【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-3

第三回のYale x Knoxの同時交流が終わりました!

(第一回目、第二回の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1  と【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-2 を是非読んでください!) 

今回の議題は「AI・テクノロジーの発展」についてです。

Yale/Knox生混合の「賛成」「反対」派のチームに分かれ、ディベート形式で議題について日本語と英語で対話をしながら意見交換をしていくという交流でした。

今回の事前タスクは、

・AIと戦争の恐怖
・初音ミクと結婚した男性
・2045年問題 AIが人類を超える
・デジタルクローン時代
・イーロンマスクの警告

の5本の動画を観て、デジタルクローンやAIにおいての理解を深めること。そして、

(1)デジタルクローンの世界に対して。
(2)AIは更に発展した方がいい。

の二つの議題において、賛成・反対どちらの意見も用意しておくこと でした。

Yale生もKnox生もお互いの学習言語でディベートに必要な日本語、英語を調べて当日挑みました!

当日の流れとしては、以下の時間配分を2ラウンド行いました。

・賛成・反対派に分かれてBreakout room で戦略を話し合いディベートを進める(10min)

・討論を開始(15min)

・話し合い(10min)

最初の議題は(1)デジタルクローンの世界に対して。Yale生もKnox生も「日本語のみ」で割り振られたチームで意見交換の開始です。

ほとんどのチームが、Breakout Roomに入るや否や、お互いの意見を速やかに出し合い、それに対して、反対の意見のチームが何と言ってきそうか?を想像しながら、対策を練っていました。

また、「討論は15分だから、たくさんの意見を言うよりも二つくらいに絞って、それを軸に意見を固めよう!」と時間配分も気にしながら戦略を立てているチームもいて驚きました!

デジタルクローンのテーマにおいては反対派が「最愛の人が亡くなった場合に、デジタルクローンである程度一定期間悲しみは乗り越えられるかもしれないが、「死」を乗り越えることができなくなって「依存」をしてしまった場合、将来的には少子化につながる危険性もあるんではないか?」と意見をぶつけると、賛成派のチームは、「最愛の人が亡くなってしまった場合、ある程度の「嘆き(greiving)」を抑えることができるのは、良いことではないか。人間の私たちがデジタルクローンをうまく活用することや選択できることは悪いことではない。」と懸命に主張を曲げずに論じていました。

討論の内容はもちろん大事ですが、作戦を練っている中でYale生が「greivingってなんて言うのかな..」と悩んでいると、Knox生も初めて聞いた言葉だったようで、すぐにチーム内で電子辞書やスマホで調べ「嘆き・深く悲しむ・悼む」と出て、お互いが「へええ!」となっている様子もGlobal Talkの醍醐味だなと思いました。

他のRoomでもお互いがわからない単語やすぐに聞き取れない言葉はZoomのチャット機能を用いながら教え合うのもスムーズにできるようになり、板についてきたように思いました。両学生、きっとここで知った単語は忘れないのではないかなと思います!

続いての議題である(2)AIは更に発展した方がいい は、「英語のみ」で討論を行いました。

Knox生は事前に調べてきた英単語を使用しながら主張を述べていました。

また多くの反対派のチームは「AIが発展しすぎることによって、様々な仕事や雇用に変化が起きて、より格差社会が生まれてしまう。」とAIに仕事を奪われてしまう危険性を論じていました。

賛成派の意見で印象的だったのは「たとえば、教育格差からの視点で見た場合、先生の知識などをAIにインプットさせて、どこでも一定の教育を受けさせることができるようになるのではないか。」ということ。

必ずしも自分の意見と合ったチームに入れなかったと思いますが、多角的な視点で物事を考えざるを得ない状態になることで、こういった意見が出てくるのはやはりディベートならではなのかなと感じました。

しかし、各議論の後には、「本当は自分の意見としてはどう思うか?」の話し合いの時間も設けられていたので、気持ち的にも消化不良にならずに交流は終えられていたのではないかなと思います!(この時間はどちらの言語でも良いとなっていたので、それぞれのRoomで違いがありました!日本語のみのRoom、英語飲みのRoom、英語と日本語ミックスのRoom色々で興味深かったです。)

とにかく、両学生の笑顔と会話量が、回を重ねるたびに増えているのも嬉しいことです!

これからYale x Knoxの交流は、Final Projectに向けての準備に入ります!内容も含めて、お楽しみに!

それでは、今回参加したKnox生から届いた感想です。お疲れ様でした!

話のテーマが専門的で、議論をするのが難しかったですが、賛成派主張→反対派主張→互いへの質問&反論といったように比較的うまく議論が回せた気がします。また、Yale生の「自らの主張の基礎を述べてから肉付けしていく」という論理展開が頭に入りやすかったので、今後の参考にしたいと思いました!次に備えて、接続詞(According to~)などの論理語の英語を今一度固めておきたいと感じ、また一つ楽しみが増しました!
AIとテクノロジーという日頃深く考えた事のないトピックだったため難しいと感じる部分もありましたが、お互いの意見や発展することによる利点、難点など「確かに!」という気づきも沢山あったので、参加できてとても良かったなと感じました!また日常会話ではなく、テクノロジーなどに関する英単語など事前に調べたりして、新しいボキャブラリーを増やすこともでき、ペアの方の話の理解度が高まったので、今後は日頃馴染みのないトピックなどに関する英単語も調べてみようと思いました!
自分の本心と逆の立場で意見を出して英語でディベートをするのは難しかったですが、AIとテクノロジーについて多角的に見ることができました。英語の時間と日本語の時間が分かれていたのはわかりやすかったです。

【Global Talk 2022-23】第7回インターカレッジ日本語テーブル

アメリカと日本の学生が日本語で交流する《インターカレッジ日本語テーブル》第7回目が開催されました。


これはアメリカからは計6校【ハーバード大学、コロンビア大学、イェール大学、ブラウン大学、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校、ペンシルベニア大学】の日本語学習者のみなさんが、

