【Global Talk!】Session-2 男女格差 Gender Gap<グループ会議>

Session-2最終の課題であるVideo Conferenceが12/3に行われました。時差で日本は23:00よりスタートと遅い為、出席希望者のみで設定しました。

参加したメンバーは、パネリスト2名が各校から選ばれ、スピーチをまとめます。事前に小グループによる討論でまとめたものを基にしました。

国を越えて「男女平等の社会を実現する」という目標のために何ができるか討論し、グループとして の考えを導き出していきました。

これまでに行ってきた課題について、オンラインを通して対面で話し合うことにより、お互いへの理解や問題解決への考えがより深まったようでした。

会議はKnoxが話す時には英語でそれに対する質疑応答も英語、ハーバード/ブラウンが話す時には日本語になります。

全体のディスカッション時には言語の切り替えが難しかったり、躊躇したりする部分も見えましたが、それでもしっかり日本語の会話を英語に自分で切り替えたりすることもできていました。それらも良い経験では無いかと思います。

 

男性と女性との間の賃金格差の問題や、男女の子育てへの関わりや育休取得に対する社会の在り方など、活発に意見が交わされました。

Session-2は、このビデオ会議で終了となります。

次は、Session-3が始まります。

【Global Talk!】Session-2 男女格差 Gender Gap

Session-2は、「男女格差 Gender Gap」をテーマとして、ブラウン大学・ハーバード大学の学生と、Knoxでは高校・大学生が交流します。

まず最初に取り組んだのは、「Like a Girl」女の子らしさについての動画を鑑賞し、それを見た感想を書き出していくワークです。
お互いの学習言語で意見を書き、またそれに対しての感想を返信していきます。

動画の中で、出演者たちは「女の子みたいに走ってみて」「女の子みたいにボールを投げてみて」といった質問を投げかけられます。若い女性や男性またこどもであっても男の子は、この質問に対してどこか頼りなげな弱々しい印象の行動を選びました。

それに対し、まだ幼い女の子たちに同じ質問をしてみると反応は全く違いました。

「女の子らしく走るのは、できるだけ早く走ること」と自信を持って答える女の子には、「女の子らしさ」の概念がまったく違っていました。

Global Talk!の参加者の間でも、この動画が訴える私たちが知らず知らずのうちに刷り込まれていた固定観念に疑問を持つ意見や、成長過程におけるメディアや社会・家庭の影響を懸念する意見が多く出ました。

また、「女の子らしさ」といった表現の存在にも「自分らしさ」でいいのでは?「女の子らしさ」から連想されることを変えていくのがいいのでは?といった意見もでました。

次に、アメリカの学生は日本国内の、Knoxの学生は米国の、「男女格差の問題」をグラフを使って発表していきます。
言語はそれぞれ、自分の「学習言語」を使用します。

そのカテゴリーは各自が選んだため、人種や男女間の賃金格差、大学へ進学率や学部の専攻の差、また政治や自殺問題にまで多岐にわたりました。

他国における男女格差の問題を調査し掘り下げたことで、自分の国との違いやこれから取り組むべき問題にも気づく機会になったのではないでしょうか?

この後、ビデオ電話で小グループによる討論が行われます。この討論で「男女平等の社会を実現する」ために何ができるか皆で考えます。
実際にお互いの顔を見ながら直接意見を出し合うことで、これから自分たちが何を具体的にすすめていくべきか、さらに新しく気づきがあるかもしれません。

〆切のある課題を発表するため母国語ではない言語で、資料を調べたり意見をまとめたりと大変なこともあると思いますが、参加者のみんなはとてもよく頑張ってくれています!

この活動を通して得たことをぜひ今後の自分の道に生かしてほしいなと思います。

【Global Talk!】Session-1 Food Issues & Our Lives

Global Talk!2019 Session-1 の交流がいよいよ始まりました。

第一回目は、KnoxとUNISの交流からのスタートです。

まず、それぞれ英語と日本語で自己紹介をし、出身地や現在住んでいる場所、また自分の趣味や興味のあることなどを発表しました。

自己紹介が済むと、いよいよSession-1に入ります。

Session -1は、UNISの生徒たちと「食料問題と私達の生活」をテーマに進めていきます。

まず「意見を書く」課題として質問に答えていくワークに取り組みました。

①買い物をするとき、自分や家族はいつも賞味期限を気にしているか?
②家やレストランで食べ残しをどうしているか?
など、身近な問題であるフードロスに関係する質問に答えていきました。

