アメログVol.34 ★スピンオフ企画 《アメリカ留学セミナー》開催報告

Vol.34のアメログ多摩は、スピンオフ企画として《EducationUSAアドバイザーによる アメリカ留学セミナー》を行いました。

今回はお申込みを50名を超えるエントリーがあり、コロナ禍においても多くの人が留学について関心を寄せているのがうかがえました。

まずは、いくつかのグループに分かれて、参加者同士の自己紹介タイム。
その後、全員でリアクションボタンを使い、「アメリカに行ったことがある?」 「どこの州に行きましたか?」などの質問で、セミナーが和やかにスタートしました。

今回のアドバイザーのEducationUSA東京の市川さんは、ご自身もアメリカ留学の経験があり、その際のさまざまな課題を乗り越えて、留学を実現させた経験からお話し頂きました。

留学を考える多くの学生のまず最初に悩むステップとして、「どこに相談したらいいのか?」「何をしたらいいのか?」といったことがあると思います。
多くの斡旋業者がある中、どこに相談すればいいのか?またその業者は信用できるのか?など、不安を抱えている学生たちにとって、公的な機関であるEducationUSA東京でアメリカ留学についての正確で公正な最新の情報を提供してくれている、相談もできると知り、心強く感じた方も多かったようです。

それに引き続いて上映されたアメリカ留学を紹介してくれた動画では、実際に映像を見ることで思い描くアメリカ留学のイメージが鮮明になり、モチベーションもアップしたのではないでしょうか。

アメリカ留学によって得られるメリットとして、世界最高レベルの教育を受けるチャンスはもちろん、世界各地から来ている優秀な留学生たちと交流できることが挙げられます。

また、その留学の形もさまざまで、自分の目的や夢に合わせて、数多くの選択肢が用意されています。

アメリカには50州に4000校以上の大学があり、専攻科目においては1200以上の選択肢があるそうです。
日本の大学の数は約800校だそうですから、いかに多いかがよく分かりますね。

その後、留学準備に必要なことや準備を始める時期、また留学費用や奨学金、自分に合った大学の選び方などのアドバイスを頂きました。

 

 

参加者からは、
「留学の選択肢が思っていたより多いことに驚いた。」
「今まで知らなかった留学方法や実現させるためにするべきことが知れてよかったです。」
「これから大学受験を控える高校生にとって、可能性を広げられる情報がたくさん詰まっていたなと感じました。」
「今までアメリカ留学というものは、すごく遠い存在だと思っていたのですが今回の講義を聞いて、少し身近に感じました。」

といった声が寄せられ、自分の進む道の選択肢の広がりを感じた方が多かったようです。
今回のセミナーが、参加してくれた皆さんの今後の進路の手助けとなれば、とてもうれしいです!

セミナーでお話しくださった、EducationUSA東京の市川さん、ありがとうございました!

Knoxでは、今後も定期的にアメリカ留学や英語学習についての情報をみなさんにお届けできるよう様々なイベントを計画しています。

 

America Dialogue Vol.33 開催報告

GWに入ったばかりの日曜日、午後3時からアメログVol.33が始まりました。

今回は30名の定員にも関わらず、多くの参加登録がありました。キャンセル待ちは100名以上に昇りこれ以上登録していただいても参加の可能性が低いため、イベント開始前に閉めることになりました。

ただ聞くだけのイベントであれば100人以上でも可能ですが、このアメログは「参加型イベント」としています。参加者同士が交流して「英語を話す」機会を多く得ることが目的の一つでもあるので、人数の制限をしています。キャンセル待ちで参加できなかった皆さん、ごめんなさい!