日本からの【慶応大学、Knox English Network(Global Talkプログラム】の学生と、日本語にチャレンジし、会話を楽しむオンラインによる交流プログラムです。

2023年2月4日は、Knoxがホスト校を担当となりました。
トピックは《日本・アメリカおもしろクイズ》。

折角なら、とKnox生から
Knox生に質問を考えてもらい、「日本のコレ知っていますか?」「アメリカに対するこの知識あっていますか?」というテーマで色々クイズを作りました。

トピックは《日本・アメリカおもしろクイズ》。
Knox生に質問を考えてもらい、「日本のコレ知っていますか?」「アメリカに対するこの知識あっていますか?」というテーマで、色々クイズを作りました。

そして今回は、MCもモデレーターもKnox生が担当しました!MC、モデレーターに手を挙げてくれたみなさん、ありがとうございました!学生のみなさんには普段あまりない貴重な経験ができたのではと思います。

交流では、アメリカと日本の学生が混ざった各グループに分かれ、ルームごとにクイズに挑戦していきます。クイズをアメリカの学生にもわかるように言葉を選びつつ、クイズの答えも考え、さらに話題を広げて会話を増やし、盛り上げていく、というのが難しいポイントでしたが、クイズも同年代ならではの視点も多く、楽しそうに話が弾んでいました。

特に日本語ネイティブのKnox生は、自分が話す日本語を、相手の日本語のレベルに応じて分かりやすく言い換えることが必要だったり、普段あまり使わない表現を探したり、難しことも多かったかと思いますが、とても一生懸命にアメリカの学生達に理解してもらえるよう頑張っていました!

★参加した感想をいくつか紹介します★

「今回初めてモデレーターを担当しましたが、うまく質問できるか、分かりやすい日本語に臨機応変に切り替えて説明できるか緊張しました。でも他のメンバーが助けてくれて、英語で説明してくれたり、相手からも質問をしてくれたりと、想像より楽しくディスカッション出来たのでとても嬉しかったです。」

「アメリカの学生3人と日本人3人で行いました。アメリカの学生の日本語力は皆同じくらいで、日本人はアメリカに対してこんなこと思っているの??と盛り上がりました。」

「アメリカの学生たちが、自分の日本語が通じたと分かった時に嬉しそうな顔をしてくれたので、やりがいがとてもありました。少し難しい日本語でも簡単な言葉を使って説明すると、理解できたと頷いてくれたのは印象的で、嬉しかったです。短い時間の中で、互いの言語の壁を乗り越えられたような気がして、楽しかったです!」

みんなが楽しい時間を過ごしてもらえて良かったです。
今回の経験が参加してくれた皆さんの今後の役に立てたなら嬉しく思います。

【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-2

イエール大学との第一回目の交流から3週間後、第二回目の交流の日がやってまいりました!(第一回目の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1を読んでください!)

今回の議題は「日米の教育制度」についてです。

第一回目同様グループディスカッションで、議題について日本語、英語で対話をしながら掘り下げていくという交流です。

事前タスクとしてKnox生には

  • アメリカの教育制度に対する疑問点(英語)
  • 日本の教育制度の問題点(英語)
  • 問題点を改善するための方法-自分が親、教育委員会、文科大臣、総理大臣だったら?

の考えを提出してもらい、交流時に話す考えをあらかじめまとめておいてもらいました。

また、第一回目の交流時に「わからない単語があったがその時に聞けずに終わってしまった..」という反省点を挙げてくれたKnox生もいたので、トピックの内容とは別に「自分がわからないことは他の人もわからないだろう」という気持ちや聞く勇気を忘れずに、その場でわからない単語や表現をチャットなどで書き留めて最後にShareをすることも重視しました。

Break Out Roomでの様子はというと、

第二回目ということもあり、リラックスした様子でトピックの話題を話す両学生たち。

Yale生より「日本は、「学歴社会」ということばがあると聞きました。」と話題を振られるとKnox生も「ちなみに、「学歴社会」って英語でなんというのですか?」という質問へ。「一言で表すのは難しいけど、調べると”Meritocracy”ですね、でもどちらかというとポジティブな意味合いで使用することが多いのですが、日本での「学歴社会」はネガティブな意味あるんですよね?」と素朴な疑問点なども含めながら、深い話ができていたように思います。

そのほかのRoomでも「日本の大学では「フル単」ということばがあってね。」や「そういえば、「詰んだ」って英語で何ていうのですか?」など議題のテーマに添いながら、実際の大学生が使用する英語や日本語を交換している様子も垣間見まれました。

参加してくれたKnox生の感想も紹介します。

今回のセッションでは、偏差値という自分自身もあまり知識がないことを英語で話すことになり、自分自身の持つ興味関心のアンテナを広げるだけでなく、何となく知っていることをしっかりと母語で理解する重要性を認識することができました。 また、「教員の質の格差」という日本もアメリカ共通の問題について話す中で、同様のテーマでも結果が出てくるまでの流れや結果が出てからの人々の動きの違いに気づくこともできました。英語でしゃべるのは大変でしたが、楽しく過ごせました!ありがとうございました。
大学院進学について話しました。日本とアメリカは傾向が正反対でとても興味深かったです。日本では大学院に行っても修士号までしか取らない人が多いですが、アメリカでは修士はあまり価値がなく院に行くなら博士号まで取るという人が多いそうです。お互い共通点もありましたが、驚きもたくさんあり、とても勉強になりました。
チャットに新しく知った単語を残すことで、新たな英単語を学ぶ量がいつもよりも増えた点がよかったです。Global Talk!はいつも英語学習のモチベーションになっています!
日本とアメリカの違いだけでなく、東京と沖縄での違いも発見する事が出来たりして、多くの発見がありました。具体的な案をまとめる事は出来ませんでしたが、お互いの国の課題点と「こうした方が良いのでは?」と言うアイデアがそれぞれで交換する事が出来たので、とても良かったです。

皆さん、お疲れ様でした!