質問の中には、3つの形や色合いの違ったイチゴの画像と共に「この画像のどれが一番おいしそうないちごですか?」「どの画像のいちごを買いますか。」というものもあり、普段何気なく選んでいる食品に対し、どうしてそれを選ぶのか?なぜなのか?と深く考えるきっかけにもなりました。

 

次に、同じ画像を見て意見を伝えあいます。

これはアメリカに住む一般的な四人家族が、一年間で食べずに捨てている平均量1160ポンド(約526㎏)を示したものです。

この写真を見てどう思ったか、各自、意見を出し合いました。
Knoxの生徒は英語で、UNISの生徒さんたちは日本語で、それぞれに自分たちの【学習言語】で投稿していきます。

「自分が想像していたよりも多かった。」
「こんなに廃棄しているなんて驚いた。」

といった意見が多く聞かれました。
自分の家庭と比べての廃棄量については、ほとんどの生徒で「自分のうちはこんなに廃棄はしていない。」という意見が出ました。

これは、本当に少ないのか、それとも主観的な印象の問題なのか…調べてみるのも興味深いかもしれません。

また、このように多くの食料が廃棄されている原因についてを考え、

「スーパーなどで食糧がすぐに手に入る環境が原因なのでは?」
「自分が欲しい量だけを手に入れることができない仕組みのせい?」

など、自分を取り巻く食料供給の仕組みについて疑問点を新たにすることができました。

 

さらに、日本の食品ロスについて伝えるニュース動画を見て、自分たちができる取り組みや解決方法を考えていきます。

捨てられがちな食品を使って自分たちでレシピを考案し、実際に料理を作り、その投稿をSNSでシェアしました。

また、Knox-UNISの生徒さんたちでグループに分かれ、時差を調整しあいながら、実際にHangoutsでビデオディスカッションも2回行われました。
通常はビデオや音声の投稿を通して交流しているメンバーと、直接ビデオで日本語・英語で話していきます。

「上手に話せなかったー」「もっと練習しておけば良かった」などの感想もきかれましたが、そんな次回に繋がる課題がでれば、また次のビデオ会話でレベルアップが出来ると思います。

多くの課題にも関わらず、参加者の皆さんはよく頑張っていました!
お疲れさまでした。きっと実りある交流になったことと思います。

Session-1は、この後まとめの作業として、Knox-UNISで共同のレシピ本を作成する予定です。楽しみですね!

 

そして、Session-2も重複して始まります!

 

 

2019-20 Global Talk! オリエンテーション終了

これから始まるアメリカとのオンライン交流に向けて、8/27、8/30と2オリエンテーションが2回行われました。
関東地方以外在住の方はオンラインによっての参加も含め、各日15名ずつの参加です。

夏休み中ということで、(東京観光も含めてかな?)奈良や広島から出席してくれた学生もいました。
ありがとうございました!

学校も学年も別々の参加者たち。
まずは自己紹介をしてもらって、オリエンテーションスタートです。
   

 

プログラムの詳細から、交流をすすめる上での注意事項を聞きます。
これからの活動は、すべて自分でオンライン上で進めていく為、留意してもらう点が数多くあります。

参加者の皆さんたちは、神妙な面持ちで聞いてくれていました(^^

プログラムの紹介が終了すると、プログラムで使用するアプリケーションの説明。
そしてそれらのアプリケーションを使用して、実際にトピックについて調べ、自分の意見をまとめたスライドを作成、音声/ビデオを吹き込んで最終発表まで行いました。

作業の指示が出ると、みんな一生懸命にモクモクと作業に取り掛かります。

使用したアプリケーションも複数に及び、グループディスカッション、またドキュメントをオンラインで共有しながらグループで協働作成していく作業など、多岐に渡って模擬の活動を行いました。

たっぶりと6時間に及んだオリエンテーション。
高度なPCスキルを必要とした場面もあったかと思います。

参加者は、中学生から大学生でしたが、学年の違いを感じることなく、全員完成度の高い発表をしてくれました。
これからの交流が楽しみですね。

最後に記念写真をぱちり。
オンラインで参加してくれた学生は、スクリーン上に一人しか映し出すことができずにごめんなさい!

大変なことも出てくるかと思いますが、終わった時の達成感、得ることのできる経験は大きいものになると思います。
頑張って、いい交流ができるようにしていきましょう!