今回のトピックは、「コロナ禍でのアメリカ留学」です。
現在アメリカの大学生であるお二人をスピーカーとしてお迎えしました。

まずは一人目のスピーカー、Mizukiくんはコロナ禍に入る前からアメリカ留学をしているため、コロナ禍以前での留学で得たこと、またその後コロナで変化したことについて、話してもらいました。


Journalism and Mass Communication を専攻しているMizukiは、現地にいる間にできるだけのチャンスを手にするため、さまざまなインターンを経験しました。その積極性や「自分から動かなければ何も始まらない!」というメッセージを受け、参加者の学生たちも頷きながら聞いていました。

一つ目のディスカッションでは3-4人のグループに分かれ、軽い自己紹介から始まり自分の海外留学に対する気持ちをお互いに話します。もちろん英語でのディスカッション。流暢に話す必要はありません。ここは自分が話せる英語をチャレンジさせる場所なので、みんな一生懸命に話してくれていました。

次はYukiさんのスピーチへ移ります。
Yukiさんは早稲田大学へGap Yearを利用して通学し、Boston Universityからの入学許可を得たものの、様々な角度から自分を見つめ直します。

本当に自分が勉強したいものは何なのかを考え、Yukiさんは必要とされるTOEFL、SATスコアなどを獲得していきます。それまでの努力はとてつもなく大変だったと思います。

 

アメリカの大学か、日本の大学か、Liberal ArtかInternationalityか色々な選択肢を悩んだYukiさん。でもその悩みや失敗も自分の将来にどれも無駄になることはないというメッセージに、背中を押された学生も多くいたかと思います。

最終的にはMinerva Universityに進学することを決意したYukiさん。自分が本当にやりたいことが出来る選択ができたことにとても満足しているようでした。

   

二回目のディスカッションは、過去の失敗は自分の将来に役立つ?自分のゴールをどう達成させる?といったことについて話し合いました。
グループは入替えし、新しいメンバー同士で話します。一回目よりも少しずつ自分を出して、自信をもって英語を話している学生を多く見ることができました。

最後のQ and Aでは英語学習について、留学について、などいろいろな質問が出ました。

このイベントでの経験が、少しでもみんなの海外留学への一歩へ、英語学習へのモチベーションに、繋がってくれたら嬉しいです。

参加してくれた学生の皆さん、お疲れ様でした。
そしてスピーカーのMizukiくん、Yukiさん、本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!

皆さん、また次回お会いしましょう!

America Dialogue Vol. 32 開催報告

今回のアメログのテーマは、History of Racial Discrimination in America 《アメリカの人種問題》を取り上げました。

最近のニュースやSNSでよく話題となっているトピックでもあるので、キャンセル待ちが設定されるほど多くの参加登録がありました。

講師は、Knoxの他イベントなどでもサポートいただいているAdam Jordanさんをお招きしました。

長い間アメリカで起きていた奴隷制度の歴史から振り返り、その制度が終わっても続いた選挙権や仕事などの制限、また学校教育において根強く残った差別について詳しく紹介してくれました。

また黒人への差別だけでなく、第二次世界大戦下においての日系人やメキシコ、その他少数民族の労働者への差別の歴史も振り返りました。
参加者の方からの意見では、日系人などへの差別についての知識は多くなかったので衝撃だった、との声もありました。

さらに私たちの根底に根付く固定観念についても考えていきました。
ステレオタイプで人や物事を判断することは、差別を引き起こすもとにもなります。

2020年に起きた警察による黒人への暴行の動画がSNSを通じて大きく世界に知れ渡り、”Black lives matter”運動として発生したことや、コロナウィルスの影響によるアジア人への偏見なども取り上げられました。

なぜこういった差別が引き起こされるのか? なくすためにはどうすればいいのか? などをトピックにし、3回にわたる少人数グループにわかれたディスカッションが行われました。

このアメログは、各自が自分の英語をチャレンジする場所です。
出来るだけ多くの人に話す機会を得てほしいので、各グループにディスカッションリーダーを一人ずつお願いし、ディスカッション後にグループでの話について発表してもらいました。
参加者には中学生から大学生まで、もちろん英語についてのレベルも各自それぞれ違います。

