【Global Talk 2024-25】Certificate Award

Global Talk 2024-25年度のすべての交流プログラムが無事に終了し、先日、締めくくりとしてZoomにてAward Ceremonyが開催されました!

まず初めに、このプログラムを支えてくださっている米日財団、双日財団、在日アメリカ大使館、外務省、文部科学省に、心より感謝申し上げます。日頃からのご支援・ご協力に、改めて御礼申し上げます。

Award Ceremony には、昨年度に引き続き米日財団の渡辺在日代表がご出席くださり、また、ご協力いただいた大学・高校の日本語教師・講師の先生方にもご参加いただきました。ご多忙の中、日米からお集まりいただき、誠にありがとうございました。

今年度も、全30におよぶSessionが実施され、Global Talkメンバーはその一つひとつを通じて、他ではなかなか得られない貴重な経験を重ねてきました。こうした機会を持つことができたのは、日々の日本語教育に加え、Global Talkのために同時交流・非同時性交流・タスク・協働プロジェクトなどを工夫し、実践してくださった先生方のご尽力あってこそです。

改めまして、心より感謝申し上げます。

さて、当日の式では、開会のことばに続き、出席者の紹介が行われ、その後、船越健裕外務事務次官からの参加学生へのあたたかいメッセージが紹介されました。

船越次官からは、「皆様のような次世代の若者同士の交流こそが、日米の絆をより強く、しなやかにしていく原動力です」とのお言葉もいただき、Global Talkの活動が国際的にも重要な意味を持っていることを改めて実感する場面となりました。

その後、受賞者20名の紹介とともに、受賞者による今年度のGlobal Talkのさまざまな交流を振り返るプレゼンテーションが英語で行われました。今年度も、短期・長期を含む多様なSessionが行われ、日常会話から社会課題に切り込むディスカッション、ディベートや協働プロジェクトなど、さまざまな形で交流が展開された様子が紹介されました。どのSessionも、参加メンバーにとって学びの深い体験となったようです。

また、今年度も代表学生2名によるスピーチも大きなハイライトとなりました。

スピーチを行った2名の代表学生からは、それぞれの視点でGlobal Talkを通して得た気づきや成長が語られました。

一人は、Global Talkでのディスカッションを重ねる中で、「自分の意見が他者と違っても、しっかりと発信することが、自分自身だけでなく相手の成長にもつながる」と実感したこと、また、日本では“出る杭”になることを避ける傾向がありますが、あえてそこに挑むことの価値に気づき、「これからも自分自身を挑戦できる環境に置き、さらに成長していきたい」と力強く述べる姿が印象的でした。

もう一人は、「9ヶ月間があっという間だった」と振り返りながら、「Global Talkを通して多くの人と出会い、学ぶことの楽しさを再確認できた」と笑顔で話していました。交流が終わった今でもSNSを通じて連絡を取り合う海外の学生や、再会を約束している仲間がいることへの喜びも伝えられ、「この出会いが皆の未来をより良いものにしてくれることを願っている」と、人と人とのつながりに感謝と希望のこもったメッセージを贈ってくれました。

また、来賓を代表して、米日財団 在日代表の渡辺知行氏、ハーバード大学 元日本語教師のグラハム智子氏、そして国連国際学校 日本語教師の田中雅裕氏よりご挨拶をいただきました。皆様、受賞者による交流発表やスピーチの内容に触れ、”Wow”と感嘆の言葉を述べられ、Global Talkでの活動の取り組みの深さや学生たちの成長ぶりに心から驚かれていました。そして、それぞれのご経験や立場から学生たちに向けて温かく力強いメッセージをいただき、将来の進路を考える上でのヒントや、国際社会で求められる視点、そしてGlobal Talkで培った経験や努力をどう自信へとつなげていくかなど、多くの学びと気づきを得られる貴重な時間となりました。

最後には、NPO法人Knox English Network理事長・大久保先生より謝辞が述べられ、プログラムの運営を支えてくださったすべての関係者の皆様への感謝の気持ちが改めて伝えられました。また、9ヶ月間にわたり努力を重ねてきた参加メンバーや受賞者に対する労いの言葉も添えられ、受賞したメンバーからも笑顔がみられました。

その後、閉会のことばと記念撮影をもって、今年度の9ヶ月間のGlobal Talkの交流は締めくくられました。

昨年度の秋にオリエンテーションをして、初めての同時交流では、緊張で言葉が出なかったり、PC操作に戸惑ったりしていたメンバーたちも、回を重ねるごとに着実に自信をつけ、春にはカメラ越しでも堂々と話す姿を見せてくれるまでに成長しました。中には、相手校の学生の緊張を和らげるほどの安心感と頼もしさを身につけ、会話をリードしていたり、「このセッションはこのメンバーがいるから大丈夫」とスタッフが信頼を寄せる存在になったメンバーもいました。

9ヶ月間の活動を通して、英語や日本語の言語運用力はもちろんのこと、異なる背景を持つ仲間と協働する力、自分の考えを伝える姿勢、そして何よりも挑戦する勇気を、それぞれが自分の力で手にしたのではないでしょうか。

学業、部活動、アルバイトと並行しながらの取り組みは決して簡単なことではなかったはずです。それでも、時差も含めたスケジュールを調整してみたり、プレゼン資料を一から作り上げたりと、ひとつひとつの努力が確実に皆さんの力となり、自信へとつながっていました。この9ヶ月をやり抜いた全てのメンバーを誇りに思います。

そして今年も、多くの学生が Global Talk を通じて、異なる国や文化をもつ人々と「つながる」喜びを実感し、将来に向けた新たな一歩を踏み出しました。これから先、9ヶ月間のすべての経験が、皆さんにとってかけがえのない財産となり、人生を照らす大きな力となることを、スタッフ一同、心より願っています。

2025-26年度の参加者募集もまもなくスタートします!
Global Talkはこれからも進化を続けながら、挑戦する学生たちの飛躍を全力で後押ししていきます。

2024-25年度のGlobal Talkに参加してくださったすべての皆さん、本当にお疲れさまでした!

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