プログラム状況 Now!

【Global Talk 2023-24】Session1 Yale×Knox(前半)

Session1 前半 Yale×Knoxの同時交流が終わりました!

第一回目の交流は、2回メンバーをシャッフルして自己紹介とともに、トピックについてディスカッションを行いました。

今回の議題は『自己評価/Self-assesment』について。事前タスクは、①自己紹介準備 (自分の性格を形容詞を入れて話す 例)人見知り/寂しがり屋 など)②『自己評価/Self-assesment』に関するアンケート(自分についてどうのように思っているか、についてのアンケート)の2つでした。

 最初の自己紹介ではランダムにRoomに分かれ、お互いの学習言語で自己紹介をしました。 最初はお互い、学習言語で話すことに緊張している様子でしたが、一度話し始めると趣味や好きなものなど共通の点が見つかり、緊張もほぐれ、会話に間ができることがないぐらい話が盛り上がりました!

自己紹介の際、自分の名前の由来について、「両親が教授をしていて自分と弟に”海”と”陸”という地球に関する名前をつけたけど、自分自身は地球学に興味はない」というユーモアもあったりして、お互いにより一層興味が深まりました。今までは自己紹介をするとなると、趣味や好きな食べ物などありきたりな内容を話していました。でも今回の交流で、自分の名前の由来や性格などにミニエピソードを加えると印象に残りやすく、笑いが起きたりすると自然とアイスブレイクにもなるんだなと思い、今後の自己紹介の参考にしようと思いました!


次のRoomでは、これから一緒にFinal Projectを行っていくメンバーとの顔合わせでした! ここでは、事前に行った『自己評価/Self-assesment』のアンケート結果を見て、お互いの感想を述べたり、気づいた点を共有しました。自分が予想していた結果通りのものや、Knox生とYale生で全く違った結果になっている部門もあり、終始お互いでなぜこうなったのだろうと考える時間を過ごしました。 

会話の中で、「決断力がある、の定義は何?」という話題で、自分は「大きなプロジェクトの進行の際にはっきり決める能力があるか」という基準で考えましたが、Yaleの学生は「明日の予定を即決できるかどうかで判断した」と言っていて、想像するシチュエーションのギャップがあり、個人的にとても驚きました。

結果を見て、お互いに様々な視点から自分自身の考えや感じていることを共有し、アメリカと日本でのギャップを感じることが出来た、学びの多い時間でした!

 

第二回目の交流では、前回に比べて緊張も解け、リラックスして話ができました!

今回は【逃げるは恥だが役に立つ 第一話】を視聴してディスカッションをしました。Knox生は事前タスクとして以下の4つについて、あらかじめ考えをまとめておきました。

①就職活動(日本語)

➁結婚観(日本語)

➂人との付き合い方(英語)

④告白をするときになんというか(デートの仕方など)

就活も日本とアメリカでは、様々な違いがあることを知りました。例えば、日本では企業面接の平均回数は3回と言われていますが、アメリカではそんなに多くの面接は行わないという事を聞き、内定までの流れの違いにお互いとても驚きました。またメンバーそれぞれ出身国が違うこともあり、色々な国での職業イメージの違いなども共有することができて面白かったです。特に印象に残っているのはアメリカ、韓国、中国、日本でCAになるための条件や人気度、サービスの違いなど、初めて知ることが多くとても勉強になりました!


 結婚観の話では夫婦別姓や事実婚についてなどの話をしました。話をしていくにつれて、「違いが多すぎてアメリカと日本では全然違うね」と、グループ内で驚きが多かったです。この話の流れで「日本では婚活パーティーなど出会いの場があるが、アメリカでは婚活パーティーはありますか?」と質問すると、「アメリカでは聞いたことがないよ!」というのを聞いて、自分は世界でも婚活パーティーはあるものだと、当たり前に思っていたけど日本だけだったんだ!と驚きと新発見がありました。私たちのグループは前半の2つのトピックが盛り上がり、残りのトピックはやや早足になっていしまいました。

人との付き合い方のディスカッションでは、グループ全員が「広く浅く付き合う」よりも「狭く深く付き合う」派であるということで、回答が一致する瞬間がありました。各々の理由としては「たくさんの人と関わるのがあまり得意ではない」「信頼できる人と長く関係を築いた方がよいと思うから」などそれぞれの考えを知ることが出来ました。ここのトピックは英語で会話しましたが、初めて聞く単語があったり、自分の意見について「もっとこれも伝えたかったな」と英語力の未熟さを感じる部分もありました。こういった刺激を受けて、英語の勉強に対するモチベーションもさらに上がり、もっと英語の会話量を増やせるように頑張ろうと思いました!

 テーマについて話し合ったあとは、各グループFinal Projectのトピック決めも行いました。これからYale×KnoxはFinal Projectに向けて準備を行っていきます!内容も含めて、お楽しみに!


👇参加したKnox生の感想を紹介します!


受験のときには勉強しなかったような内容の会話を英語で即興でやるのが難しかったです。また、日本との違いについて発見があり面白かったです。今後にむけて単語はもちろんのこと、相手の国についても知りたいと思いました。


予想していたよりもアメリカと日本で似たような傾向があることに気づくことができました。アメリカはやはり国土が大きいため、考え方もより多様であることがわかりました。楽しく意見交換をして、Final Projectの発表テーマを決めることができました。


就活や結婚観について、お互いの国の価値観や慣習を紹介し合うことができて、勉強になりました。特に、ドラマを見ていた時に、アメリカでは「お嬢さんを僕にください」のような結婚の挨拶をするのか気になっていましたが、英語でも似たようなフレーズがあることを教えてもらいました。Final Projectを通して、日米の文化をさらに学びたいです。


恋愛や就職で日本とアメリカの違いが面白かったです。もっと、沢山話したかったけど、時間が足りませんでした。


それぞれのトピックでお互いの国に多くの違いがある事を知って、話しながら驚く事が多かったです!特に就活のトピックでは、アメリカのブラック企業のエピソードやあまり人気のない職業、就くのが難しい職業など、日本と違いが多い部分がたくさんあってすごく興味深かったです!

【Global Talk 2023-24】Session4 Clark HS x TX HS x Knox

先日、Session4のZoomを使った同時性交流が開催されました!