【Global Talk!】交流終了のお知らせ

Global Talk!プログラムを通して、これまでHarvard大学・UNIS・GOAなどとたくさんの方との交流を重ねてきました。

Harvard大学・UNISとの交流では「男女格差」というトピックについて、「男性らしさ」や「女性らしさ」といった固定概念はどこから来るものなのか、アメリカと日本の両国における男女格差によって引き起こされている社会問題は何か、その社会問題を解決するためにはどうすべきか、グラフを示しながら議論を重ねてきました。
深刻な社会問題について当事者意識を持つことができ、「アメリカから見た日本」と「日本から見たアメリカ」の両方向から学ぶことができたのは、このプログラムならではないかと思います。

グループディスカッションでは、日本語・英語の両方で行い、その考え方の違いはもちろん、ディスカッションに対する積極性など日本との違いを感じることができ、多くの経験が出来ました。

また、GOAとの交流では、ビデオメッセージアプリを使って「和食と洋食」「元旦とおせち料理の由来」といった身近なトピックで話し合っていきました。
国の文化によって食べ物や祝日の過ごし方が全然違い、異文化を肌で感じられたのではないでしょうか。

Global Talkでは時差があるなかでの交流でした。
そのため時間厳守がとても難しいうえ、参加者は学校行事やテストで忙しくしていたにもかかわらず、多くの方が資料作りや動画送信を期限内にしてくれました。本当にありがとうございました。

Global Talk修了者で優秀な成果を修めた方には、以下のようなCertificateが発行されます。

Global Talkを通して、外国との繋がりが楽しい、もっと異文化を学びたい、もっと英語を頑張りたい、
そんな気持ちを感じてもらえたら嬉しく思います。

参加してくださった皆さん、交流校の皆さん、本当にありがとうございました。
今後の活躍を期待しています。

【Global Talk!】GOA交流 洋食&おせち料理

世界各地で日本語を学んでいるGOA生徒とKnox生は、Flipglidというビデオメッセージアプリを使って交流しています。

まず「日本の洋食」というトピックで交流を行いました。今回はすべて【英語】です。

「好きな洋食」では、Knox生から自分が好きな洋食を写真で見せ、何が入ったどんな味なのかなどをで説明しました。

Knox生からオムライスやきのこスパゲッティ、クリームシチュー抹茶パフェ、など多岐に渡って紹介されました。
また、なぜその洋食が好きなのかを説明する際に「母がよく作ってくれる」「記念日に食べる」など思い出と共に説明している人が多く、交流を通して温かい気持ちになりました^^

 

ちなみに好きなGOAの生徒さんたちからの好きな和食では「カキフライ」「ラーメン」などが挙げられており、私たちが考えるような和食のイメージとは違う点も興味深かったです。

 

「おせち料理」では、GOA生からオリジナル年賀状の紹介、元旦に何をしたのか説明が【日本語】であり、最後にKnox生に向けておせち料理に関する質問を【英語で】もらいました。

Knox生は、GOAの生徒さんたちが話した言語にあわせて返答をいれていくことになります。

元旦についての返答は【日本語】で、お節料理に関する返答は【英語】で行います。

「昆布は、どんな意味がありますか?」「れんこんは、どんな意味がありますか?」など、おせち料理に入っている食べ物の由来を英語で質問されると、Knox生は何気なく食べていたので調べて初めて知った!などの声も聞かれ、日本文化についても改めて学ぶことが出来ました。
またそれを英語でわかりやすく伝える工夫も必要だったので、いい経験になったと思います。

自国の文化を外国人の方へ伝える難しさを経験すると共に、日本文化についても改めて学ぶ良い機会となった交流でした!

【Global Talk!】Group-A 現状報告

トピック【アメリカと日本における男女格差】

Group-AではUNIS生とKnox生が互いに「男女格差と平等」について調べポスター作りを行いました!!
ポスター作りの目的は、男女格差問題または男女平等に関心をもってもらうためです。

そこで、UNIS生とKnox生では日本語と英語を交えながら、①誰に向けたポスターなのか、②どんなメッセージを込めるか、③メッセージを効果的に伝える方法は何か(スローガン)、④ポスターを印象的にする方法は何か、といった4つの点に関して話し合いました。


具体的にどんな議論がされたかというと…

①「誰に向けたポスターなのか」

・男女格差で困っている人や男女平等について学ぼうとしている人
・中学生、高校生、大学生
・家庭をもっている人、若い人
・STEM分野(数学や化学分野)でキャリアを積みたい人

