
GOA生との交流を行いました。
まずは、アイスブレイクとして、日英の早口言葉や、お互いが学んでいる言語について日本語で共有しました。
その後、英語に切り替えて、本題へ。家庭の中や社会におけるジェンダーの役割と、女らしい言葉遣い・身だしなみや男らしい言葉遣い・身だしなみについて話しました。
アイスブレイクで、早口言葉を紹介するときに、「日本語学習者が覚えやすいものを紹介したい!」と思い、「生麦生米生卵」を紹介しました。しかし、GOA生からは「難しい!けど、おもしろい!」という反応が返ってきました。小さい頃から当たり前に思っていた早口言葉に、面白さを感じる視点は初めてで不思議な体験でした。また、英語の早口言葉も教えてもらいましたが、とても長くて難しかったです。いつか早口言葉まで聞き取れるようになれるよう英語学習を引き続き頑張りたいと感じました。
次に、お互いが学んでいる言語に関して話したときに、私のセッション相手は3言語の外国語を学習をしていると教えてくれました。「どうして3つも学んでいるの?」と聞くと、「楽しいから。」「internationalな人になりたいから。」という返答が返ってきました。
私自身は、現地の言葉が話せることで広がる現地の人との交流や、言語を知る中で深まる文化理解に楽しさを感じて英語と第2外国語を学んできました。他の言語も学んでみたいと思う一方で、「まずはもっと英語を鍛えなきゃ」と英語以外の言語をなかなか深められずにいましたが、「完璧でなくとも、楽しみながら学ぶことが大事なんだ」と再度、多言語学習へのやる気に火をつけてもらいました。
そして、次は、本題の家庭の中や社会におけるジェンダーの役割と、女らしい言葉遣い・身だしなみや男らしい言葉遣い・身だしなみについての話し合いについてです。
アメリカはジェンダーの役割の平等性が日本より進んでいるイメージでしたが、話をした学生の家庭では、家事や育児は母親がしているということで、予想と異なり、驚きました。意外とアメリカでも家庭の仕事は母親の割合が大きいのか気になりました。時間が足りず、国レベルとしてはどうなのかが話せなかったのが少し残念でしたが、自分で調べてみたいと思います。


また、社会においてはなかなかジェンダー平等が進んでいないといわれる日本ですが、日本で一番大きな政党の総裁が女性になったことを伝えるとGOA生は驚いていました。
最近の時事ネタを踏まえて意見交換ができてよかったです。
また、女らしい/男らしい言葉遣いに関して、アメリカの女性はcuteを、男性はthat’s coolをよく使うというのが印象的でした。
日本でも女性の方が「かわいい」という言葉を多用し、男性は「いいじゃん」というような言葉を使うので、女性/男性がよく使う言葉・ニュアンスが日英で共通していて、興味深かったです。
女/男だからこの言葉遣いをする(しがち)、女/男だからこの服装をする(しがち)という風習は日英ともに、昔に比べたら変わってきているとはいえ、残っているということがわかりました。
「あなたは女性らしい/男性らしい服装をしますか?」とGOA生から質問されたときに「かわいらしい服装が自分は好きだから、女性らしい服装を着るよ。けど、男性らしい服装で着てみたいと思ったら、そういう服装も挑戦したい」と話すと「わかるよ」「私の女の子の友達で男性らしい服装が好きだからそういう格好をしている子がいる」と反応がありました。
性別や社会的な風習にとらわれず、「自分が好きだから」「気に入っているから」という理由で言葉や服装を自由に選べる社会になるといいのかなという気付きを得ることができました。
1回10分×2回と短い時間での交流でしたが、GOA生との交流を通して、交流の前後で考えが深まったり、新たな気づきを得られたりして、有意義な時間を過ごすことができました。(文作成:Aina)