また第三回目の交流でお会いしましょう!

【Global Talk 2022-23】Session22 UNIS x Knox

Session22は、UNISの9年生13名とKnoxの中・高校生メンバー12名で、UNIS生が日本語のクラスで学習している日本食について交流をしました!今回はなんとUNISの実際の授業にKnox生もオンラインで参加をさせていただけるという貴重な体験をさせていただきました。

交流前、まずはFlip, Padlet, Jamboardと3つのアプリを使用して以下のタスクを進めていきました。

  • Flip:自己紹介を投稿!
  • Padlet:UNIS生からの「日本の食生活について」の質問の動画投稿にKnox生がテキストで返答。
  • Jamboard:Knox生は「普段食べている和食」を。UNIS生は日本語のクラスで勉強をした「和食」の写真やイメージ画像を貼付。

FlipとPadletでは、UNIS生もKnox生も「英語」と「日本語」の両言語でアウトプットに挑戦しました。

自己紹介の中で、UNIS生が好きな食べ物として「稲荷寿司」や「しゃぶしゃぶ」を挙げてくれていて、日本食を気に入ってくれていることが嬉しく思いました。

また、Padletでの質問動画の中には、「本当に日本人は一汁三菜ですか?」や日本の主菜は何が人気ですか?」、「最近の和食に変化はありますか?」という日本人としてしっかりと答えられるようにしておきたい質問ばかりで、Knox生も同年代の外国人からの日本食に対しての質問はすごく勉強になったのではないかなと思います。

そして、Jamboardに両学生があげた「和食」の写真をメインに使いながら、同時性交流の日がやってきました。

 

■Knox生が載せた「和食」のイメージ写真

 

 

 

 

■UNIS生が載せた「和食」のイメージ写真

 

 

 

 

Knox生にはそれぞれで普段食べている「和食」の写真やイメージをUNIS生へ見せられるように準備をしてもらい、

① ペアになって自分の食生活について話す(日本語中心)(7分x3回) 
②和食・食生活について全員で話し合い (英語中心) :20分

の流れで交流スタートです!

UNIS生にとっては日本人ネイティブとオンラインで交流するのは初めて!とのことでしたが、ペア交流の回数を重ねていくと、恥ずかしがっていた学生もすごく笑顔が溢れ、たくさんの日本語を発してくれていました。

Knox生も食生活において「栄養は自分ではあまり気にしていません。」と話した際に「えいよう?」と聞き返されたので、「えっと、英語で栄養ってなんていうのかな.. Healthy うーん。」と悩んでいると、すかさずUNIS生が “Oh! Nutrition?” 「え?もう一度いいですか?」”Nu-tri-tion!” 「あーー!!」と意思疎通をしている光景を目の当たりにし、きっとこういう会話をした両学生はこの単語は記憶に残って忘れないだろうなと思いました。

Knox生は、授業(交流)の最後に質問をする時間も設けていただきました。誰も手を挙げないかな?と一瞬頭をよぎりましたが、そんな不安をよそに、積極的に挙手をする姿を見て、Global Talk!をはじめた最初の頃と比べるとすごく成長したな、頼もしくなったなととっても感慨深かったです!

「日本には家庭科という授業があって栄養について学ぶ機会はあるのですが、アメリカにはそういった授業はあるのですか?」や「お正月のときは、アメリカでは何を食べるのですか?」と英語で質問をさせていただけたり。実はアメリカでは家庭科の授業はあるが、学年ごとに学ぶ内容が変わっていて、9年生の今は世界の栄養や医療保健について学んでいると知りました。また、お正月は特に食べ物に関しては普段と特に変わらない家庭もあれば、自身の国籍のルーツの食事をとる家庭もあるとそれぞれ個々の楽しみ方があるようでした!

私自身も改めて日本食、和食の素晴らしさに触れることができました。

そして、外国の学生さんの思う「和食」としての「寿司」「たこ焼き」「お好み焼き」「カレー」「天丼」「刺身丼」「焼きそば」(「カニカマのサラダ!」を出してくれたUNIS生もいました♪)と日本人の想像する「和食」の違いも写真で可視化することで、相違点や類似点について掘り下げて話をすることができました。

このSessionに参加したUNIS生からの感想で印象的だったのは、「多くのKnox生は、「一汁三菜」は意識していないと言っていたがほとんどの人が「一汁三菜」のご飯を食べているところが興味深かった。」と書かれていたことです。

「一汁三菜」が意識せずとも食卓に並ぶのは日本人としても大切にしていきたいところですね!