今回の交流では、Clark HS / TX HS の日本語クラブに入っている学生さんたちとおすすめのファストフードをテーマに、

15分×4回、2,3人のグループに別れて交流を楽しみました。

最初の3回はお互いの学習言語で、4回目は日本語のみでの交流でした。

 

主な交流内容としては、

・自己紹介

・おすすめのファストフード紹介

・余った時間でお互いの好きなものについて(アーティスト、漫画、アニメなど)

最初のうちは、Clark生もTX生もKnox生も緊張気味でやや遠慮がちでしたが、だんだんとお互いに打ち解けてきて笑顔が増えてきました。アメリカ人の学生の方々が日本語を話そうと積極的に一生懸会話を繋げていた姿がとても印象的でした。

おすすめのファストフード紹介では、日本にはないお店の商品や日本食が好きで焼きそばを紹介してくれた子もいて、とても興味深かったです!Knox生が紹介した料理に対してたくさん質問してくれることも多く、日本に対する関心の高さを感じました。

また、お互いに同世代ということもあり、共通の好きなものや趣味の話で盛り上がったグループも多かったようです!

そして、普段なかなか関わることができないアメリカの学生さんたちとそういった話題で盛り上がることができ、国を超えた繋がりを感じられ、とても楽しかったです。

今回が初めての同時性交流だったKnox生も多く、緊張して思うように英語が話せなかったり聞き取れなかったりなど戸惑うこともあったようですが、個々の課題を見つけて次に繋げようとする姿がとても頼もしいと思いました。今回の経験をこれからの交流に活かしていけるといいなと思います!

(文作成:naoko.k)

それでは、このSessionに参加してくれた他のメンバーの感想もご紹介します!

今回初めての交流を通して、はじめはぎこちなかったけれど、だんだん会話をするうちにどのように話をすれば良いか流れを掴むことができました!

この交流を通して見つけた自分の課題は、自分の言いたいことをもっと流暢にスムーズに話すことだと思いました。そのために、語彙力や文法を今まで以上に学んでいきたい!

そして、今回相手のおすすめのファストフードで日本にはないチキンやハンバーガーのお店の名前を知れたので、アメリカに行く機会があったらぜひ行ってみたいなと思いました。

アメリカの学生の皆さんが日本に興味を持ったきっかけは、それぞれあったけれどみんな何かに影響されて日本や日本語について学んでいるということを知れたので、何かに興味を持つということは大切だなと改めて感じました。また、日本語で最後まで諦めずに話そうとするペアの子の姿が印象的で恥ずかしがらずに挑戦して間違えを恐れないことの大切さを改めて知れました。

ラウンドの回数を重ねるごとにどのようなことを話せば良いかもわかったし、静かになる時間を作らないようにできたと思います。積極的に質問することで、相手のことも知れるし自分の英語のスピーキングやリスニング力を伸ばすことができると思いました!

初めて、英語をネイティブとする同世代の方と交流することができて、最後は自分から話をすることもできてとても楽しかったし貴重な経験をすることができました!

またこの交流で1番学べたことは、インプットだけでなく、実際に話して学ぶアウトプットすることの大切さだと思うのでこれからも実際に英語を話せる機会を大切にしていきたいと思います。

一対一でコミュニケーションをとることに緊張していましたが、途中、無言の時間が出来たりハプニングがありながらも最終的には楽しんで会話をすることが出来ました!
 
相手と日本語で会話をするときもどのような言い回しや工夫をしたら伝わりやすいかを考えてコミュニケーションをとることが出来たと思います。日本とアメリカという距離で、リアルタイムで会話をすることで時差があることやつながっていることを感じました。
食事や学校の違いも会話を通して感じて、いつかアメリカに行って自分の目で確かめたいと思いました。
普段、アメリカの生徒と会話をすることはなかなか無いので貴重かつ楽しい経験を得ることが出来ました。ありがとうございました。
 
初めは緊張と不安でいっぱいでしたが、みんな優しくてとても話しやすかったです!
アニメの話や、日本、アメリカのお互いの国の話で盛り上がってとても楽しかったです!
 
自分の好きなことや相手の好きなことを沢山話したり聞いたりできたのでとても楽しかったです!!
相手の学校の子と仲良くなれた気がします!
ですが、自分の英語力がまだまだだったのでもっと上達したいです! また同じような交流があったらやりたいです!!!
 

海外の同年代の方々と交流することが初めてでしたが、楽しく会話ができたと思います。

言語は違くても互いにコミュニケーションを取ろうとする姿勢や、文化の違いを理解しようとする気持ちが共感できる部分でした。

反省点は、会話をする際に簡単な英語のみになること、課題は、相手が理解できる優しい日本語を使うことです。次回の交流ではそれらの反省点を活かして、更にレベルアップした交流を目指したいです!

最初ということでかなり緊張しましたが、英語や日本語を交えて相手と喋る事が出来ました。自国のファストフードの紹介では、油っこいものを紹介している人や、意外と健康的なものを紹介している人もいて、アメリカには日本と同じように多くの食べ物があるのだなと知れました。

また、好きなゲームの話で盛り上がれてとても楽しかったです!!

皆さん、初めての交流お疲れ様でした!

引き続きたくさん楽しんでください!

【Global Talk 2023-24】オリエンテーション開催

今年度の「Global Talk 2023-24」がスタートを切り、オリエンテーションを開催しました!

昨年度のCeremony Awardから早3ヶ月。その間に今年度のGlobal Talk参加希望者からたくさんのエントリーがありました!エントリーいただいた皆さん、本当にありがとうございました!

そして今回、オリエンテーションに参加された皆さんは、そのたくさんのエントリーから選考で選ばれた日本各地の中学生から大学生。全国からの参加なので、オリエンテーションももちろんZoomで開催です。

初めての顔合わせ、さらにはオンラインでの開催のため、Zoomに入った瞬間は全員緊張の面持ちでした。

オリエンテーションは、午前の部と午後の部の2部で構成。

午前の部は、プログラムの詳細や注意事項、セッション内容やGlobal Talkで利用するアプリの説明などを次々と紹介。

特にGlobal Talkで主に使用するアプリケーションは導入も兼ねて設定や送信、動画の投稿も行いました。説明を聞きながら、さらにその場で操作をする!はなかなか大変だったと思います。

中にはパソコン操作も苦手なメンバーや初めて使用するアプリケーションに四苦八苦したメンバーもいたのではと思いますが、

わからない人がリアクション機能で手を挙げて質問をすれば、Zoomのチャット機能を使って「○○ボタンを押すと、解消されると思います!」や「私も同じことが起こりましたが、△△でいけました!どうでしょうか?」と自然とITが得意なメンバーが助けてくれたりする場面もあり、頼もしさを感じました!