②「どんなメッセージを込めるか」

・STEM分野(数学や化学分野)の仕事において、男性ばかり雇用される傾向があるので、女性にも雇用の機会を与えるべきだ。
・固定概念によって人の行動を決めつけてはいけない。1人1人が尊重されるべきだ。
・家庭でも職場でも男女平等であるべきだ。
・男女における雇用機会は平等にすべきだ。

③「メッセージを効果的に伝える方法は何か(スローガン)」

・世界を男女平等な社会にするには、私たちに何ができる?
・固定観念を超えて、尊敬しよう
・どこに居ても男女は平等でなければならない
・みんな同等な資格がある!男女差別しないで!

④「ポスターを印象的にする方法は何か」

・図表などを用いて男女で色を分ける(男=青 / 女=赤)
・一番伝えたいことを大きく書く
・画像や写真を入れて、イメージをさせる

といった議論が展開されました!その結果、こんなに素敵なポスターができあがりました。


ACTFL 2018

 

11/16-19にNew Orleans, LAでACTFL≪American Council on the Teaching of Foreign Languages》全米外国語教育協会によって行われる世界言語博覧会に参加してきました。このイベントでは世界中から外国語教育に携わる教育者が集まり、プレゼンテーションを行うなどして、毎年8000人以上の人たちが議論します。

そこで、アメリカで日本語を学ぶ学生と日本で英語を学ぶ学生を、オンラインによって繋ぐGlobal Talk! での活動内容、その成果を発表してきました。
発表は、Harvard Universityのグラハム先生、United Nations International School, NYの田中先生、とKnoxから大久保の3名にて実施。

時差がありながらも、ボストン・NY・東京と離れた場所からのビデオ会議でミーティングを重ね、3校にて作り上げてきたこのプロジェクト。それに頑張ってついてきてくれた生徒たちの為にもいいものにしたい、と思ってきました。

このプログラムは、言語学習を通してFuture Global Citizens(将来の国際人)を育てることを目的としています。そのため、社会問題について取り上げて議論し、生徒たちには問題意識をもってもらい、解決に向けて今後どのようにすべきなのか、深く考えてもらいました。このプログラムを機に、現在抱えている社会問題に対して当事者意識をもち、自分にできることから始めてもらいたいと思います。

ナッシュビルで3名のプレゼンターが集まってからも、セミナーの合間を縫ってリハーサルを行い、本番に臨みました。中身の濃いプロジェクトだったので、Harvard,UNISの両方の先生方から、Knoxの参加生徒は優秀であり質の高い発表をしているという、お褒めの言葉なども頂けました。

 

 
これらの活動によって生徒の外国語学習が上手くいくようになり、学校や日本という枠を超えて、国際的に活躍できる人へ近づいてもらえたら嬉しく思います。

アメリカのThanksgivingのお休みの後、また別のトピックにてGlobal Talk!は再開します。

【Global Talk!】Group-C 日米コンフェレンス

【Global Talk!】日米コンフェレンス 開催報告

2018年12日4日(火)にHarvard生とKnox生による「日米コンフェレンス」が開催されました!
Zoomというビデオ通話アプリを使って、Harvard生による「日本の男女格差」に関するプレゼンテーションに対して、Knox生が質問をするという流れで行われました!!

具体的には「日本の若者の自殺問題」「ステム分野の男女格差」「家庭における男女の役割」「女性に対する家庭内暴力」といったテーマが扱われました。

①「日本の若者の自殺問題」

【発表】2017年の性別別自殺者数のグラフによると、男性が7割を占めるのに対し、女性は3割である。
自殺原因とされる理由を比較すると、男性が学業不振や進路の悩みであるのに対し、女性は親子関係の不和や友人との不和であった。
よって「男性は文句を言わず、家族を養わなければならない」という日本の風潮が、男性にとって大きなプレッシャーになっていると思う。

【質問】Knox生:どうすれば日本の若者の自殺者が減ると思うか。
【回答】Harvard生:男性に対する大きなプレッシャーを減らすべきだ。また、政府は心理学の研究に投資すべきだと思う。

②「ステム分野の男女格差」

※ステム分野とは物理学や工学などの分野を指します。
【発表】OECD加盟国と比べると、日本の女性研究者の割合は多い方であるが、ステム分野における女性研究者の割合は最低である。
その背景には「数学や化学といった分野は男性の方が優れている」といった固定概念による、教育の男女格差があると思う。
そのため、ステム分野を学ぶために大学院へ進学する日本の女性の割合は8%と低い割合になっている。