最後に参加してくれたメンバーの感想を一部紹介します。

刺身丼が好きだそうで、その愛を語ってくれる人がいました!また、こちらが卵焼きを紹介すると食べたことのある人がいました。詳しく聞いてみると、お母さんが日本に留学した経験があり、卵焼きを作ってくれたことがあるそうです。なんというか、世代を超えて繋がっていくと良いなと思いました!しかし、ふりかけの説明に苦戦し、準備不足を反省しました。 何か単品の、特定のものが和食というより、多種多様な食材で作られたバランスの良いものが「和食」であるように思いました。改めて、日本食は彩が良いなと。 また,UNISの授業の雰囲気を知ることができたのもとっても刺激になりました。私自身教育に強い関心があるので、今後の自分のキャリアにとっても貴重な経験だったと思います。本当に楽しかったです!
1対1のルームでは、沈黙をつくらず沢山話したり質問しあったりできて楽しかったです!
事前に準備しておいたお陰で、例えば納豆を紹介する際に、Nattoと聞いてピントきてなさそうだったら、どういうものか説明を加えるなどの工夫ができたので良かったです。
アメリカの食事についてハンバーガーとフライドポテト、といったイメージがあるが実際はどうなのだろうと聞くと、1週間に1度ほどしか食べないと言っていたのが1番驚きでした。学校で習うような英語表現だけではなく、実際にネイティブが使うような表現で豊かに話せるようになりたいので、そういった表現のインプットを日々頑張り、アウトプットできるチャンスをもっと有効に活用したいと思います。
事前タスクのFlipやPadletで交流していた人と話せてよかったです! 初対面だけど初対面でない気がしました。普段の食事の説明や、節分について話したり、お互い質問をしました。 日本語がとてもよくわかるので驚きました。 アメリカの高校生が日本語と日本文化を学んでいることが嬉しいです。 またアメリカの高校の授業に同時参加できて本当に良かったです。UNISの生徒さんは日本食について事前にビデオをみたりこの後自分でお弁当を作るといった実践的な学びをしていることもうらやましいなとも思いました。日本でもそのような授業ができるといいなと思いました。今後も交流を続けていきたいです。ありがとうございました。

【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-1

今年の最初の交流、Yale UniversityのAdvanced Japanese IIを受講している大学3年生の学生さんたちとの交流がスタートしました!
約3ヶ月にわたりYale大学の日本語授業の一環に参加できるとても貴重な交流となります。

交流期間は1月末〜5月上旬とし、Yale生が受けている授業のトピックに合わせて、リサーチ等も行いつつ合計5回のグループディスカッション行います。

グループディスカッションでは、議題について日本語、英語で対話をしながら掘り下げていくという交流です。

第一回目の交流は、25min x 2回メンバーをシャッフルして自己紹介とともに、以下のトピックについて話し合いました。使用言語は今回(1)-(3)は日本語のみ、(4)は英語のみです。

議題「友達とは?」
(1)友達の定義:友達の定義、異性の友達、友達になるきっかけ 
(2)一人でいることに対し周囲の目を気にするか。人といる方がいいのか。
(3)理想の友達(肯定してくれる人・否定)パートナー
(4)どこまでしてあげるのが友達か-英語のみ

Break Out Roomでの様子はというと、前半の25minはグループリーダーを任命されたYale生が時間配分も調整しながら進行役を担い、自己紹介からトピックの内容にスムーズに話し始めているグループばかり。

まず、(1)「友達の定義」の中で印象的だったのは、SNSの使い方。主に使用しているSNSアプリの違いも情報交換した後、「日本だとLINEの交換はどんなタイミング?」といった素朴な疑問まで飛び、「Instagramの交換は割と気軽に行えるけど、LINEの交換はこれからも一緒にご飯に行きたい、話をしたいなど関係を長く続けたいと思う人と交換することが多いかな。個人差もあるかもしれないけど。」とKnox生もYale生の疑問に真剣に考えて答えていました。

そのほかのグループでも「高校生の時と大学の時の友達の関係の違い」や「異性の友達は成立するのか?」と会話を膨らませていました。

また、(2)「一人でいることに対して周囲の目を気にするのか・人といる方がいいのか。」については、各Roomそれぞれ「文化の違い」というより、個人個人で感じることが違うという意見が多く、「日本人は集団主義の意識が強い」という事を話し合ったところもあれば、Yale生が「アメリカでは1人で行動することはあまりなく、一緒に食事する相手がいなければ、友達に電話しながら食べる位気にする。しかし、日本はラーメン屋が1人ずつに仕切られていたり、1人様の席があったりなど、1人で行動しやすいような環境になっているのが良い。」と環境や仕組みによって変わることもあることも掘り下げられていて驚きました。どの意見も間違いはなく、色々な視点から自分達が日々感じていることや思っていることを率直に発言できているなと思いました。

後半25minでは、(3)理想の友達(肯定してくれる人・否定)パートナー(4)どこまでしてあげるのが友達かについて

(3)においては、Yale生Knox生ともに「助言してくれたり、ダメなことはダメだといってほしい。」という意見が大多数だったように感じました。また、「肯定」の意味について「ありのままを受け入れてくれること」を意味するのであれば、それは理想の友達と言えるのではないか?と議論を繰り広げているグループもありました。

(4)ではKnox生がグループリーダーを任命され積極的にリードをする番に。Yale生も含めてAll English。また「どこまでしてあげるのが友達か?」という深いテーマ。究極の選択を迫られたときのいくつか事例を挙げ、それぞれの価値観の中で話し合いをしていました。

どの程度の犯罪になったら許せなくなる(止めなければならない)と感じるのか。また、これが恋人であった場合はどう感じるのか?など。

私自身も各グループの学生さんたちの意見を聞き、新しい視点を持つことができました。

Main Roomで各グループリーダーがグループの意見をまとめる時間もありました。当てられたKnox生、とても緊張をしてしまったと思いますが、次回への課題も見えてきたと思うので、また当てられた時はこうしよう!という意識ちながら次回の交流も楽しんでください!

また、ほとんどのKnox生が感想に書かれていたのが、「Yale大学の学生さん達の日本語力の高さ!」でした。とても良い刺激になったのではないかと思います!

