

Session 11では、UNIS生と2回目のZoom交流を行いました!今回のテーマは「季節の行事」でした。
交流前のタスクでは、季節の行事、学校行事や地域の行事を紹介するスライドを作成しました。スライドの説明を英語で行い、その動画をVoice Threadに投稿して、交流時の発表の準備をしました。投稿では、正月、節分、こどもの日、月見、七五三、雪まつりなどの行事が紹介されていました。
交流では、各UNIS生と15分間の交流を、ペアを交代して合計3人と行いました。15分間の中で、前半はUNIS生が日本語での自己紹介、町の説明、季節の行事の発表、後半はKnox生が英語での自己紹介と季節の行事の発表をしました。それぞれの発表のあとは質問タイムで、会話を楽しみました。

前半のUNIS生の自己紹介の中では、日本語で質問に対して軽く返すやりとりも行いました。UNIS生たちの季節の行事の発表では、4月25日のAnzac Day (オーストラリア・ニュージーランド連合軍の戦争記念日)、10月24日の国連の日、12月のニューヨークのロックフェラー・センターで行われるライトアップイベントなどを説明してもらいました。どれも初めて聞く行事で、興味深かったです。最も印象に残ったのは、ロックフェラー・センターのイベントです。
巨大なクリスマスツリーが外でライトアップされて、クリスマスソングがかかる中、家族や友達とチョコレートのお菓子を食べたりして3時間にわたって開催されるそうです。アメリカのクリスマスのお祝いは、大規模に行われて、みんなが幸せに満たされて素敵だなと感じました。私は、日本よりも盛大に祝われるアメリカのクリスマスを体験してみたいとずっと思っていたので、このようなイベントに行きたいと思いました 。
UNIS生との日本語の会話で驚かされたのは、1ヶ月程前の前回の交流時より、UNIS生の日本語がレベルアップしていたことです。スラスラと話せるようになっていたり、前は分からなかった言葉を普通に使って話せるようになっているところを見て、短期間での成長に感心させられました。UNIS生に対する質問は、事前に送られた、UNIS生に対するやさしい日本語で書かれた質問リストに沿って進めました。UNIS生たちは、どの質問に対してもしっかりと答えられていて、スムーズに会話が楽しめて充実した時間でした。
後半で、もうすぐ行われる七五三についての発表をしました。七五三の由来や意味、着物と袴、千歳飴、写真撮影、神社のお参りを簡単に説明しました。UNIS生からは鋭いなと思う質問がたくさんあり、日本の行事に興味を持ってもらえて嬉しかったです。着物の色はどんな意味があるのか、七五三とこどもの日の違い、女の子を祝う日はあるのか等々、他にもいい質問をしてくれました。私たちが普段意識することのないことに着眼していて、一瞬考えさせられることもありましたが、それも含めて面白かったです。

ひな人形の説明をするときに、なかなか言葉だけでは伝わりにくいと思い、その場でネットで検索した写真を見せながら説明しました。UNIS生も写真を見て理解してくれたようで、うまく伝わって良かったです。もちろん言葉で伝えようとすることもとても大事ですが、聞いたことも見たこともない他文化のものを言葉だけで理解するのは難しく、そのような場合に写真や動画は非常に有効であることを改めて感じました。
交流終了時の感想では、UNIS生は「日本は色々な行事があって興味深かった」、Knox生は「Hanukkahなど知らなかった行事を知ることができて楽しかったです」とコメントを残していました。他国に住む高校生から地域や季節の行事を直接教えてもらえたことは、貴重な機会だったと思います。今回の「季節の行事」というテーマからは、地域の伝統文化や歴史、またそれが人々の暮らしにどのように反映されているかを知り、日本との祝い方の違いにも気づくことができたと思います。交流後には、海の向こうに広がる世界の文化に対し、より一層好奇心が湧いたはずです。(C.Y.)