その中で、大勢の人の前で英語で意見を話すことはとても緊張することですし、難しいことだと思います。
でも、自分で出来る範囲の中で、参加者の皆さんは一生懸命に頑張ってくれました。

 

 

 

 

 

アメリカは、確かにまだ問題を抱えていますが、世界的に見ても多くの人種を受け入れ共存していることができている国です。

自分の知らないもの(人)に対する恐れが憎しみを生むのだとアダムさんは説明してくれました。
だから私たちにできることは、できるだけ多く自分たちと違う人々に会い、交流していくこと。
そして、ともに尊敬し合い、お互いの話をよく聞くこと。

そんな国で育ったアダムさんの言葉には、私たちも深い感銘を受けました。

またそんな多様性により生まれた利点として何があるか、数多く紹介されました。
Garrett Morganに発明された信号機や、世界的に有名なオペラ歌手Jessye Norman、アジア系スノーボーダーのChloe Kimなど。

 

 

 

 

 

今回のアメログでは、身近であるけどなかなか深く話し合うことの少ない差別について考え合ういいチャンスになったのではないかと思います。
またイベント後の参加者によるアンケートでは、多くの人から「英語を話す機会を多く得られた」「英語の勉強をもっと頑張ろうと思った」とポジティブな声が寄せられました。
このプログラムでの経験を、次のステップに繋げてもらえたら嬉しいです。

アダムさん、素晴らしいプレゼンテーションをありがとうございました。
またディスカッションリーダーとして参加してくれたBonnieさん、ありがとうございました!

そして参加者の皆さん、ありがとうございました!
また次回のイベントでお会いできるのを楽しみにしています。

America Dialogue Tama Vol.31 開催報告

アメログ多摩Vol.30が終了しました。

トピックは【数学を英語で話そう!】
今回のアメログもオンラインでの開催です。
北は北海道から、南は熊本まで、大阪や広島、奈良、もちろん関東圏からの参加者もいて、日本の様々な地域から参加してくれました。

 

今回のスピーカーは、 Masaki Ikeda 氏です。

Masakiさんは、このイベント日直前まで、どうやったら参加学生たちが数学、そして英語を楽しんでくれるか、ということをとても考えてくださいました。

今まで31回開催してきたこのアメログの中で最上位に入るほど、参加学生のことを考え、熱心にプレゼンテーションの内容に向き合ってくださったスピーカーです。

本当に嬉しくありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

そんなに熟考して下さったMasakiさんの発表は、大成功でした。

イベントは、数学への近づきにくさを感じずに進んでいきました。
Masakiさんも中学生のころは数学が大得意ではなかったとのこと、きっと学生たちは密かに親近感を覚えたはずです。

また英語では、普段では耳にしたことのない数学の専門用語を教えていただいて、英語がぐっとレベルアップできた回にもなりました。
Zoomでの開催なので、Breakout-roomに分かれ、それぞれのグループでのディスカッションを行っていきました。

上にある数字を使いながら数式を作り、それを他のメンバーに伝えて「さあ、答えは?」
皆んなで一生懸命に数式作り、そして与えられた数式を解いていきます。

真剣に問題を聞いています。

3回目行ったディスカッションでのお題は二つ。

①下のグラフは、何を示しているか、そのお話しをグループ毎に作る。
②自分たちで自由にグラフを書き、それが何のグラフかをお互いに発表しあう。

 

なかなかの難問ですが、英語を話すことに慣れてきた参加者たちは、それぞれのグループで 活発な話し合いができていたようでした。

インターネット回線の状態が悪く、ディスカッションにうまく参加できない学生もいましたが、それでも退出することなく、何度もトライしながら参加を続けてくれました。中学生の参加者の方は発言しずらいかなぁと思っていましたが、手を挙げて積極的に答えてくれ、とても嬉しい場面も見られました。

このイベントを通して、数学を身近に感じ、また英語への自信や英語学習へのモチベーションアップに繋がってくれたら、とても嬉しく思います。

参加者の皆さん、そしてスピーカーのMasakiさん、ありがとうございました!
次回のアメログは一月下旬に開催の予定です。

お楽しみに!

