今回ここでは、Session23の紹介をさせていただきます。Session23では、Brown大学の学生さんとの協同セッションでした。具体的には、以下のような流れで取り組んでいきました!
・研究トピックの決定
自分の専攻や興味があることや、日本や海外の問題等から研究したいテーマを選びました。日米のあれこれを比較してみたり、関連する論文や実際にあるサービスを探したり…。探求のアプローチも多種多様。以下に、実際の例を少し載せたいと思います!
【トピック】
○途上国のファイナンス計画と自立性、持続性
○コミュニティ(地域共同体)―文化経済共同体の縮小―他国での共同体への帰属意識 ―コミュニティ(地域共同体)は少子化の解消や経済の発展に寄与するか
○グローバルな文学、本とはどのような要素を持っているのか。グローバル文学の定義とは何か。
○学校における第二外国語の勉強方法と改善点
○就職活動-日本の就活やその現状-海外の就活はどうか-学生と企業双方に良い就活とは何
・ペアの方と連絡をやりとりしつつ、インタビューや資料の作成
スケジュール帳とにらめっこしたり、サマータイムや時差に頭を悩ませた方も多いのではないでしょうか?(私です。)忙しい日々の合間を縫い、それぞれ色々な活動をされたと思いますが、ここでは私の活動を例に挙げてみようかと思います。
私の取り組んだ研究は、日米の就職活動についてです。ペアの方にアメリカの就職活動はどうかとインタビューをすることからスタートしました。そこで本当に驚いたのは、日本との仕事に対する価値観の違いでした。「アメリカは転職が一般的で、同じ会社にずっといる方が珍しい。」そうお聞きしたとき、国によってこんなにも考え方が違うのか!と身をもって理解したのを今でもよく覚えています。
そして時は過ぎていき、迎えた4月27日の発表本番。
それぞれの集大成のお披露目の場、緊張して眠れない方もいたのではないかと思います。
しかし、どのグループの方も、そして私とペアの方も、研究の成果を存分に伝えることができたと思います。
ほっこりする手書きイラストを用いたユニークな資料のグループ、ソースとなる論文を提示し論理的な説明をしてくださったグループ等々、個性溢れる発表が盛りだくさんでした。また、発表の感想のシートが銘々の活発な意見が飛び交う楽しいものだったことも印象深いです。
このSessionで私は、お互いの国の一つのことを比較することで共通点や相違点を見つけ出したり、お互いから学ぶよりよくするための解決策を考えたりすることができました。グローバルな視野を広げるだけでなく、自身の身の回りにも目を向ける良い機会となったと思います。(M.N)