【Global Talk 2025-26】Session 2 Northern University × Knox

ノースウエスタン大学とのSession 2では、アメリカの大学生とペアを組んでの交流を行いました。学校生活を主なテーマに、ペアでの活動を中心に9月から12月まで三か月の交流を行ってきました。これまでの交流を時系列に沿って振り返っていきます。

まず、9月中旬にキックオフ交流が行われました。ノースウエスタン大学の学生と自己紹介などの交流を行った他、これからの交流についての紹介、そして交流を行うペアが紹介されました。交流自体は短いものでしたが、三か月のセッションの雰囲気を掴む場になりました。

その後発表まで3回にわたるペア交流が行われました。各回日程調整からペアごとに進めていったため、他のセッションと比較して自由度の高い交流が行われました。交流の時間が自由だったため、交流が盛り上がり、予定時間を超えて交流を行うこともありました。日英の切り替えも自由で、テーマによってお互いに学習言語での会話に挑戦できたことも印象的です。また、交流の回数が多く、毎回同じペアと活動を行うため、どんどんと緊張が解けていき、回を重ねるごとに肩に力を抜き、失敗を恐れずに交流ができるようになったと思います。

毎回の交流ではお互いの出身地や、大学での生活、サークル活動などのお題が指定されており、それに沿うかたちで交流が勧められました。特に興味深かったのは学生の大学での生活についてです。

私はアメリカの大学生は日本と比較してまじめに授業に取り組んでいる印象がありましたが、私のペアは反対に日本の学生の方が真面目という印象を抱いていて、お互いに同級生の不真面目さを説く場面がありました。また、大学内でバスケやビーチバレーをして遊んでいるという話は、アメリカのキャンパス中心的な生活を感じさせるものでした。私とペアの興味関心が近いことはうれしいサプライズでした。私は政治学を専攻予定ですが、彼は政治学専攻で、政府機関での就職を希望している点も共通していました。日本とアメリカという違う文化圏で育ち、異文化を感じることも多かったですが、サークルやインターンの話題に関してはペアをとても身近に感じることが出来ました。

三回の交流がおわると、交流内容の発表が行われました。交流の中で学んだ、ペアやペアの学校生活について3分程度にまとめ、ウェブ上にアップロードする形で共有しました。今回のセッションでは、キックオフ交流以来、ペア以外と交流する機会がなかったので、三か月ぶりに他の参加者について知る機会となりました。

他のペアの発表を見ると、同じテーマを与えられていても、実際に話した内容には差があることもわかりました。大学の学食の内容について話したペアもあれば、大学の授業の具体的な内容について話したペアもありました。知らず知らずの間に、自分達に固有の交流ができていたことがわかり、とても興味深かったです。

発表後には、最後のペア交流が行われました。特にテーマが設定されていなかったこともあり、これまでの交流で培ってきた友情を改めて感じる機会となりました。日本にキリスト教系の大学が多くある歴史的経緯について話したり、ペアの出身地であるバージニアが『チェンソーマン』に出てきたことについて話したり、本当にざっくばらんに会話が繰り広げられました。

一対一の交流をメインとしたセッションでは、一人と良い関係を築くことに特に焦点があてられたように思います。英語で自分の伝えたいことを伝える経験は、自分自身の英語力への自信につながりますし、アメリカの大学生活を知り、日米の相違点を考える経験はとても興味深かったです。しかし、このセッションではそれ以上に、ペアのことをよく知り、相手に合わせた喋り方、内容で交流しようとする貴重な経験となりました。

私のペアは交換留学で来年日本を訪れるそうです。この関係をこれからも続けていければいいなと思っています。(S.I)

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