Session 8 はブラウン大学の日本語上級クラスの人たちとディベート対決をしました。
今回のディベートの内容は「アメリカ企業はSDGsビジネスを加速させるべきか?」でした。
Knox生とブラウン生が肯定側と否定側にチーム分けをして、10月上旬から11月12日のディベート当日までのおよそ1か月の間準備をしました。さすがに上級クラスの日本語学習者になると、自分が普段つかっている日本語でも話が進み、準備期間はほとんど日本語のみで話し合えるなどブラウン生の日本語レベルは高かったです。
またチームのメンバーは自分と同じ大学3年生や4年生の学生さんで、準備の間に「進路はどうするの」といった話で盛り上がりました。(僕は、アメリカの学生は意識が高くて進路や就職先も明確に決めている人がほとんどだと思っていましたが、実際に話してみるとまだ決めていないとのことで、アメリカの学生も日本の学生もそんなに大きく差はないんだなと感じました。)
実は僕、去年も同じSessionに参加していました。今回もこのSessionの案内を受けたとき、初めは忙しいからやめておこうかなと一瞬思ったのですが、気が付いたら参加していました。実際に参加してみると、去年とは状況が全く異なっていました。ディベートの議題は同じなのですが、チームメンバーとのスケジュール調整や前回と違う観点での論理展開など去年よりも難易度が上がっており、心の中で少しピンチだなと感じていました。
しかし、そのような難しい状況下でもチームのメンバーと建設的に意見を出し合いディベートができる形に仕上げることができ、無事当日を迎えることができました。そして驚いたのが、勝つのが難しいはずの否定チームだったのに、なんと勝ってしまったのです。これは偶然かもしれません。
しかし、僕のチームはこの1か月の間で少ない会議時間にも関わらず団結力は高まっていたと思います。この団結力もある意味勝利を手繰り寄せた一因かもしれません。このセッションを通じて、今後、似たようなグループワークをする時、チームで動くことにおいていちばん大事である。相手をよく知り、相手を思いやることをより大切にして活動していこうと思います。丁度、学校で複数人のグループで実験を行なったり、モノづくりプロジェクトを行なっているので、それらの活動がよい実践の場になるでしょう。(Rikuto. I)
ディベートは日本の学生にとってはあまり経験が無い分、アメリカの学生とのディベート体験は刺激や学ぶことも多いと思います。今回の経験がみなさんの力になり、今後に大きく役立ててもらえたら嬉しく思います。(Knox)