そして、お昼を挟んでの午後の部では、緊張感のあった午前の部から少しリラックスしてもらえるようにPre交流やRound Tableを行いました。

事前に4-6名の人数にグループ分けされたメンバーでBreak Out Roomに入ってもらい、自己紹介。

あるRoomでの、緊張から解放されたように笑顔で話すメンバーの様子が忘れられません!話も弾んでいたようでこちらとしてもホッとしました。

 

実は、今年度のGlobal Talk生には1つだけ、昨年度にはなかった「Global Talk生同士が気軽にコミュニケーションが取れるプラットフォーム(Slack)」を案内しました。

Global Talk卒業生(先輩メンバー)から「Global Talk生同士で気軽に不安や悩みなどを話し合える場があったらよかった!」という声から生まれた初の試みです。

このSlackでは、今年度のメンバー同士が気軽にコミュニケーションを楽しんでもらいたいのはもちろん、なんと有志で入ってくれた先輩メンバーたちが困ったことなどを助けてくれる場でもあります。

オリエンテーション当日、すでに何名か質問を投げかけていて、素早く先輩メンバーが回答してくれている様子も見受けられました!(先輩メンバーたち、ありがとうございます!)

今後も活発に学生同士で盛り上げて、楽しい場をつくってもらいたいと思います!

 

オリエンテーション全体を通して、メンバーの中には熱心にメモを取ってくれていたり、深く頷いてくれていたり、上であげたSlackの話をすると拍手をして喜んでくれているメンバーもいました!

画面越しからでも真剣に話を聞いて、一生懸命に取り組んでくれている様子が伝わりました。

これから始まるGlobal Talk、たくさん楽しんで貴重な体験と経験を積んでたくさん成長してもらいたいと思います!

一緒に頑張りましょう!

【Global Talk 2022-23】Award Ceremony

先日、2022-23年度のGlobal Talk!のすべての交流が無事に終了し、Award Ceremonyが開催されました!

まず、何よりこのプログラムをサポートしてくださった米日財団、双日財団、在日アメリカ大使館、外務省に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

また、今年度の式典には、米日財団から渡辺在日代表がご出席くださり、学生たちにこれまでの活動への功績、そして今後彼らが羽ばたく未来へ励ましのお言葉をかけてくださいました。
そして、数々のSessionでご協力をいただいた大学、高校の日本語教師・講師の先生方約13名もご出席くださいました。皆様、お忙しい中ご参加くださり、本当にありがとうございました。

この国際交流プログラム「Global Talk!」は米日財団、在日アメリカ大使館による助成プログラムのため、参加した学生たちに無償でこのような貴重な体験ができるプログラムを提供することができており、また、今回一緒にSessionを行なって下さった先生方の協力なしでは成り立ちません。日々の日本語の授業とプラスして、Global Talk!のために同時交流や非同時性交流、タスク、協働プロジェクトを企画し開催して下さったこと、改めてお礼申し上げます。

とても嬉しいことに、Global Talk!の輪が少しずつ広がり、年々応募者と参加校も増え、

今年度は300名ほどの応募者から100名が選考により参加しました。Ceremony Awardは、その中でも約9ヶ月間のGlobal Talk!の活動を経て、成績優秀だった23名が受賞対象者となりました。おめでとうございます!

Ceremony Awardのメインは、
受賞者たちによる今年度の活動内容の紹介でした。それぞれ自分が参加したSessionを分担して英語で発表しました。

その後、Knoxの大学生から1名、高校生から1名。代表者2名にスピーチを行なってもらいました。

特に2人のスピーチから印象的だったのは、

アメリカの学生と話す中で、彼らの日常生活、趣味、文化的な価値観を知ることができ、結果として自分の世界を広げることができたこと、

このプログラムでの経験を最大限生かすために、海外の大学、できればアメリカで学びたいという目標ができたこと、

このプログラムを通して、様々なバックグラウンドを持った人々が互いの考えをぶつけ合うことが、どれだけ刺激的でエキサイティングなことかを身をもって感じたこと、

日本の誇れる文化をたくさん学んで、日本を代表して世界へ出ていけるよう努力したいと思えるようになったこと、そして、より経験を積み、将来日本の子供たちにこのような機会を提供したいこと

でした。受賞者のKnox生も同様に感じたことだったのか、深く共感をしているのが画面からも見て取れました。

 

約30ものSessionを経験してきたKnox生たち。

思い返すと、去年の秋にオリエンテーションで顔あわせをした際は、PCの操作もわからずに慌ててしまっていた学生もZoomやGoogle Document、外部アプリなどをスムーズに使いこなせるようになっていたり、

自己紹介は紙に書いたものを読まないと自信がなくぎこちなかった学生が、カメラ目線でリラックスした表情でにっこりとすらすらと自己紹介が言えるようになっていたり、

同時交流で無言になってしまって悔しい思いをした学生が、最後の交流では相手校の学生さんの緊張をほぐすくらいまでに余裕の対応ができるようになっていたり、

本当に目まぐるしく逞しく成長をしたKnox生をたくさん見ることができました。

大学、高校、中学の授業や部活動、アルバイトの予定もあり、各Sessionのタスクをこなすことは簡単なことではなかったと思います。しかし、諦めずに、自主的に、積極的に参加をした結果、自分で勝ち取った経験値は計り知れない自信につながったのではないかと思います。

日本に住みながら、さまざまなアメリカの学校の学生と出会い、この9ヶ月間は人生の中でもすごく濃い日々を過ごすことができたのではないでしょうか。

どうぞこれからも皆さんの未来がたくさんの可能性に満ちていますように!

将来アメリカと日本をつなぐリーダーがGlobal Talkの卒業生から誕生する日もそう遠くないのでは?!と願っています。

またすぐに今年度(2023-24年度) の参加者募集がはじまる予定です。
このプログラムによって多くの学生が飛躍するよう、Global Talk!は進化し続けます。

 

受賞者の皆さん、2022-23年Global Talkに参加したKnox生、本当にお疲れ様でした!!

またいつかお会いしましょう!

【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-3

Global Talk は今年度最後のイエール大学との同時交流を終えました!(第一回、第二回目の交流の様子は【Global Talk!2022-23】Session25 Yale x Knox-1  と 【Global Talk 2022-23】Session25 Yale x Knox-2 を是非読んでください!)