America Dialogue Tama Vol.30 開催報告

アメログ多摩Vol.30が終了しました。

トピックは【アメリカ大統領選挙】
とてもタイムリーなトピックだったこともあり、多くの参加登録をいただき、キャンセル待ちの方が多くいました。

 

スピーカーのBonnieさんは、アメリカの選挙権は何歳からもてるのか、どんな人に選挙権が与えられるのか、など基本的な「アメリカの選挙」に関して話してくれました。

そして、アメリカの大統領選挙に立候補するのにはどうしたらいい?
など質問を交えながら、進められていきました。

 

 

このイベントは参加型、としています。

英語が出来る、出来ない、に関わらず、「英語を口にだすこと」を全員の方に頑張ってほしいので、少人数にわかれてのディスカッションを数回実施しています。わからなかったら日本語でもOK, でもその際には他のメンバーがサポートをして、ディスカッションを進めていきます。

2回目のディスカッションは「大統領とペット」
今まで歴代のアメリカ大統領が飼っていたペットが紹介され、へぇーーとなる場面も。

大統領がペットを飼うということは、どのような効果があるのだろう?
ペットのいる人に対して、多くの人はどのような印象を持つ?

少人数のディスカッションに分かれて、みんなで考えます。
各グループでリーダーに指名された人を中心に、ディスカッションは進めていきます。

  

Facilitatorとして参加してくれたAdamさんは、各グループを回りながら、ディスカッションで困っているところがあればアドバイスを、または時に笑いを作ってくれ、緊張しそうな英語のディスカッションをなごませてくれました。

最後のディスカッションタイムは「自分たちでキャンペーンを実施!」
各グループの中から候補者を決め、スローガンやターゲットとする層、ポリシーなどを決めていきます。

ディスカッション後には、それぞれのリーダーがどんなキャンペーンを企画したのかを発表してくれました。
どのグループのリーダーも楽しそうに候補者や、スローガンを話してくれたのが印象的でした。

オンラインでのイベントのために、鹿児島や北海道、または沖縄など様々な地域から参加してくれました。
少人数のグループを多く作りディスカッションを増やし、発表者も全員が係る形にできたのもオンラインだからこそ。
とても理想的なイベントとなりました。

参加者の皆さん、そしてスピーカーのBonnieさん、FacilitatorのAdamさん、ありがとうございました!

 

America Dialogue Tama Vol.29 開催報告

はじめて《オンライン開催》となったアメログ多摩Vol.29が無事に終了。
オンラインの為、関東圏以外から多くの学生が参加してくれ、また登録開始後、一週間あまりで満員になり、キャンセル待ちも設定されました。

 

今回のトピックは《アニメで英語を強くする!》


日本の漫画が影響を与えたアメリカのコミックや、また逆にアメリカのコミックから影響を受けた日本の漫画などをみていきます。

そして、いよいよディスカッションタイム。
おなじみのサザエさんの4コマ漫画のセリフを英語にしたらどうなる?
ディスカッショングループは各3名か4名かの少人数。みんなで考えていきます。

ディスカッション後には、各グループ波平さん役、マスオさん役などを決めて発表をしてもらいます。
いろいろな案が出たあとに、スピーカーのMs. Pierre が訳した「会話の英語」をみんなで聞きます。

-after all など辞書通りに訳せば「結局」などと言ってしまいがち。「~だからね」とのMs. Pierreの日本語にみんなうなずきます。

次は、ストーリーも含めすべて自分たちで英語を作っていきます。
どんな展開にするか、そのセリフは英語でなんて言ったらいいか、ディスカッションが続きます。

普段なにげなく使っている日本語、英語では何て言うんだろう?