それでは、参加してくれたKnox生の感想をお届けします。
皆さん、お疲れ様でした!
今年も、Global Talkを通じてたくさんの学生同士の日本語と英語の交流の場が、ますます広がることを祈っています。

 

楽しく話せました。特に最後の、友だちと好きな人が被ったらどうするかについての意見が人それぞれで、盛り上がりました。お互い個人的な意見がメインで私たちとアメリカの学生さんの意見が合致したものが多かったのはそれはそれでよかったのてすが、次は一般的な意見(日本人はグループ行動を好む人が多いなど)も共有しようと思いました。
交流を楽しむことができました。全員が自分の意見を積極的に出し合い、活発なディスカッションができて良かったです。またトピックから派生して話すことで、アメリカと日本の違い、同じ日本でも大学での違いについて知ることができて良い機会となりました。アメリカの学生の日本語のレベルが高く、自身も伝わりやすい日本語をスムーズに話すことができたため、ディスカッションがしやすかったと感じました。次回も続けていきたいです。
国や言語が違っても考え方が同じだったり、それぞれの国特有の体験談を聞けたりしてとても面白かったです!ただ「もっと英語力があったらより深いディスカッションが出来たかも」と思ったので、次回に向けてより英語力の向上に努めたいです。

【Global Talk 2022-23】 Session18 UMass / Knox

 

今回はマサチューセッツ州立大学ー日本語学習4年目の学生と1ヶ月に渡り、非同時&同時交流を行いました。
「アメリカと日本のジェンダーバイアスについて考える」をトピックに学生同士で交流を積み重ねながら発表本番に備え考えを深めてもらいました。

同時交流は2回行いました。
まず1回目の交流前にPedletで日常で感じた男らしさ、女らしさを求められた体験談を紹介してくれました。
第1回同時交流では5つのグループに分かれてそれぞれジェンダーバイアスに関して話し合った上で5つのテーマの中から取り組みたいテーマを決めました。

1.職業、2.専攻、3.趣向、4.趣味、5.外見

同時交流は時間が限られているため、お互いの連絡先を交換し第2回同時交流までに学生同士でコミュニケーションを取りながら発表内容をまとめてもらいました。

基本的には学生達にグループワークの進行を任せる形で取り組んでもらいましたが、今回は良い発表資料を作ることも大切ですが、せっかくの機会なので「交流」そのものを大切にするようリマインドしながら進めました。
例えば自分のパートでも作成する過程で、単にネットで情報を集めるのでなくアメリカの学生に積極的に質問をして色々教えてもらいながら取り組むよう心がけてもらいました。
情報を集めるだけならインターネットも普及していることもあり自己解決できることも多くありますが、一手間かけて他人の意見を直接引き出してみる過程を経験することが国際交流では大事だからです。


第2回同時交流では、事前にVoiceThreadに発表資料と発表内容を録画してもらい、同じグループメンバーの内容を確認した上で交流本番に挑んでもらいました。
約1時間という限られた交流時間でしたが2チームに分かれて発表ではなく、ディスカッションを中心にグループワークを進めました。皆、事前に自分の意見をまとめていたこともあり、質問されてもスムーズに答えることができていました。

ディスカッションのなかでKnox生からUMass生の資料に関して質問が飛ぶことが比較的少ない印象がありました。
海外では質問することは遠慮するような事ではなく、むしろ相手に関心を示していることを表せたり、コミュニケーションが行き交う良いきっかけになるので、今後交流の機会があれば自ら話題を投げかけてみる(質問して相手の意見を引き出してみる)ことにもぜひチャレンジしてみてください!!

最後に全員集合して全体ディスカッションをしたのですが、皆さん躊躇せず自分の意見を堂々と話す姿が素敵でした!
1回目、2回目の集合写真の皆さんの顔をみるとわずか1ヶ月あまりの交流期間でしたが随分とリラックスした印象があります。
この交流の経験が今後の皆さんの糧になれば嬉しいです。

———-学生から寄せられた感想を一部紹介します。———-
■日本とアメリカの外見におけるジェンダーバイアスについての相違点をお互いにシェアしあって、どちらの国にもジェンダーバイアスが少なからず存在するということがわかりました。また、セッションを重ねていくにつれて、英語を話すことに対して躊躇しないで話せるようになってきており、とても貴重な体験をさせていただいているなと感じます。
■自由度の高い非同時性交流を通してのグループ活動が多かったので、うまくできるか少し不安でしたが、とても内容の濃い楽しいグループワークができました。このメンバーでプレゼン制作ができてよかったです。
■交流を通して、日本におけるジェンダーノームについて相対的に見つめなおすことができたのは大きな学びでした。日米双方における男女格差とステレオタイプの在り方について意見を交換できたのも良かったです。最大の学びは、第二回交流で先生がおしゃっていた「日本では男性の女性化に対して、アメリカでは女性の男性化に対して社会はより寛容である」という指摘です。まさにその通りだと思いました。

【Global Talk 2022-23】 Session11 Hills Learning / Knox

12月初旬にHills LearningとKnox初の交流が行われました。
参加対象者は中学生〜成人までと幅広い年齢層の学生が集まったため普段とまた少し違った交流で双方楽しんでいました。

交流は基本ペア交流で1回メンバーチェンジし1名あたり2名の相手との交流をしました。
まず最初に自己紹介と一緒に「自分の好きなおやつ」を紹介し合いました。
聞いたことないおやつの名前もあれば、キットカットのように世界共通で人気のおやつも出てきて盛り上がってました。
次に「アメリカと日本のピザ」について紹介をしてもらいました。日本の学生はしらすのピザなど日本にしかないようなピザを紹介してました。アメリカの学生もアメリカでも地域で少し味が違うなどの情報を教えてくれていてお互いに新発見があり楽しく話していました。

初めての交流ということもあり最初は皆さん緊張気味でしたが
ペア交流ということもあり「おやつ、ピザ、音楽」など共通の話題で話すうちに自然と笑顔で交流できるようになってました。
会話の内容を正しく理解し学習言語で他者に説明するのはシンプルなようで難しいですが、全員で集まり話した内容を報告し合った際には皆ペア相手から教えてもらったことを自分の学習言語で説明してくれており、ちゃんと交流ができていたようです。
学習言語での会話で自然にスムーズに言葉を発するのは場数を踏むことも大切です。こういった機会がまたあれば積極的に参加していきましょう。これからも皆さんの活動を応援しております!