Yale生との最後の交流は、題して「 Yale/Knox 協働プロジェクトー日本企業様ビジネス企画案件」

Yale生とKnox生は3月頭から約2ヶ月かけて1つのビッグ協働プロジェクトを行なってきました。そして、審査員として 米日財団在日代表の渡辺智行様 をお招きし、発表当日を迎えました。

審査員としてお越しいただきましたこと、この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

さて、このプレゼンテーションの日を迎えるにあたり、Yale生とKnox生は3-4人の7グループに分かれ、Google Document、Zoom、Google スライドを駆使しながら、時差やお互いの大学のスケジュールの予定なども考慮しつつ、連絡を取り合い、協働作業に挑んでくれました。

【具体的な進め方】

・グループごとにZoomなどで会う日程を調整しながら発表時《どんな内容のサービス/商品にするか》を決め、グループで共有したGoogle Documentに書くこと。

・発表言語:Yale生の発言は日本語、Knox生の発言は英語。
・Yale生/Knox生お互いに言語をチェックしてあげる/もらうこと。

基本的には学生に任せていましたが、各グループの足並みをしっかりと揃えるために、Google Documentの進捗状況を

Abstruct(概要) ーー 3月頭
Draft 1     ーー その後約1週間
Draft 2     ーー その後約1週間

のように期間を区切りながら提出してもらい、さらにはDraft1提出前に全体でZoom交流の日程を設けながら少しずつプレゼンテーションの形を作り上げていきました。

サービスや商品のアイディアをゼロから協働で作り上げていく過程の中で、アイディアをまとめることなどはもちろん大変だったと思いますが、お互いの言語チェックはすごく難しく、かつ重要なポイントだったと思います。

特にAbstructやDraft提出時の文字を書く作業では、日本語はKnox生・英語はYale生が書いた方が楽だよ…..と思った瞬間もあったかもしれません。しかし、「どのような言い方や書き方をしながら間違いを指摘すれば良いのか」「どのように伝えれば相手のためになるのか」も含めて、今後社会に出た時に役たつスキルが学べたのではないかなと思います。

そして、実は、今回の協働プロジェクトは、発表日当日以外でもYale生やKnox生は進捗提出の採点がされていました。

17項目もの評価基準を設け、両学生にもどのような評価がされるのかも事前に周知をした上で行っていきました。

特にKnox生はYale生の日本語をどのようにサポートしたのか、積極的にプレゼンに参加していたかもグループの評価基準に影響することがわかっていたので、言語チェックにおいてもいつも以上に一生懸命に取り組んでくれました!(細かいところでは、発表時のYale生への日本語を「です/ます調」にし、少し上級日本語を使うように「でも→しかし」に変換したり。)

もちろん、Yale生もKnox生の英語が上級英語になるよう、双方のサポートによりすごく高度なプレゼンが仕上がった印象です。

プレゼン発表当日を迎えるまで、リハーサルの回数も最低一回はするように周知したものの、各グループの責任において任せていたので、私たちも発表当日までどのようなプレゼンテーションを発表してくれるのか、不安とワクワクでいっぱいでした。

発表日当日は、参加した全員がとても緊張したのではないでしょうか。

各グループ、プレゼンテーションとして与えられた時間は8min。その後2minが質疑応答の時間。

グループ1から順に日本企業のCEOへ向けて自分たちが考えた「サービス・商品」をアピールしていきました。

 

「なぜ」このサービス・商品を提供しようと思ったのかの背景、日本の「環境」「高齢化社会」「教育格差」「フードロス」などに焦点を当てながらの問題定義、競合他社、

そして、具体的な数字を用いながらどのように収益を上げていくかまで本当に細かくリサーチできていて、とにかく感心しました!!

各グループのキャッチーなサービス・商品名もオリジナリティに溢れ、「本当にこんなサービスがあれば嬉しいな」と思うものばかりでした。

優勝したグループ、準優勝したグループ、特別賞のグループ、惜しくも発表時間が足りなかったグループもありました。時間が足りなかったグループは悔しい思いをしたかもしれません。しかし、約2ヶ月間Yale生とKnox生とでやり切ったことが何よりも今後の糧になるのではないかなと思います。

今後、社会に出た時にいつか社内外でプレゼンテーションを行う日がくるはずです。その時に、Yale生と一緒に行ったこの日を思い出して、「あれを経験したんだから絶対大丈夫!」と自信を持ってほしいと思います。

最終日を迎えて全員の晴れやかな表情とやりきった姿が見れて逞しさを感じました。

そして、Global Talk 最後の同時交流、お疲れ様でした!最後に参加したKnox生からの感想です。

両国の視点からの情報や意見を得られる機会が少ないので、とても貴重な体験ができました。日本の社会問題や日本の教育に対するアメリカの学生の生の意見を知ることができたのは財産になります。ありがとうございました!

今回、日本企業への提案を作ることで、自分の将来の働き方を具体的に想像することができるようになりました!

英語はもちろん、アメリカ人の「問題」に対する「考え方」も学べました。そのため、自分の視野が広がり、新しい視点で問題解決を行えるようになったのではないかなと感じます!本当に素敵な機会をありがとうございました!

【Global Talk!2022-23】Session27 Smith x Knox

今回は、年始明けて早々に募集を開始してすぐに定員に達したSession27についてです。

人気だった一つの理由が、お互いのSNS(LINEやInstagramなど)を使って連絡を取り合える自由度も高い交流だったということもあります。

Smith Collegeの学生さん8名xKnox生8名のSNSペア・グループ交流をメインに、合わせて

  • Instagramにリサーチ投稿
  • 同時交流2回
  • Smith生が最終プロジェクトとして書き上げた「翻訳比較」レポートへのコメント

を2月〜4月末までの約2ヶ月間で実施しました。

メインのSNS交流では、トピックはなく自由だったので、お互いの自己紹介や大学で専攻していること、好きなこと(趣味)などについて会話を(テキストで)弾ませていました。早いペアだと自己紹介後すぐにInstagramのアカウント交換とLINE交換を行っていたのが、同年代の学生ならではだなと印象的でした!!

(実は、日本語を学んでいるアメリカ人の学生は、アメリカではあまり使われていないLINEを使ってみたい!と思う人も多いと聞きましたが、今回の8名ペアのSNS交換の内訳は、Instagram・LINEでのやり取りは半々でした!)

SNSのペアでのやり取りは継続しつつ、今回のSmith生 x Knox生の交流専用のInstagramアカウントを作成し、期間を設けながら5回に分けて、身の回りにある「色」「カタカナ」「方言」「タイパ」「伝えたいもの・こと」について写真投稿してもらいました。

例えば、アメリカにいるSmith生が見る「色」の空 と Knox生が見る「色」の空は同じ「青」空なのに、周りの風景や建物が違うだけで随分と印象が違うように写り、それぞれが今いる場所から同じアカウントに写真投稿をすると、色鮮やかで面白いアカウントになるんだなと興味深かったです。

また、日本に住んでいる私たちにとっては「カタカナ」が日常に溢れていて、漫画のセリフやお菓子のパッケージに書かれていることは当たり前ですが、それをInstagramに投稿することによって、「あ!ここもカタカナだった!」と日本人でも新たな発見があることに驚きました!