【質問】Knox生:ステム分野の研究において男女の賃金格差はあるか。
【回答】Harvard生:アメリカでも日本でも、ステム分野の研究における男女の賃金格差はある。そのことも、女性の研究者が少ない原因の1つだと思う。

③「家庭における男女の役割」

【発表】家事・育児に費やす時間を夫婦で比較すると、夫は妻の10分の1しか時間を費やしていないことが分かる。
その背景には「男性は外で働き、女性は家を守る」といった固定概念が関係していると思う。
男性は残業に、女性は家事や育児に時間を費やすことを良しとする風潮があり、特に姑は嫁にそれを求める傾向にある。

【質問】Knox生:男性に家事をしてもらうことが効果的ではない場合、どうすべきだと思うか。
【回答】Harvard生:政府が残業時間に規制をかきたり、男性の育児休暇取得を促進するべきだと思う。また、男性にも幼いころから家事を母親が教えるべきだ。

④「女性に対する家庭内暴力」

【発表】家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)には、身体的暴力・精神的暴力・経済的暴力の3種類がある。
その被害者は年々増えており、性別別で比べると女性が8割を占めている。
なぜなら「我慢は美徳」といった固定概念があり、被害を受けた女性が言い出せないからだ。
また、日本には内(家庭)と外(社会)を明確に分けて考える傾向にあるからだと思う。

【質問】Knox生:若い人にとって「我慢は美徳」といった考えは身近ではないが、被害者が年々増えているのは何故だと思うか。
【回答】Harvard生:欧米にくらべてアジアは我慢する傾向にあるからだと思う。
※被害の相談件数が増えているのは、被害者が周りに言えるようになった社会的背景もあるという議論もされました。

ジェンダーギャップ(男女格差)に対する考えが深まり、Global Talkに参加して良かったと思ってもらえたら嬉しく思います!

【Global Talk!】Group-B 現状報告

【Global Talk!】Group-B 現状報告

トピック【アメリカと日本における男女格差】

Group-BではUNIS生とKnox生が互いに「伝統と男女差別」について調べ発表を行いました(*^▽^*)

まず、大相撲で使用される土俵の上で倒れた男性に治療を行った女性に対して、行司が「女性は土俵から降りてください」とアナウンスを行ったというニュースを見ました。そして「このニュースを見て、どのように感じたのか」「伝統は男女平等にどのように影響をしていると思うか」「色々な国の伝統は現代の価値観と違うが、伝統は守るべきか」という3つの観点について話し合いました。

そのあと、アメリカと日本における「伝統と男女差別」「男女格差」について調べて発表を行いました。
具体的にどんな意見が交換されたというと…( ..)φメモメモ

①「アメリカの政治における女性管理職」

アメリカは政治における女性管理職の割合の低さが問題になっており、世界で104位である。
そのため女性候補者の割合を高めようと、北欧を例にした女性活躍促進プログラムを行っている。
また、男女格差に繋がっている固定概念を改善するために、メディアが女性活躍促進に関する放送を積極的に放送すべきだ。

②「映画産業(ハリウッド)の女性監督」

映画産業(ハリウッド)の女性監督の割合の低さが問題になっており、今までアカデミー賞を受賞した女性は5名しかいない。
なぜなら、女性は子供の有無で判断される対象であり、男性よりも仕事をもらえる機会が少ないからだ。
また、そのことが男女間の賃金格差に繋がり女性監督の割合の低さが問題になっていると考えられる。
解決策として女性の管理職の割合を高め、女性に理解のある環境にしていく必要があると思う。

③「日本の育児休業取得率」

日本で一週間で家事に費やす平均時間は、女性が21時間であるのに対し、男性は5時間である。
また、日本の育児休業取得率は、女性が83.6%であるのに対し、男性は1.89%である。
これらの数字から「女性が家事・育児を行うべきだ」という社会の風潮があることが分かる。
解決策として「男性も家事・育児を積極的に行うべき」だという社会を作っていかなければならないと思う。

といった議論が展開されました( *´艸`)

アメリカでも日本でも「女性は家事・育児を行う対象のため、仕事で活躍する機会が男性よりも少ない」ということが分かりました。
今後、仕事で活躍する女性の割合を高めるためには、キャリアアップに繋がるチャンスを女性にも与えていく必要があるのではないでしょうか…