—参加した学生からの感想を一部紹介します。—
<Knox>
お寺が好きな子がいて、それについて英語で説明する機会もありました。うまく伝わっていたら良いです。私にとってすごくよい経験でしたし、もっと日本のことを知ろうと思いました!
私はぼんち揚げを紹介しました。難しかったけどわかってもらえたようでよかったです。日本語で話す体験をすこしでもお手伝いできてうれしかったです。二人とも私の日本語を一生懸命理解しようとしていて、わたしも英語をがんばるぞと改めてやる気がでました。
ピザについての話では、ニューヨークとカリフォルニアのピザの違いなど(カリフォルニアのピザはブロッコリーがのっていることが多いそうです)知らなかったことを教えてもらえた。これからもたくさんの人と交流できるように英語の勉強や日本についての知識をつけていきたい。
日本でピザが日常に浸透していない理由が値段や大きさの違いであったのがわかったのが、一番の発見であった。
昨日の交流は、事前にはっきりとテーマが知らされていたこともあり、普段よりも積極的に話せたように感じます。特に、今まで使ったことがなかった単語や表現を実践で使えたのはとても良い経験になりました。
アメリカのお菓子は全てがunhealthy なわけではなく、健康志向を反映させているものもあることを学んだ。ペアの人はインド系の方でインドの調理法やインドで有名なチーズや料理を反映させたピザがあると知った。やはりアメリカは多文化、多民族の国なので、ピザ1つとってもいろいろな側面があることが分かった。

<Hills Learning>
■My impression of the Global Talk was very positive. The people I was paired up with spoke English very fluently. They were like native speakers! They talked very naturally and it looked like they have been doing this for years. They both introduced me to different foods I have never seen before, such as Kinokono Yama, Takenoko No Sato, and white bait pizza.
I would be more than happy to do something like this again in the future!
■We had enough time to cover both topics and we even managed to discuss similarities and differences of food and restaurants in Japan and America. I was impressed with my Japanese partners’ advanced English vocabulary and grammar. It inspired me to continue studying Japanese. I look forward to future exchanges.
■The meeting was a great opportunity to practice my target language, while also learning from a native speaker how my speech and mannerisms came across.

【Global Talk 2022-23】 Session3 Brown / Knox

Session3では、Brown大学1年生とKnox生の交流を行いました。Brown大学1年生約70名、Knox生48名(高校生、大学生メンバー)の総勢約128名の交流です!

 

最初の交流として、Voicethreadを使い、「自己紹介」を投稿しお互いにその投稿に対し、コメントを返していきました。

今回は、人数も多いので5グループに分かれてタスクを進めていきました。

「自己紹介」の投稿では、お互い自分の住んでいる場所、自分の出身地を地図上で示してもらいながら、名前、学校名、学年、大学生は専攻、自分のすきなことをビデオ投稿しました。

このように、地図上にマークをつけることで色々な場所から参加してくれていることが一目瞭然!

Brown生も同様に自分の出身地にマークをつけてくれました。アメリカのさまざまな州はもちろんですが、アジア圏やオセアニア州からの学生さんも多く、色々な国がマークされていたのがさすが国際豊かな大学だなと思いました。

また、Brown生は好きなことに「寿司やお好み焼きを食べることが好きです。」や「日本のアニメが大好きです。」や「日本のゲームが好きです。」と日本に興味を持ってくれていることがよくわかる内容も多く、それぞれのグループのビデオ投稿も楽しく観ることができました。

続いて、「日常生活について」の投稿です。

Brown生、Knox生それぞれ一日のスケジュールのルーティンやよくいる場所を円グラフに表したり、時間軸で表したり、写真やイラストを駆使しながら工夫して投稿してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「自己紹介」も「日常生活について」も投稿する際の言語は、Knox生は日本語➡︎英語の順番。Brown生は英語➡︎日本語の順番で話していきます。

それは、投稿を観る際にお互いの学習言語を先に耳にすること(聞くこと)を目的としているからです。そして、さまざまなSessionに参加して、少しずつ慣れてきているKnox生たち。

日本語を話す際は、相手の日本語学習のレベルに合わせて長文にしない、難しい単語をつかわない、ゆっくりはっきりと話すをしっかりと意識しながら話をしてくれていました。
交流がうまくいくように相手の立場にたって、配慮がされていて素晴らしかったです!

最後に、Zoomでの同時性交流の日です。Voicethreadでコメントを投稿し合ったグループメンバーと直接顔合わせが出来る日とあって、Knox生もワクワクしていました。

テーマは、学校・大学生活、塾、アルバイト、サークル/部活、好きなことなど。

開始10分は、日本語のみでの交流です。Knox生は、 Brown生が言葉につまったときは、やさしい「日本語」でヘルプをすることを意識して、交流を進めていきます。この易しい日本語というのが、意外と難しいですが、Knox生は日本語ネイティブとして、会話のリードをすることを意識してもらいました。

各Breakoutルームでは、Voicethreadで投稿した内容の気になったところを聞いていたり、お互いのペットの話で盛り上がっていたり、この冬に日本へ旅行に行く予定のBrown生にはおすすめスポットを紹介してあげたり、各ブレイクアウトルームそれぞれ全く違う話題で盛り上がっていました!