Smith生は授業内で「特殊カタカナ」について学んでいたようで、例としてジブリの「千と千尋の神隠し」の本の中で「ハク」が「イヤだとか 帰りたいとか…」のセリフを「嫌」という字がカタカナになっていることを発見してくれていました。その他にも漫画のなかで「キモい」や「二ブイわ!」など漢字ではなくカタカナで書かれている字をリサーチしてくれてあげてくれました!

この5回にわたるInstagramのリサーチの中で、Knox生も何気なく目にしている風景や字や普段利用している物に対して、より深く考えるきっかけになったと思います。

また、Knox生が投稿をした写真を通じて「日本」の日常の中にある「看板」や「駅の案内板」や「日本のアプリ」などSmith生にとって面白い発見があり、日本という国により興味を持っていただけるきっかけになってくれていれば嬉しいなと思います。

最後の同時交流では、Smith生が書いた最終プロジェクトの「翻訳比較」のレポートをKnox生が同時交流前に読み、日本語でコメントや感想を言い合いながら意見交換をしました。

ずっと連絡を取り合っていたペアでBreakout Roomに入ってもらったので、「ちゃん付け」で呼び合っているペアもいて、お友達のようにリラックスして談笑していて、どのペアも約2ヶ月間とっても良い交流ができていたのだなというのが伝わってきました。

そして何より、Smith生が最終プロジェクトとして書き上げた「翻訳比較」の作文を読み、日本語と英語の翻訳が本当に深く掘り下げて書かれていて、あるKnox生は、「日本語をこんなに大事に訳してくれてリサーチしてくれるなんて!」と感動を覚えていました。

また、一人一人感想を聞く中で、「文化とかシステムの違いを話したり、とにかく直接話せてよかった!」や「英語と日本語はもちろん、中国語に興味がある者同士だったので3カ国について話せてよかった!」など語学学習者同士ならではの会話で大盛り上がりしたようでした。

勉強以外のペットの話題や好きなドラマ、大学の授業やテストなど。授業と違うところで、同年代で、SNSでやりとりすることにより、Global Talkならではの経験を参加してくれた全員が楽しんでくれたことが何より嬉しく思います。

今後も良い関係を続けていってください!

Global Talkのプログラム、この交流が最後だったKnox生もいたと思います。お疲れ様でした♪

それでは参加者の感想も載せます。

「翻訳の比較」について調べようと思った理由について、Smith生が動画の自動翻訳機能による不自然な翻訳を見て、翻訳が上手くいかない原因を分析しようと思ったからと聞いて、自分の身の回りのものに関心を持ち、調査を通じてオリジナルの考えを持つことが出来ることが本当に素晴らしいと思いました。

今回のレポートを読み、私は翻訳が難しくなる理由や翻訳するにあたって工夫されている点などについて学ぶことが出来ました。ディスカッションの中で、改めて日本語と英語の違いについて考え、日本語の主語や目的語を省略する傾向がある点やアメリカでは長いタイトルよりも覚えやすいインパクトのあるフレーズが好まれることなど、様々な気づきがあり楽しかったです。また、歌詞の比較では、日本人にとって習得が最も難しい言語の一つである中国語の方が英語よりも元の日本語の歌詞に近く、興味深いと思いました

日本語と英語の翻訳を比較して分析するのは難しいと思いますが、Smith生のレポートは勉強になりました。作品を知らない人でもその場面が想像できるほど作品の場面も丁寧に説明されていて、日本語と英語の違いを事例とともに知ることができました。

どの考察もすばらしいと思いましたが、私が特にすばらしいと思ったのは、感嘆詞の考察です。今まで注目することなく日本の漫画やアニメを楽しんでいましたが、英語ではこのように表記するのだと新たな発見がありました。英語の方が口語的でカジュアルな印象を持つという考察に非常に共感しました。

また、あるキャラクターが金を「カネ」と特殊カタカナを用いて表現したことについて、その状況や場面から「軽蔑や嘲笑」を示していると考察されているのはすばらしいと思いました。私は慣れている日本語だと言葉や作品をイメージのみで理解することが多い気がします。「カネ」と特殊カタカナが用いられている理由が非常にわかりやすく言語化されており素晴らしいと思いました。

 

【Global Talk!2022-23】Session26 UNT x Knox

先日、Session26が終了しました!今回はビジネス日本語を受講しているUNT生10名(4年生)との交流だったので、Knox生も約10名に集まってもらい、人数を限定しての交流でした。

今回の交流は、以下のように進めていきました。

  • 交流期間:2月中旬〜4月下旬
  • 交流内容:Flipおよび同時性交流3回
  • 交流目的:「日常生活やビシネスシーンにおける日本とアメリカの文化の違いに着目し、課題を見つけ、最終的に製品やサービスの提供など創造する。」

Flipでは、Knox生は同時交流前に英語での自己紹介を投稿。さすがのKnox生、Global Talk を通じて秋から数えきれないほど英語での自己紹介を経験してきているので、カメラ目線でスラスラと自己紹介ができていました。

Global Talkを通じて「自己紹介」は日本語でも英語でもハキハキと言えるようになったと思います。社会に出てからも幾度となく新しい人との出会いを経験する中で、「自己紹介」はとても大切です。これからも自信を持っていってほしいなと思います!

さて、Flip投稿後は、3回の同時交流です。

また、最後の同時交流では、第一回・第二回の交流を踏まえながら、グループごとに異なる「対象者」に向けて各自で「新しい贈り物」を考え、発表をするという協働プロジェクトの場としました。

まずは第一回目の交流:【トピック:ギフト】は、

  • ものをあげるタイミングについて【日本語】(お土産、お祝い返し、引っ越し挨拶、お中元)-15分
  • アメリカのギフト【英語】-15分
  • 日本・アメリカの比較ービジネスに置けるギフト【両言語】-15分

の流れで行いました。

第一回目ということもあり、自己紹介も交えながらの交流であっという間でした!UNT生の緊張をほぐしながらKnox生は話せたのではないでしょうか。

また、日本人として、最近は日本でも少し薄れつつある「お中元」などについて改めて考えるきっかけになったと思います。

そして、第二回目の交流:【トピック:日本・アメリカ働き方について】です。

  • 「ワークライフバランス」という言葉についてどう捉えているのか?【日本語】-15分
  • 「アメリカ人の働き方」とは?【英語】-15分
  • 自分にとって理想の「働き方」とは?【両言語】-15分

の流れで意見交換をしました。第一回目の交流トピックよりも難しい内容なので、上記の話す内容を事前にKnox生に伝えた上で、答えを用意してもらい、挑んでもらいました。

同時交流は時間が限られているので、両学生の有意義な時間にするために、「話す内容」を準備しておくこともとても重要です。(それが日本語ではなく英語で話すとなると尚大事ですよね!)

