Session3では、Brown大学1年生とKnox生の交流を行いました。Brown大学1年生約70名、Knox生48名(高校生、大学生メンバー)の総勢約128名の交流です!
最初の交流として、Voicethreadを使い、「自己紹介」を投稿しお互いにその投稿に対し、コメントを返していきました。
今回は、人数も多いので5グループに分かれてタスクを進めていきました。
「自己紹介」の投稿では、お互い自分の住んでいる場所、自分の出身地を地図上で示してもらいながら、名前、学校名、学年、大学生は専攻、自分のすきなことをビデオ投稿しました。
このように、地図上にマークをつけることで色々な場所から参加してくれていることが一目瞭然!
Brown生も同様に自分の出身地にマークをつけてくれました。アメリカのさまざまな州はもちろんですが、アジア圏やオセアニア州からの学生さんも多く、色々な国がマークされていたのがさすが国際豊かな大学だなと思いました。
また、Brown生は好きなことに「寿司やお好み焼きを食べることが好きです。」や「日本のアニメが大好きです。」や「日本のゲームが好きです。」と日本に興味を持ってくれていることがよくわかる内容も多く、それぞれのグループのビデオ投稿も楽しく観ることができました。
続いて、「日常生活について」の投稿です。
Brown生、Knox生それぞれ一日のスケジュールのルーティンやよくいる場所を円グラフに表したり、時間軸で表したり、写真やイラストを駆使しながら工夫して投稿してくれました。
「自己紹介」も「日常生活について」も投稿する際の言語は、Knox生は日本語➡︎英語の順番。Brown生は英語➡︎日本語の順番で話していきます。
それは、投稿を観る際にお互いの学習言語を先に耳にすること(聞くこと)を目的としているからです。そして、さまざまなSessionに参加して、少しずつ慣れてきているKnox生たち。
日本語を話す際は、相手の日本語学習のレベルに合わせて長文にしない、難しい単語をつかわない、ゆっくりはっきりと話すをしっかりと意識しながら話をしてくれていました。
交流がうまくいくように相手の立場にたって、配慮がされていて素晴らしかったです!
最後に、Zoomでの同時性交流の日です。Voicethreadでコメントを投稿し合ったグループメンバーと直接顔合わせが出来る日とあって、Knox生もワクワクしていました。
テーマは、学校・大学生活、塾、アルバイト、サークル/部活、好きなことなど。
開始10分は、日本語のみでの交流です。Knox生は、 Brown生が言葉につまったときは、やさしい「日本語」でヘルプをすることを意識して、交流を進めていきます。この易しい日本語というのが、意外と難しいですが、Knox生は日本語ネイティブとして、会話のリードをすることを意識してもらいました。
各Breakoutルームでは、Voicethreadで投稿した内容の気になったところを聞いていたり、お互いのペットの話で盛り上がっていたり、この冬に日本へ旅行に行く予定のBrown生にはおすすめスポットを紹介してあげたり、各ブレイクアウトルームそれぞれ全く違う話題で盛り上がっていました!
とにかくBrown生はとても積極的に日本語を話していて、わからない日本語は「もう一度いいですか?」や「うーん、わかりません!」や「airplaneは日本語だと..」とKnox生にしっかりと日本語で意思表示をしていて、言語を学ぶ上で見習うべきところもとても多かったです。
また、あるKnoxの高校生メンバーは、「どうしてBrown大学を選んだのか?」と質問をしていて、Brown大学の魅力を教えてもらい、将来の大学選びにおいて、「何かを自分が主体的に作り上げて、そして自分の好きなことをひたすら極めること!」と丁寧に優しくアドバイスをしてくれたBrown生がとても印象に残っています。
参加してくれたKnoxメンバーの感想を一部紹介します。
実際に必要になって覚えた表現や言葉は忘れにくいので、今後も知っている単語の中で話そうとするのではなくて自分が話したいことを話すことを意識し、言葉が思いつかなかった場合にはそれを描写して相手の学生に単語を教えてもらうなど、貴重な機会を存分に活かせるようにしたいです。 |
時間が過ぎるのがあっという間に感じるほど、楽しく交流することができました。交流した学生の専攻がアニメーションや音楽関連であったことから、日本の音楽やアニメの話題で盛り上がりました。それぞれ好きな楽曲やアニメ作品を紹介し、「知ってる!」「素敵な作品だよね!」などと共感できたのが楽しかったです。同時に、日本の文化が世界に広く知られていることがわかり、嬉しい気持ちになりました。 |
日本語と英語、ちょうどよいバランスでフリートークが出来ました。とても楽しかったです。英語の勉強にも、伝わりやすい日本語の話し方の勉強にもなりました。アメリカの天気やthanks giving day、クリスマス休暇など文化について話し合うことができました。ブラウン大学の図書館についての情報も詳しく知ることができました。もっと交流したいと思いました。 |
Brown生は、この同時交流の日を楽しみに日々日本語の勉強を頑張ってくれていたと聞き、本当に嬉しく思いました。
日本語を習い始めた1年生にとって、日本語のみで10分間話すのはとても難しかったと思いますが、それを全く感じさせないBrown生たちに刺激を受けたKnox生もたくさんいたと思います。このような交流の機会をいただけたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、同年代同士でないと得られない会話や学びは本当に多いのだなと実感します。同年代同士が切磋琢磨してお互いの言語を学習していると目の当たりにすることは、この上ないモチベーションや刺激になり、Knox生から届くポジティブな感想にKnoxスタッフとしてこのような場に立ち会えたことに嬉しく思います。
高校や大学の日々忙しいスケジュールの中、タスクをこなすことは簡単なことではないと思いますが、それ以上に多くのことを得られているのではないかなと思います。
連絡先を交換したメンバーも多かったと思います。この出会いを大切に今後も過ごしてほしいと思います!お疲れ様でした!!