ディスカッションの時にも言いたい言葉が英語でうまく出てこない・・・ など多くのことがあったと思います。

このアメログ多摩は、英語ができる人が話す場ではなく、英語に向き合ってチャレンジしてもらう場所。
たくさんうーんと悩んで、「もっと英語頑張ろう!」という気持ちになってくれたら、嬉しく思います。

初めて行ったオンラインによるアメログですが、結果としては大成功!
とても楽しい時間となりました。オンラインだからこそ、少人数のグループを多く作りディスカッションを増やし、発表者も全員が係る形にしたので、全員が参加してくれる理想的なイベントとなりました。

多くの参加者の皆さん、そしてスピーカーのMs. Victoria Pierre ありがとうございました!

America Dialogue Tama Vol. 28 開催報告

1月19日(日)、America Dialogue Tama Vol. 28を無事開催しました。
多くの大学、高校が試験期間中だった中、参加してくださった学生の皆さん、ありがとうございました!

今回のテーマは「〇〇人の定義とは。多様性の時を迎えて」。
スピーカーのLauren Guz氏は、国際セキュリティ/協力/習慣を専攻し、現在は日本語を研究されています。

プレゼンテーションの冒頭は「国を構成する要素は何か」。
それは、アイデンティティと権利。
それらについてアクティビティを交えて掘り下げていきます。

まずは「自分のアイデンティティは何か」について。
紙の中央に自分の名前を書き、その周りに自分を構成する重要な要素を英語で書いていきます。


でも、自分のこと、わかっているようで実は曖昧だったりしませんか?
書き出してみると、何個か言葉は出てくるものの、そこから先がなかなか進みません。
そこでディスカッションリーダーやスピーカーが各テーブルをまわり、会話を交えて様々なヒントを出し、最終的にみんなの紙にはたくさんの言葉が並んでいました。


発表してくれたみなさんから多く聞かれたのは、日本人であること、出身地、趣味、好きな食べ物、学んでいること、性格など。自分はこういうことが大切だと感じているのだと、改めて気がついた人もいたのではないでしょうか。

次のお題は「自分にとっての日本とは、日本人とは」。英語で俳句などを作り、発表します。

日本って?日本人って?そもそも他と何が違うのか?
今まであまり考えたことがなく、まず日本語で自分の考えを引き出すことから始めます。
そしてそれを英語に置き換えて・・。
ウーンと考え込む姿も見られましたが、国際交流をしていくうえで欠かせない視点です。
治安が良い、礼儀正しい、その他にも様々な視点から意見が発表されました。

最後は、「日本人であることの権利には何があるか」。
自分の経験をもとに、グループ内でどんどん意見が出ていきました。
選挙権、各種の保険、裁判を受ける権利、永住権など、なかには自分たちが当たり前だと思っていて
気づいていなかったものもたくさんありました。

今回のトピックは、最初は少し難しそうにも感じられましたが、実際にプレゼンテーションを聞くと
思わずウンウンと頷いたり、ウーンと考える姿も見られるなど、みんなグイグイと引き込まれ、ディスカッションの時間は会話が弾み笑い声も聞こえてくるなど、とても楽しい時間となっていました。

最後に感想を発表してもらうと、「こういうことは今まで考えたことが無かった。」「日本語でも意見を出すのが難しいと思ったが、良いきっかけになった。」などの意見が多く聞かれました。特に無国籍の問題については、「そういう問題があることを知らなかった」「今まで考えてきた題材から派生する問題なのだと知って驚いた」という感想が聞かれました。このイベントで得られた経験が、みなさんの視野を広げ、国際交流の一助になれていたら嬉しく思います。

そして、難しいトピックだったにも関わらず、解りやすく丁寧にプレゼンテーションをしてくれたスピーカーのLauren Gazさん、忙しい中ディスカッションリーダーとして盛り上げてくれたSamee Siddiquiさん、Amanda Schiano di Colaさん、本当にありがとうございました!