また、今回のSessionに限らずですが、例えば会話がとまってしまった時、または相手が何を言っているのか理解できなかった時はどうすればいいのか。そういった対応も、コミュニケーションスキルとして日本語/英語ともにできるように想像をしてもらいながら同時交流に参加をしてもらいました。

あるKnox生は事前準備をしていた際に「有給休暇」「定年退職」「残業」など日常会話ではなかなか使わないワードを英語で調べたりしたそうです。その調べた単語をすぐに実践で使える交流があるというのは、最強のアウトプットの機会につながったと思います。

そして、UNT生の中には、「将来、日本で働きたい!」と言ってくれている学生さんもいました。つい「日本の働き方の問題点」ばかりに目が向いてしまいがちですが、純粋に日本で働きたいと思ってくれている同年代の学生を目の当たりにして、また、「アメリカ人の働き方」をアメリカ人の大学生から直接聞くことで考え方自体が変わったKnox生もいたようです。

 

いよいよ最後は、第三回目の交流:「協働プロジェクト」の同時交流です。

最後の交流に向けての事前タスクは、

各自指定されたグループの「対象者」を確認し、どんな「新しい贈り物」をするのか。その内容を一枚のスライドにまとめて “Voice Thread”に投稿してもらうことでした。

贈り物をする対象者は、各グループのUNT生が事前に考えてくれ、

  • 「Appleの新入社員」
  • 「Hondaの重役」
  • 「小売業の同僚」
  • 「新入学生 and 新入社員
  • 「Amazonの重役」

に決定しました。

そして、発表当日の流れは、

  • 各自用意したスライドをグループ内で発表-10分 
  • グループ発表に向けての説明-3分
  • グループ発表の制作、話し合い-25分
  • グループによる発表-10分

で行いました。特に、25分間でグループの中で発表する「新しい贈り物」を一つに絞り、それに対してスライドを作成・完成させるというのは簡単なことではなかったと思います。

しかし、どのグループも2回の交流で少しずつお互いの意見や文化の情報を交換したこともあり、限られた同時交流の時間を有意義に使いながら、見事素晴らしいチームワークとタイムマネージメントで乗り切ってくれました!

今期のGlobal Talkも終盤を迎えておりますが、自信を持って外国人の学生とコミュニケーションをとり、時にはリーダーシップを取ったり、笑いを含めながら話し合いをしている姿をみると、成長を感じざるを得ません。

本当に誇らしく思います!

それでは、素晴らしい発表をしてくれたKnox生からの感想を少しだけ紹介致します!お疲れ様でした!

自分の考えたアイデアにコメントをもらえたことも嬉しかったですし、ディスカッションを通して新たな気づきもありました。ポスターは、グループ全体でアイデアを出し合いながら、作成できたことも楽しかったです。上手く考えを表現できないこともありましたが、メンバーのみんなに支えてもらって、良い経験をすることが出来ました。
今日の交流を通して、今後海外の人にプレゼントをするときにどのようなプレゼントをあげたら喜んでくれるかなということを考えながらできてよかったです。グループメンバーのみんなも素敵な人たちで最高でした。ありがとうございました!

【Global Talk!2022-23】Session19 GOA x Knox

 Session19は、GOA生との交流でした!
(※GOAとは既存の学校ではなくオンラインキャンパスで、GOAで日本語授業をオンライン受講することにより、通学校はその学生にその授業を受講したと認めるシステムがあります。なので、GOA生は、日本を含むアジア、ヨーロッパ、南米、中近東など世界各国より入ってきます!※Session20でも交流をしたので、ぜひご一読ください!)

 今回のGOA生は、日本語の初級を受講されている学生さんたち。去年の秋(10月)に非同時性の交流、そして今年の春(3月)に一回限りの同時交流(自由参加)を行いました。

 まず、秋の交流ではGOA生が「わたしのかぞく」というトピックでスライドを数枚作成し、プレゼンテーション形式でVoice Threadにあげてくれました。

 Global Talkのブログを読んでくださっている方は何度か「Voice Thread」というワードが何度か出てきているのでご存知かもしれませんが、「Voice Thread」とは、複数の人が幾つでも音声や動画でコメントを投稿することができ、また非同時性でも一方通行にならずに十分に交流(会話)が楽しめるツールです。

 なので、世界各国から参加しているGOA生や日本全国から参加してくれているKnox生にとってそれぞれの時差や時間を気にすることなく交流ができるので、とても相性が良いのです! 

最終的には47名のGOA生がVoice Threadをあげてくれました!当たり前ではありますが、47人本当にさまざまな家族構成や家族の名前、職業、年齢を写真と共に発表してくれました!

そして何よりも、プレゼンテーションに載せてくれた家族写真がどれも素敵で、こちらも幸せな気分になりました。

プレゼンテーションが集まったところで、次はKnox生が「日本語→英語」の順でプレゼンテーションの感想や質問を投げかける番です。

特に、家族構成の中で「双子の姉妹」の紹介をしてくれたGOA生に対し、同じく「私も双子の姉妹がいます!」とKnox生がコメントをしていたり、家族の中にペットの紹介を入れてくれた子に対しては「私も犬を飼っています!」とそれぞれ共通点をみつけて盛り上がっていました!

GOA生が日本語初級ということもあり、Knox生も笑顔で若者言葉を入れない丁寧な日本語でゆっくりとコメントを投稿してくれ、相手の立場に立って語彙や話し方を変えてくれました。

Knox生もGOA生の家族のプレゼンテーションを聞いて、例えば自分の家族構成や名前、職業、年齢など英語でいえるかというのも是非トライしてほしいなと思います!

そして、時間を空けて先日一度限りの自由参加の同時交流を行いました!

皆それぞれに通学している学校がある関係で、今回はあいにく春学期と重なった学校が多くて出席者が少なくなってしまいましたが、逆に少人数の交流となりフリートークも盛り上がっていました!

特に中高生にとっては残り少ない同時交流の場で、たくさん話すことができたのではないかなと思います!

後日談となりますが、同時交流を行ったGOA生の一人から「Knoxのみんなともっと話したい!」とメールアドレスを送ってきてくれました。Knox生もとても嬉しく思いました!今後もプログラムを離れても、学校を超えて、国を超えて、ぜひ交流を続けていってくださいね!
 
交流、お疲れ様でした!
 

【Global Talk!2022-23】Session31 ODU-3 x Knox

秋に交流したODU生と引き続き春にも交流できることになり、先日同時交流を終えました!