とにかくBrown生はとても積極的に日本語を話していて、わからない日本語は「もう一度いいですか?」や「うーん、わかりません!」や「airplaneは日本語だと..」とKnox生にしっかりと日本語で意思表示をしていて、言語を学ぶ上で見習うべきところもとても多かったです。

また、あるKnoxの高校生メンバーは、「どうしてBrown大学を選んだのか?」と質問をしていて、Brown大学の魅力を教えてもらい、将来の大学選びにおいて、「何かを自分が主体的に作り上げて、そして自分の好きなことをひたすら極めること!」と丁寧に優しくアドバイスをしてくれたBrown生がとても印象に残っています。

参加してくれたKnoxメンバーの感想を一部紹介します。

実際に必要になって覚えた表現や言葉は忘れにくいので、今後も知っている単語の中で話そうとするのではなくて自分が話したいことを話すことを意識し、言葉が思いつかなかった場合にはそれを描写して相手の学生に単語を教えてもらうなど、貴重な機会を存分に活かせるようにしたいです。
時間が過ぎるのがあっという間に感じるほど、楽しく交流することができました。交流した学生の専攻がアニメーションや音楽関連であったことから、日本の音楽やアニメの話題で盛り上がりました。それぞれ好きな楽曲やアニメ作品を紹介し、「知ってる!」「素敵な作品だよね!」などと共感できたのが楽しかったです。同時に、日本の文化が世界に広く知られていることがわかり、嬉しい気持ちになりました。
 日本語と英語、ちょうどよいバランスでフリートークが出来ました。とても楽しかったです。英語の勉強にも、伝わりやすい日本語の話し方の勉強にもなりました。アメリカの天気やthanks giving day、クリスマス休暇など文化について話し合うことができました。ブラウン大学の図書館についての情報も詳しく知ることができました。もっと交流したいと思いました。

 

Brown生は、この同時交流の日を楽しみに日々日本語の勉強を頑張ってくれていたと聞き、本当に嬉しく思いました。

日本語を習い始めた1年生にとって、日本語のみで10分間話すのはとても難しかったと思いますが、それを全く感じさせないBrown生たちに刺激を受けたKnox生もたくさんいたと思います。このような交流の機会をいただけたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、同年代同士でないと得られない会話や学びは本当に多いのだなと実感します。同年代同士が切磋琢磨してお互いの言語を学習していると目の当たりにすることは、この上ないモチベーションや刺激になり、Knox生から届くポジティブな感想にKnoxスタッフとしてこのような場に立ち会えたことに嬉しく思います。

高校や大学の日々忙しいスケジュールの中、タスクをこなすことは簡単なことではないと思いますが、それ以上に多くのことを得られているのではないかなと思います。

連絡先を交換したメンバーも多かったと思います。この出会いを大切に今後も過ごしてほしいと思います!お疲れ様でした!!

【Global Talk 2022-23】 Session20 GOA / Knox

今回のSession20は、「私の学校の規則」というトピックで、GOAで日本語(レベル2)を受講している高校生の22名、Knox生(中・高校生)の21名での非同時性と同時性交流を行いました。

今回のSessionは、まず「Voicethread」を使用して「私の学校の規則」についてそれぞれが投稿し、続いてお互いの投稿に対してコメントを投稿し、その後、少人数でZoomの同時性交流という流れでの交流でした。

「Voicethread」では、1つのスライドに対し、複数の人が幾つでも音声や動画でコメントを投稿することができるので、それぞれの時差を気にすることなく、また非同時性でも一方通行にならずに十分に交流(会話)が楽しめました。

今回の交流相手校のGOAは、オンラインキャンパスの学校ですので、GOA生は世界各国から参加。さらに、Knox生も日本各地から参加してくれているので、さまざまな「学校の規則」を知ることができ、とても興味深い内容となりました。

それでは、Knox生が投稿してくれたスライドを少しご紹介します。

 

◀︎「自転車登校する際はヘルメットと襷」や「登校時は白い靴が指定」という学校規則

 

 

 

 

 

「くるぶしソックスやヘアゴムが紺か黒が指定」の校則▶︎

 

 

 

 

 

 

◀︎制服(スカート)の下にジャージの着用は不可。タイツのみ許可されている校則

 

 

他にもスカートの丈の長さが決まっている、教室への携帯電話の持ち込み不可、髪の毛は染めてはいけない等、色々な規則を教えてくれました。

中には校則があまりなく自由な学校もありましたが、日本独自のものと思われる規則も多くある印象でした。

そして、GOA生も日本の学校の校則の細かさに文化の違いを感じ、「驚いた!」「面白いです!」「これは男性の制服だとどうなるのですか?」と興味津々でした。

今回は中学・高校生のKnox生が対象メンバーだったので、操作方法や投稿時のルールなど難しく感じることもあるのではないかと予想していましたが、全員がきちんと一人ひとり責任と主体性をもってタスクに取り組むことができており、真摯に取り組んでくれた姿に感心しました。

続いて、GOA生は複数のスライドを用いて日本語と英語を交互に使用しながら学校案内も兼ねた「学校の規則」をプレゼンテーションしてくれました。

GOA生は、デンバー(コロラド州)、シカゴ(イリノイ州)など22名本当に色々なところから参加してくれているので、

◀︎通っている学校をわかりやすく地図で場所を示してくれていたり、

 

 

 

 

学校で出るランチを紹介してくれたり▶

 

 

 

図書館や学校のエントランス、廊下にある休憩スペースでスナックを広げながら談笑する姿の写真などをあげながら、それぞれの学校内のルールなどを教えてくれました。

Knox生にとっては日本の学校では見慣れない光景に「羨ましいです!」といったコメントが多く残されていたと同時に、「日本語がとても上手でわかりやすいです!」と同じ年代のGOA生の日本語の流暢さに驚かされて、自分自身の英語力もより向上していきたいと言語学習に対してモチベーションをアップさせていたようでした。

また、特にアメリカの学生はフード付きのパーカーを着用していたり、さまざまな髪型の学生がいて、「自由度」の高さを感じました。

その後の同時性交流では、少人数での交流ということもあり、直接、疑問点や気になったことを話せる機会です。緊張して無言にならないように、そして限られた時間を楽しめるように、Knox生には事前準備としてGOA生に質問を3つ考えておいてもらいました。

