正確に伝えられるよう、努力していきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

Session7は、これで終わりになります。
今回の学びをぜひ未来へとつなげていってほしいなと願っています。

お疲れさまでした!