【Global Talk 2024-25】Session 10 Clarkstown High School × Knox

Session10では、Clarkstown Highschool のNorth校・South校・APクラスの学生の皆様と交流しました!

昨年の9月から今年の4月末までの約7ヶ月間、主にVoice Thread(非同時性)を交流のプラットフォームとして活用し、非同時性交流を続けながら、スペシャル同時交流を最終的に3回開くことができました。※非同時性の投稿をする際は、まずは相手の学習言語、その後に母国語という順番を基本としていました。

まず、最初はNorth校・South校・APクラスともに、「自己紹介」を投稿しました。投稿内容は、名前、出身(日本のどこから?)、年齢、いまはまっていること、好きなこと。

自分の自己紹介投稿をする時は少しだけ緊張した面持ちのメンバーもいましたが、お互いの自己紹介にコメントを返す動画では、好きな教科や得意な教科、好きなスポーツや共通の趣味を見つけることができて、自然と笑顔が溢れている様子でした!

二つ目のトピックからは、North校・South校、APクラス別々の内容を進めてきました。それぞれ進めていったテーマは以下のトピックです。

【North校・South校】
* Exploration in the USA
Knox生はアメリカの旅行にいきたい州を1つ挙げて、その理由、North/South生に一つ「あなたの好きな〜はなんですか?(アメリカに関連した内容)」という質問を投稿しました。

Knox生の行ってみたい州、Clarkstown生が住んでいるNew York州もとても人気でした!タイムズスクエアに行ってみたい!ブロードウェイを観に行きたい!という投稿に対して、おすすめのブロードウェイを教えてくれる生徒さんもいて、盛り上がっていました。

*High School Life
お互いの通っている学校の学校行事について、スライドを1枚作成した上で動画を投稿しました。Knox生は、文化祭や体育祭や合唱祭などの写真を入れながら、日本の高校の行事を紹介し、Clarkstown生も様々な学校行事を投稿してくれました。

Halloweenなど共通の行事もあれば、初めて目にする、耳にする行事がとても多くて、Clarkstown生もKnox生も自然と興味が沸いているようでした。中でも、Clarkstown生が投稿してくれた”Back to School Night”と呼ばれる、両親が夜に学校に行って自分の子どものクラスに入って、先生と子どものことについて話をするという行事が印象に残っています。日本にも「保護者会」はありますが、夜に開催されることや”Back to School Night”というネーミングがとてもワクワクする感じで、とても良いなと感じました!

*My Favorite – わたしの推し(APクラスも) 、My Favorite Food/Drinks
「推し」や「好きな食べ物/飲み物」についてのスライドも投稿しました。自分の「推し」や「好きな食べ物/飲み物」ということもあり、「自分の好きなものの魅力を伝えたい!」という気持ちが全面に出て、とてもカラフルでポップなスライドが並んでいて、観ているこちらもとても楽しくなるトピックでした!

一つに絞れないくらい、ブログに紹介したいものがたくさんあったのですが、中でも「好きな食べ物/飲み物」のトピック内でClarkstown生が投稿していた「たい焼き」は、忘れられません!私たちの想う「たい焼き」がカラフル(パステルカラーのピンクや紫や黄緑など)に進化していて、たい焼きの口の部分からソフトクリームがでていたり…笑  映えますし、いつかNew Yorkにいく機会があれば、是非トライしてみたい!と思いました。

*もしも一日だけ有名人になれるとしたら?
誰になってみたいか?そしてどんな1日を過ごしてみたいか、という投稿を進めていきました。有名人は、歴史上の人物などでもOKでしたが、みんな「自分の憧れ」の人を挙げることが多かったように思います。

EMINEMのように、ラップを歌ってみたい!や 野口聡一さん(宇宙飛行士)になって、宇宙を自分の目でみてみたい!、オードリーヘップバーンのように外見のみならず、内面も美しい人になってみたい!、アニメの登場人物になってスパイになってみたい!驚いたのは、誰一人としてかぶることがなかったことです!初めて知る有名人も多く、言語的な文法のみならず、色々な視野が広がったトピックでした。

*わが家の年中行事
最後のトピックは、日本やアメリカとは限定せずに家族行事について投稿しました!
Knox生は、成人式や家族で毎年いく「お花見」、お墓参り、Clarkstown生は、Veterans Day, Independance Day, Thanksgiving Day での家族の過ごし方なども教えてくれました。また、日本とアメリカで同じように祝うクリスマスでも、各家庭での過ごし方や装飾、食べる食べ物などに違いもあったようで、お互いに新しい発見があったように思います。