 当日は、ペアを変えて以下の2ROUNDで交流をしました。

  • Round1 : 日本語のみx20min
  • Round2 : 英語・日本語(なるべく自分の学んでいる言語で)x20min

 日本語を学んで約半年のODU生とのSessionで、今回は「事前タスクなし」そして「フリートーク」の一度限りの同時交流です。

 全員で集まると早々にブレイクアウトルームに分かれて話をしてもらいました。まずは「日本語」の時間です。それぞれに自己紹介を終えると、ODU生が日本語の質問をKnox生に投げかけるところから始まったルームが多かったように思います。(ODU生がこの日のためにしっかりと日本語を練習してきてくれたのだなというのがKnox生も伝わったのではないでしょうか)

あるルームでは、Knox生の名前が聞き取れなかったようで、ODU生がとても丁寧に「すみません、おなまえ、もう一度いいですか?」と日本語で聞き返していたり、自己紹介を早々に終えて「好きなスポーツはなんですか?」や「旅行はどこに行きたいですか?」と習った日本語を一生懸命に質問するODU生の姿が見られました。

Knox生も相手の日本語のレベルに合わせて早口にならないように、そして難しい日本語は使わないように。通じなさそうであれば、言い換えをしながら会話をしていました。そのおかげもあり、大体5分もすると両学生から笑顔が見られ、リラックスしている様子!

あるルームで、「私は日本語を勉強していますが、全然得意じゃない!」と謙遜しているODU生もいましたが、参加したKnox生全員から「約半年でこんなに日本語が話せることに驚いた。」と感想を受けました。ぜひ自信を持って、もっともっと日本語を好きになってほしいなと願うばかりです!

Knox生においては、ODU生8人 x Knox生8人のペア交流ということもあり、いかに日本語を上手にリードをしながら会話を盛り上げられるか、そして日本語が通じなかった場合に英語でも説明ができるのか?個人の力が問われたと思います。

思い返すと、Global Talk!を始めた秋頃、「フリートークって何を話せば良いのだろう…」や「ペア交流だと時間がたっぷりあって、無言になってしまった..」と振り返りをもらったこともあったり、「気まずい空気になったらどうしよう…」と悩んだりしたこともあったと思います。

そんな学生たちがこの半年間でこんなにも各ブレイクアウトルームでペアでの交流を、さらにはフリートークを楽しそうに話をしている様子を見て、英語力はもちろんですが、なんだかひと回り、ふた回り人としても成長したなあ….と感慨深くなりました。

感想も秋の時の流と比べると自信がついて堂々と外国人の生徒さんたちと会話を楽しんでいる様子が伺えて、とても嬉しいです!

相手が大学生であるということが逆に安心感を生み、いつも以上にリラックスして会話できました。また日本語の時間が先にあり、そこでお互いのことを知り合った上で、英語で少し深い話が出来たので良かったです。日本語を6カ月しかまだ学んでいないのに、もうかなり話せるようになっていることに驚き、授業の質の良さや練習量の多さを感じました。語学が好きで、フランス語や中国語を勉強してるということを話したら、アメリカの学生もフランス語を勉強していたということがわかり、「名詞を覚えるのが大変だよねー!発音難しいね。」などと、かなり話が盛り上がりました。お互いの文化について話すのは学びが多いし楽しいけれど、敢えてどちらにとっても異文化であることについて話すことで、同じ感覚のもとで話が出来ることを発見しました。(どちらかの文化についてだと会話において軽い上下関係ができてしまい、話しづらく感じることもある。)特に英語のときにはノンストップでどんどん話すことを意識したので、1時間という長くはない時間でしたがすごく達成感を感じました。
とても楽しく交流することができました。日本語を使う時間はお互いに言い換えをしながら、相手に伝わるように工夫して話すことができました。その後の英語の時間でうまく伝わらなかった部分を確認して、納得することができました。相手の学生と共通の趣味を見つけることができて嬉しかったです。
フリートーク要素が強く,相手もとてもフレンドリーで穏やかだったのでとても話しやすかったです!!聞き取れなかったところはしっかりと聞き返してくれたので,こちらもしっかりと理解した上で話していこうという姿勢をもてました。ハロウィーンのこと,大学のこと,アニメやスポーツのことなど,たくさんお話しできました。夏に日本に来る人や交換留学で来る人も多いと聞きました!
とても楽しかったです!テーマが決まっていないと話したいことを話せるので、短い時間内で充実した交流をすることができました。

今回の交流もお疲れ様でした!

Global Talk 2022-23も終盤を迎えました。みなさん、悔いのないように最後まで一緒に走り切って楽しみましょう!

【Global Talk 2022-23】HBA生とのSpecial交流

 こんにちは!やわらかな春風に心華やぐ季節となってきたように思うこの頃、今年の日本では、桜の開花が全国的に平年より早いと予想されていて、東京では3月22日に東京で全国で最初の満開が観測されました。これは記録的な早さとなった2021年に並ぶ満開日で、平年より9日早い満開だそうです。(参考:https://n-kishou.com/corp/news-contents/sakura/) 

 そして、そんな季節に合わせて、ハワイ州にある私立高等学校 Hawaii Baptist Academy (以下HBA)の皆さんが日本に修学旅行で来てくれることとなり、そのタイミングに合わせてKnox生との直接交流が実現することとなりました!!(なので、本日はGlobal Talkの主となる、オンラインでの同時交流や非同時性交流ではなく、なんと直接会って交流することができたSpecial交流についてのお話です!)

【交流の1日の流れ】

  • 9:30- HBA生とKnox生集合
  • 9:40- 13グループ(HBA生2名 x Knox生1-2名)に分かれて、自己紹介
  • 10:00- Knox生が名所を案内!(通訳となって、グループメンバーに英語で各所を説明!)
  • 11:30- ゲーム
  • 12:30- 解散

 実はKnoxのスタッフもKnox生と直接会うのは初めて!直接会うとまた別の新鮮さがあり、すごく嬉しかったです!また、Knox生同士も初めて直接会えたので、集合場所では緊張気味のようでしたが、すぐに打ち解けてHBA生が来るのを待っている様子が見られました。

 Knox生は、Global TalkでいくつもSessionを参加してきた学生たちなので、いつしか外国人相手でなくとも「初対面」の人との対話スキルも知らず知らずに培っているのではないかなと思いました。それは、社会に出ても必要になるスキルなので、自信を持っていってほしいなと思います。 

 HBA生が到着するや否や全体での挨拶も早々に、すぐにグループに分かれて「自己紹介」タイムに入りました。正直、恥ずかしがってなかなか会話が弾まなかったり、ダンマリしてしまうグループもあるのではないかと不安はありましたが、HBA生みなさんがすごくフレンドリーで明るかったことと、Knox生も「おもてなし」の精神を発揮し、どこのグループも笑顔に溢れていました!(そして何よりも、今回の交流に有志でサポートに入ってくれた大学生3人の力も大いにあると思います!)