当日は、学校について(先生、規則、制服、部活動、塾について)、グループを途中で変えて交流しました。

参加したメンバーからは、以下のようなコメントが届きました。

クラブが季節ごとに変えられていろいろなスポーツができるのがいいなと思いました。
日曜日も勉強するけれど、土曜日はギターやビオラを弾いて、クラブは陸上とボーリングをするということでアメリカの高校生は勉強以外の多彩な活動をしていることに驚きました。 日本の高校生も勉強とクラブだけでなく、もっといろいろな活動ができるような環境が必要だと思いました。

今回は日本語と英語をしっかり使い分けて、お互い教えあったり、ゆっくり話したりして伝わるように工夫しながら交流できました。 また、お互いの文化についてたくさん知ることができて、日本と似ているところ、似ていないところがあってとても充実した交流でした。

今回、場所を超えて2つの言語で交流することができてよかったです! たくさん話して相手の好きなことや相手との共通点も見つけることができました。

緊張や自分の英語が通じるか不安がありましたが、準備していた質問は全部することが出来たのでよかったです。しかし、積極的に話すことが出来なかったので、改善点だと思います。また、2回のブレイクアウトルームが同じ人だったので、2回目は、話すことが思い付かず大変でした。会話が続くようにもっと勉強しようと思います。

いつも同時性交流時、最初は緊張気味な学生さんたちが、少し時間が経つとキラキラした目でお互いの文化や趣味について一生懸命英語と日本語で話をしている姿を目の当たりにすると、こちらも笑顔になリます。こういった経験は他ではなかなかできないと思うので、交流時に得た気づきや驚きをたくさん感じて、今後の人生につなげてほしいなと思います!

S20に参加した中学・高校生のメンバー、お疲れ様でした!!

【Global Talk 2022-23】 Session21 Brown / Knox

Session21のBrown/Knoxでの交流テーマは、「人口問題と経済&テクノロジー」。

Brown生が日本語で受けた「日本をもっと魅力的にするために」という経済ワークショップの内容の中から、「人口問題グループ」と「経済グループ」に分かれて、Brownの日本語上級クラスの8人の学生とKnox生8人の少人数で、意見交換やディスカッションを行いました。

今回の交流の最大の目的は、現状日本が抱えている人口や経済の問題に対し、日本の学生は実際どう感じているのか、何を思っているのかその率直な反応や意見を聞きたいということ。

事前にBrown生が経済ワークショップで受けた内容のブレインストームを共有してくれたので、Knox生もそれを参考に各自で事前リサーチをしつつ、交流に挑みました。

 

もちろん、「人口問題」や「経済」は一言では片付けられないテーマです。Brown生のブレインストームの中は、少子高齢化社会・低賃金・労働力不足・経済成長などについて、本当に細かく丁寧に「日本の現状」や「日本が抱えている問題点」そして、Brown生が考える「改善点」を書き出してまとめてくれていました。

実際、日本人が日本語で聞いても簡単ではないトピックです。これを外国の学生の皆さんが難しい日本語彙を調べながらまとめてくれたと思うと、頭が下がります!

日本人として、そして日本に住んでいる身としては避けては通れない課題ではあるものの、なかなか日本人の学生同士では普段の会話では上がらないテーマではないかと思います。そんなテーマを、外国人であるBrown生が「日本」という国のことをこんなに真剣に考えてくれているとなるとKnox生も事前リサーチに力が入ったことと思います!

実際にそれぞれのグループに参加したKnox生の感想を紹介します。

人口問題グループ

労働市場におけるAIの取り入れ方、影響については認識が似ていることがわかりました。その他にも様々な話をしましたが、アメリカと日本の多様性の差という背景がそれぞれの社会にどのように影響しているかが良くわかる話し合いになったと思います。
人口問題について深い話ができ、とても貴重な時間でした。また、他の話題も話すことができて楽しかったです。
日本の職人の減少による影響など様々な面からの質問を受け、とても面白いディスカッションになりました。
 人口問題を「高齢者」「少子化」「伝統工芸」などの複数の観点から話し合いをすることが出来ました。「自分の子どもが欲しいか/産みたいか」と言う質問に私自身は「現時点ではNO」と答えましたが、もう一人のKnox生は「欲しい」と答えており、子育てが難しい環境が現状だとしても必ずしも子どもを持つことに否定的な人ばかりではないことがわかりました。

経済グループ


再生可能エネルギーについて、それに伴う電気自動車の普及率の話などは、日米間で顕著な差が出ていて面白かったです。ただ、説明の過程で相手の日本語力の高さに助けられた場面が多々ありましたので、こちらもしっかりを英語力を上げていかなければならないと、強く感じました。まだまだ学べることがたくさんあったので、楽しかったです!
今までニュースで流れてて少し知っているぐらいのテーマだったので自分で事前に調べたりして、本当にディスカッション出来るか不安なままスタートしました。でもメンバーの皆さんとそれぞれ自分の知ってる知識や日常での違いから、日本の改善点をいくつか発見することができて、伝えるだけでなく私自身も凄く勉強になる事が多かったです!
自分は日本の環境で過ごすことに慣れてしまっているからこそ、気づけていないことも多く、新たな観点を知ることができてよかったです。そして、英語でなんで言えば伝わるんだろうと戸惑うことが多く、自分の英語力がまだまだだなと実感しました。これからの英語の勉強のモチベーションアップにも繋がりました。

 

 

 

 

 

 

 

Brown生は高度な日本語を用いながら、Knox生は英語を使用しながら、自ら自分達の学ぶ言語を積極的に使用しながら、「日本」と「アメリカ」の現状について会話を弾ませていたのが印象的でした!

未来を担う若者たちがこのように、お互いの国について興味を抱き、自国が抱えている問題点について、自分の意見をしっかりと持ち、意見交換ができたことが何より見ていて誇らしく、嬉しく思いました。

参加メンバー、不安や緊張もあったと思いますが今後の人生においての自信にもつながったのではないかと思います。

お疲れさまでした!