America Dialogue Tama Vol.27 開催報告

《Accommodating Religious and Cultural Diversity in Japan》
【宗教や文化の多様性、どう考える?】

12月8日(日)アメログ多摩Vol.27を開催しました。
当日はとても寒い日でしたが、めげずに参加してくださった学生のみなさん、本当にありがとうございました。

今回のテーマは「宗教や文化の多様性、どう考える?」
スピーカーは、日米教育委員会 フルブライト・ジャパンの奨学金プログラムにより、現在慶応大学に留学中のBenjamin Freedmanさんです。学生たちのディスカッションを引っ張ってくれるディスカッションリーダーには、Bonnie FisherさんとSamantha Cosentino さんが来てくれました。 

オープニングは早速、”Two Truths and a Lie”というゲームからスタート。講師の自己紹介の文章3つの中に1つだけウソが混じっていて、どれがウソかを当てます。学生のみなさん、半数が正解でした!

次は学生同士でグループに分かれ、ディスカッションリーダーも参加して自己紹介に移ります。
大きな声で和気あいあいとした雰囲気で、会話がとても弾んでいました。

場が和んだところで、世界の宗教と文化について、また日本との違いについて講師のレクチャーが始まります。
世界には無数の宗教とそれに紐づく文化が存在していますが、中でも人口規模が多いのはキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教など。そして世界的には、信仰が非常に重要なことだと考えられていることなどが紹介されました。

ここで最初のディスカッション。テーマは、信仰による価値観の違いについてどう考えるか、それが自分自身や周囲の人の考え方を変えられるか。今回はディスカッションの時間を長く設定し、たくさん話してもらいました。日本ではハロウィーンやクリスマスは楽しいイベントの一つだけれども、海外では信仰上大切な日だ、などの意見が聞かれました。

次のレクチャーでは、実際に日本で多様性への対応が進んでいる例を紹介。
礼拝室が空港やデパートに設置され、ハラル対応のレストランが増えていること、旅行者はそれらの情報をSNSで共有して旅行プランを立てていることなどを知り、日本での様々な宗教や文化への対応についてどう考えるか、自身の価値観を保持したまま多様な人々へ思いやりを示すにはどうしたらよいか、ディスカッションをしていきます。

ディスカッションのなかでは、観光地では対応が進んでいるがそれ以外の地域ではあまり進んでいない、情報が分かりやすく発信されていない、レストランで注文するとき豚肉を抜いてほしいとお願いしたが対応してもらえなかった、などの意見が聞かれました。また、自分の学校での取り組みとして、同級生のためにみんなで礼拝用のSpecial roomを作った、SNSで情報交換をしているなどの例も聞かれました。

来年は東京オリンピックの年。様々な人が海外からやってきます。
その人たちのためにできることは何か?
海外から来た人が困っていたら、自分は何をしてあげられるか?

多様性を受容し、尊重し、一緒に生きていくこと。今回のアメログに参加したことで、そんなことを考えるきっかけになってくれたら嬉しく思います。

皆さん、お疲れ様でした!

America Dialogue Tama Vol.26開催報告

Poetry and Creative Writing
詞と創造的なライティング

10月6日(日)、アメログ多摩Vol.26が無事終了しました。
今回のアメログでは群馬から参加してくださった方もいらっしゃいました!
休日にも関わらず参加してくださった学生の皆さん、ありがとうございました。

今回のトピックは「詞と創造的なライティング」。
スピーカーによると”Poetry is a bridge.” 詞は人と人をつなぐものであるということ。
詞にルールは無く、自分の本音を書けば良いのだそうです。
学生の皆さんは少し驚いていましたが、早速ディスカッションが始まります。

 

