【Global Talk 2025-26】Session 15 Brown University × Knox

今回の Session 15 では、アイビーリーグの名門、ブラウン大学(Brown University)の学生たちと全2回の交流を行いました。

ブラウン大学の学生は非常に聡明で柔軟、かつ学習意欲が高く、日本語と英語を交えた対話の中で、お互いの文化や価値観を深く掘り下げる非常に濃密な時間となりました。

第一回:「生きた日本語」を伝える:ニュアンスの微調整

今回のメインタスクは、学生たちが作成したスキット(寸劇)へのアドバイスでした。 単に文法を直すだけでなく、日本語特有の「柔らかい響き」をどう伝えるかに注力しました。

  • 「〜だ」と言い切る形を「〜だ“よ”」に変えてみる。
  • 疑問文では語尾を上げて「〜する“の”?」と聞くことで、より自然な会話になる。

こうした具体的なアドバイスを伝えた結果、全体発表で彼らがより自然な日本語を話しているのを聴くことができ、相手の力になれた実感が大きな喜びに繋がりました。

スキットから見える「リアルな学生生活」

交流の中で作成された寸劇には、ブラウン大生の性格や生活習慣が色濃く反映されており、驚きの連続でした。

  • ハードな学習環境: 健康のために早寝を心がけていても、膨大な課題を終わらせるために深夜まで作業する日常や、毎回20ページ以上の予習をこなす学習量。
  • 対話による共生: 寮生活でのトラブル(洗い物の分担や睡眠時間のズレ)に対し、初対面でも「どう解決するか」を率直に話し合い、スケジュールを作成して共生しようとする姿勢。

日本人がつい放置してしまいがちな問題に対しても、言葉を尽くして解決策を見出そうとする彼らの態度は、非常に印象的でした。

第2回:難題への挑戦「東京のランチ難民を救え!」

 2回目のセッションでは、「東京のランチ難民を救うレストランを作る」というクリエイティブなミッションに取り組みました。1回目以上に「伝える力」と「巻き込む力」が試されました。ブラウン大生の視点は非常に鋭く、ビジネス的な観点とユーザーの利便性を両立させるアイデアが次々と飛び出しました。

交流で見えた自分自身の課題と成長

今回のセッションを通じて、私自身の中にも大きな変化と学びがありました。

「準備」という土台の重要性 事前に資料を読み込んで臨みましたが、実践の場では「このニュアンスを英語でどう言えばいいのか」と悩み、流してしまった場面もありました。 「会話の流れを予測し、発話の練習や英作文をしておく」という事前の積み重ねが、本番の余裕を生むのだと痛感しました。

「ミッション」と「対話」のバランス 限られた時間内でアウトプットを目指すあまり、一時は「ミッション完遂」が目的になり、本質的な議論を深めきれなかったという反省も残りました。今後は時間配分やファシリテーション力を磨き、チームとしてより期待を超えるアウトプットを目指したいと感じています。

異文化交流から得た「内省と成長」

この2回の交流を通じて、私の中には大きな意識の変化が生まれました。

• 「準備」がもたらす余裕

事前に会話の流れを予測し、英作文や発声練習をしておくことの重要性を痛感しました。準備不足だと、言いたいことがあってもつい流してしまいます。日々の地道な積み重ねこそが、実践の場での「自分らしさ」に繋がると確信しました。

• 「恥を捨てた」フィードバックの追求

これまでは自分の意欲だけで乗り越えてきましたが、今後は相手に「私の英語はどう聞こえる?」「もっと良い伝え方はある?」と直接尋ねる勇気を持ちたいと思います。次回からは会話を録音・分析し、ネイティブの自然な表現を「真似る」学習を取り入れる決意をしました。

次回に向けて:さらなるステップアップ

最後には学生から「あなたの英語は、私の日本語よりも上手い!」という温かい言葉をもらい、学習への大きなモチベーションになりました。 次回以降は、以下の新しい試みに挑戦したいと考えています。

  1. 自己紹介の工夫: 趣味を語るだけでなく、ジョークを交えて場を和ませる。
  2. 振り返りの徹底: 会話を録音・分析し、ネイティブの自然な表現を「真似る」ことで発話力を高める。
  3. フィードバックの活用: 自分の印象や伝え方について、恥ずかしがらずに相手に直接聞いて改善する。

今回の経験でやるべきことが明確になりました。今後の交流では、より質の高い「相手のためになる関わり」ができるよう、日々の努力を積み重ねていきたいと思います。(M. M)

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