 

 自己紹介後は、アイスブレイクとしてHBAの先生がおすすめしてくれた日本人としては馴染みのあるゲーム、「あっち向いてホイ」をしているグループもたくさんあり、こんなにも盛り上がるのだなと見ていて笑みがこぼれました!

 

さらに、HBA生からはたくさんのお土産をこの時間にいただきました!手作りのレイやHBAのマスコットシールやお菓子などなど、思わぬ贈り物に緊張もよりほぐれ、Knox生も心から喜んでいました。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 どのグループも緊張がほぐれたところで、Knox生は今回のメインイベントでもある、ツアーガイド(通訳)をするために移動を開始しました。事前準備として各所の説明を英訳をしたり、練習をしてきてくれたKnox生。それぞれにiPadやスマホ、紙に訳したものを手元に用意して一生懸命に英語を読みながら、手振り身振りでHBA生に説明をして行きました。HBA生も日本の歴史に触れることも出来たようで熱心に話を聞いてくれる姿勢がKnox生には何よりも嬉しかったことと思います。

 事前に練習してきたとはいえ、「完璧な通訳ができた!」というKnox生は少なかったかもしれません。時間制限のある中で通訳をするため、少し時間が足りなくて途中で歩き出さなければならず、歩きながら説明していたグループや、英語が少し難しくて発音が不確かなところをHBA生に確認してみて、意味を聞いてみたりするグループもありました。でもそういった時に「ダメだった」「できないかも..」と落ち込まずに、最後まで諦めずに楽しめた自分を褒めてあげてほしいです!

 また、途中途中で事前の英訳にはないところを訳す場面もありました。フォローに入ろうかな?と思っていましたが、どのグループもKnox生は躊躇なく自分の持っている単語力で訳している様子を見て、素直に頼もしいなあと思いました。

 HBA生もKnox生の一生懸命さをすごく感じ取ってくれて、都度鼓舞してくれたり、「一人でこんなにたくさん通訳してくれて、疲れちゃうよね!ありがとう!」と気を遣う言葉を投げてくれたり、とても良い雰囲気でアテンドをさせてもらうことができたのではないかなと思います。

 長時間歩きながら通訳を終えた後は、一息つくために室内に入り、交流をしました。室内での交流で英語への通訳が必要な場面は通訳を、遠藤梢子さん、角本花菜さん、石母田鈴さん、の三名が担当してくれました。しっかりと準備をして臨んでくれたので、難しい専門用語も含めた説明でしたがしっかりと通訳をしてくれました。

 ゲームはKnox生からと、HBA生からの二種行いました。まずは体操ゲーム!ルールは簡単です。

  1. 見本の体操をKnox生のみが見る。(HBA生は目を閉じる)
  2. HBA生にその体操の動きを「英語のみ」で説明する。
  3. 正しい動き(体操)になったかを確認!
  4. またその逆にHBA生がKnox生に「日本語のみ」で実施。

ジェスチャーを使用せずに英語のみで説明するため、苦戦している様子も見られました。”Swing..! umm.. yes! circle… turn your head ! 8times!” と言ってみると、8回首を回してくれたHBA生に対し、 “No, ummmm 8 counts だ!”と訂正しながら、8カウントで1回首を回す体操の説明をしてみたり。ジェスチャーなしだと微妙な英語のニュアンスの違いや単語の違いを確認できたのではと思います。

また、次のラウンドではHBA生のみに体操を見てもらい、Knox生に「日本語のみ」で説明をしてもらいました。背中をそった体勢になる体操でした。「Back ..せなか…. うーんと… まげる」と説明するとKnox生が前方に倒れたので「No! This way! はんたい!」というとKnox生が「そる、ね! 背中をそる!」と教えてあげていました。

体操ゲームでは、ついジェスチャーが出てしまうチームもありましたが、とにかく楽しんでいたことが何よりでした。正解が発表されると「おおお!」と拍手して盛り上がっていた姿が印象的でした。

 その後はHBA生からはハワイの歴史ゲーム。

ハワイと日本はつながりが深く、その歴史を知るきっかけになるクイズで、両学生にとって興味深い内容だったと思います!中でも面白かったのが、「ハワイで日本にルーツを持つ日系アメリカ人の名字の中で一番多い苗字は何か?」です。正解は….”Nakamura”さんとのこと!初めて知りました。
また、勝ったグループにはハワイのおやつがもらえるということもあり、各グループ白熱していました。

 ゲームやクイズを堪能後、いよいよお別れの時間が近づいてきました。なんだかあっという間の時間だったのではないかなと思います。 

 約3年前にコロナが猛威をふるい、HBA生の日本への修学旅行も中止となっていたとのことですが、少し緩和されてきたこともあり実現できた今回の交流です。Global Talkを通じて常々感じることではあるのですが、やはり同年代同士で言語の交流をすることは、その言語を取得する上でとても楽しい経験となり、そのモチベーション向上に直結すると確信しています。

 そして、その笑顔の瞬間に携われているときが本当に心躍るときでもあります。

 

HBA生のなかには今年の夏に日本の大学に入学することが決まっている子もいると伺いました。それぞれに個別の連絡先を交換していたので、この交流を大切に今後の未来を思いっきり楽しんでいってほしいなと思います。

 

 参加してくれたKnox生のコメントも載せます。みなさん、お疲れ様でした!

今までどの交流もオンラインだったけれど、初めて対面して直接現地の子と話せたことが嬉しかったです。最初は楽しんでくれてるかとかちゃんと自分の英語が伝わるか不安だったけれど話していくうちに慣れてきたり、同じグループのHBA生が自分や日本についてたくさん質問してくれたので私も相手も楽しい時間になったと思います。相手の子の話を聞いているうちにハワイに行きたくなってしまいました。また、日本の政治や天皇など社会的な分野での英語が慣れていなくてすごく難しくて直ぐに答えられない質問が多かったので、もっと頑張ろうと思いました。
初めての対面交流で、Knox生含め画面越しでしか会ったことのない方々に会えて嬉しかったです。用意してきた説明を全部読み終える前に、次の場所への移動が始まってしまったのが悔しかったですが、要点をまとめて伝えるための良い機会になったと思います。このプログラムに参加していなかったら経験できなかったであろう素敵な経験でした。ありがとうございます!
沢山の刺激があり本当に良い思い出になり、さらに国際交流の経験をしたいと強く思いました。国際交流は特に、一期一会の側面が強くあり、出会った友達と一生または当分会えなくなることが多いので、別れの際は悲しかったです。 貴重な交流に参加をさせていただきありがとうございました。