最初のテーマは「なぜ創造的なライティングは重要なのか」。
チームで意見を出し合い、発表していきます。
意見は「書くと記憶に残るから」「時間を超えて多くの人にメッセージを伝えられるから」「考えを要約できるから」など。

確かにその通り。そして重要なのは、映画や大統領の演説など、一見「創造的なライティング」とは関係なく見えることも、
企画書や原稿を書くなど、最初は全て書くことから始まっているということ。
「創造的なライティング」は、小さなアイデアを大きく広げるためのきっかけになるのです。

次に行ったのはギャラリーウォークというアクティビティです。
質問は、”How do you write?”  “Where do you write?”  “Why do you write?”

チームごとに、テーブルの上に模造紙を置いて、自分の意見を書いていきます。
まずは自分の意見を整理し、英語でどのように表現するか考え、実際に英語で書き出す。
それをチームリーダーと話してブラッシュアップし、最後は発表するという、アウトプットの一連の流れを英語で体験します。


Howは、ペン、スマートフォン、メール、インスタグラム
Whereは、カフェ、学校、図書館、電車
Whyは、勉強のため、SNSでコミュニケーションをするため、日記を書くためなど、たくさんの意見が出ました。

最初は自分の考えを人前で英語で書くことに少し緊張している様子も見られましたが、
次第に慣れてすらすらと文章を書けるようになる姿が見られました!

最後の方には、アウトプットに慣れてきたためか、自分から進んで手を挙げて発表する姿も見られました。


今回は、書くというアクティビティを取り入れたことで、全員が英語でアウトプットしコミュニケーションする機会が多くあり、
とても密度の濃いイベントになりました。
また、チームリーダーが各テーブルを順に回って色々な学生の方とディスカッションする機会もあり、より色々な人とコミュニケーションができる、刺激のある楽しい時間になったと思います。

今回の経験が皆さんにとって、英語で書いたり話したりすることって恥ずかしくない、やってみたら自分もできた、もっと英語でコミュニケーションしたい、そんな気持ちになるきっかけになっていたら嬉しく思います。

 

2019-20 Global Talk! オリエンテーション終了

これから始まるアメリカとのオンライン交流に向けて、8/27、8/30と2オリエンテーションが2回行われました。
関東地方以外在住の方はオンラインによっての参加も含め、各日15名ずつの参加です。

夏休み中ということで、(東京観光も含めてかな?)奈良や広島から出席してくれた学生もいました。
ありがとうございました!

学校も学年も別々の参加者たち。
まずは自己紹介をしてもらって、オリエンテーションスタートです。
   

 

プログラムの詳細から、交流をすすめる上での注意事項を聞きます。
これからの活動は、すべて自分でオンライン上で進めていく為、留意してもらう点が数多くあります。

参加者の皆さんたちは、神妙な面持ちで聞いてくれていました(^^

プログラムの紹介が終了すると、プログラムで使用するアプリケーションの説明。
そしてそれらのアプリケーションを使用して、実際にトピックについて調べ、自分の意見をまとめたスライドを作成、音声/ビデオを吹き込んで最終発表まで行いました。

作業の指示が出ると、みんな一生懸命にモクモクと作業に取り掛かります。

使用したアプリケーションも複数に及び、グループディスカッション、またドキュメントをオンラインで共有しながらグループで協働作成していく作業など、多岐に渡って模擬の活動を行いました。

たっぶりと6時間に及んだオリエンテーション。
高度なPCスキルを必要とした場面もあったかと思います。

参加者は、中学生から大学生でしたが、学年の違いを感じることなく、全員完成度の高い発表をしてくれました。
これからの交流が楽しみですね。

最後に記念写真をぱちり。
オンラインで参加してくれた学生は、スクリーン上に一人しか映し出すことができずにごめんなさい!

大変なことも出てくるかと思いますが、終わった時の達成感、得ることのできる経験は大きいものになると思います。
頑張って、いい交流ができるようにしていきましょう!