続いては、APクラスのトピックです。
【APクラス】
*健康的な生活をするためにしていること
健康的な生活をするために自分で取り組んでいることを紹介していきました。

どちらの学生からも食生活や睡眠時間の確保、運動を心がける、という意見も多く、世界共通なのだな、と感じましたが、中には「趣味のゲームを楽しむこと!」や「無理して野菜を食べたりするのではなくて、好きなものを食べる!」という学生もいました。

言語の交流だけではなく、それぞれ自分の意見を発信して、自分の意見と違ったとしても、「それは面白い視点!」と相手の意見を否定することなく、両言語で対話ができていました。

*今、気になっている世界事情
投稿内容は、世界で起きている様々な出来事、紛争、事件、面白ニュースなどなんでもOKということで、スライドを各自で作成してそれぞれ投稿を進めていきました。

トランプ大統領がタイムズ紙で今年の顔として取り上げられていたことやシリアの政権崩壊について、コロナに関して、AIについて両学生ともに、自分の中で気になっているニュース、そこから「この先はどういうことが起こるんだろう」という視点も含めながら投稿してくれました。

それぞれ取り上げたニュースへコメントをする際に、「そんなニュースもあるんだね!」と新たに興味が沸いたメンバーもいました。
特に、「オーストラリアで16歳未満の子どもたちはSNSが許可されていない」というニュースをあげて、アメリカでもTikTokがバンされた話、メリット・デメリットの両面で意見交換を交わしている様子は、感心しました!

そこから、
*AIをどう活用し、どう共存すべきか? や *この世界の未来 についてそれぞれ自分なりの意見や考えを投稿していきました。AI活用で、人間が危惧すべきことはあるのか、今後私たちはどのように共存すべきなのか、どのような世界(未来)にしていきたいのか、スライドも添えて投稿していきました。

両学生ともに、日本語でも英語でも説明するのは、とても難しいトピックだったと思いますが、自分の意見をしっかりと伝えられている、という印象を受けました。
そして、国は違うけれども、AIはすでに私たちの生活において欠かせないものだからこそ、「人間がAIを使う側」から「AIに使われる側」になることがないように気をつけていく必要があることや

今よりももっと住みやすい世界にするには、気候変動や紛争、AIなど世界共通で取り組んでいく必要があり、人類で協力していくこと、お互いをリスペクトすること、平和でいるために各々「楽しく過ごす!」と最終的には、自分たちが「今取り組むこと」にも落とし込めている様子でした。

また、APクラスのトピックは、なかなか普段友達とは話さないようなトピックについて深く掘り下げて、意見交換できる場、そして非同時性の魅力は、相手の話を遮ることなく話を聞いて、それに対して、自分なりに考えをまとめてから言葉を調べたり、選んだりしながら発言できるところだな、と改めて感じました。

そして、APクラスの最後のトピックは、*College & School Life でした。Knox生は、「日本の大学受験と大学生活」について。
自分の専攻している学部や学科特有の活動や、アルバイト、試験前の取り組み、日本の大学受験のシステムについて、スライドとともに投稿をしました!

投稿最後、ということもあり、それぞれにエールを送りあっているのも印象的でした!冒頭でも記載したように、上記のような非同時性を進めながら、最終的には合計3回のスペシャル同時交流も開催することができたことも、とても嬉しい出来事でした。

参加できるメンバーのみではありましたが、Show & Tell形式で、「今夢中になっている物」を実際に見せて、日本語と英語で話をしたり、今まで投稿したトピックの中の自分のお気に入りについて話をしたり、最後には、個人的に連絡を取り合いたいメンバーは、Instagramのアカウントを交換している様子をみて、開催できたこと、予定を作ってくださった先生方皆様に改めて感謝申し上げます。

同時交流では、改めて直接会話をする難しさを感じたり、逆に話しやすさを感じたり、緊張してしまったり、不思議な感覚になったり、というメンバーもいましたが、
昨年の9月から約7ヶ月間に渡ってのSessionで得られたことはたくさんあったと思います!

実は、Sessionを進めていく中、嬉しいことに、APクラスの担当の先生から、KnoxメンバーがあげたVoice Theardがとても素敵なので、ぜひ他のクラスでも活用したい!とおっしゃってくれました。

なので、最終的にSession10では、合計48名のClarkstown生の皆さんが参加してくれました!
Global Talkの輪がこれからも広がりますように!

最後に参加したメンバーの感想です。
お疲れ様でした!

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