【Global Talk!】Session-1 Harvard/Brown/Knox

今年度初のGlobal Talk!交流となるSession1が、終了しました。

相手校は、ハーバード大学、ブラウン大学の学生たちです。

まず、Sessionの初めにそれぞれの学生たちが日本語・英語で自己紹介の動画を投稿しあいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己紹介が終わると、いくつかのグループにわかれての協働活動です。

このセッションのテーマは「ていねいさ」をどう伝えるか How do we convey “politeness”.
日本とアメリカでの就職時の面接においてのマナーや話し方の違いについて話し合い、その後、「依頼する」ことをトピックにしたスキットをグループごとに作成します。日本語と英語の敬語の違いはもちろん、お辞儀の違いや丁寧度の表し方などその文化の違いも興味深いことでした。

 

 

 

 

 

グループごとの話し合いはWEB上で実施です。
今回はKnoxのメンバーがグループリーダーとなり、アメリカ側の学生たちに話し合いの日程の調整をしました。
全14グループ、3校からの混合で、各グループには4-5名が入っています。

コロナの影響で、アメリカからそれぞれの国に帰国している留学生たちもいるため、アメリカと日本だけの時差調整に限らず、中国や香港、イギリスやオーストラリアなど、世界各国にいる学生たちとの時差調整に、Knoxのメンバーは苦労し、とても頑張ってくれました。

そんな大変さを乗り越え、各グループごとにスキットが出来上がりました。
丁寧さを必要とする場面を設定し、セリフを考え、日本語・英語と二つのバージョンでスキットを作成します。

発表されたスキットは、

犬が宿題のペーパーを食べてしまったので、プロフェッサーに丁寧に謝るスキット、
国民に供給するマスクをもっと大きくしてほしい、と元安倍総理にお願いするスキット、など、楽しいアイディアが入ったものが多く発表されました。

それらを参加者全員でベストだったスキットを《投票》で決定しました。
そして、、、見事に優勝を勝ち取ったGroupBの皆さん、おめでとうございます。

各グループのスキットは、とてもユーモアにあふれていて、テーマや構成も短い時間の話し合いとは思えないほどよくできていました。

次のSessionもお楽しみに!

 

2020-21 Global Talk! オリエンテーション開催

アメリカとのオンライン交流プログラム Global Talk!2020-21 オリエンテーションを開催しました!

今年の応募は約250名にものぼりました。
厳しい選考を勝ち抜いた学生のみなさんがオンライン上に集合しました。
今年は、関東圏だけではなく北海道から鹿児島までより幅広く、日本各地から参加してくださいました。

挨拶を終えると、プログラムの詳細や注意事項、作業内容の説明を聞きます。今後の作業はすべてパソコンを使いオンライン上で進めるため、みんなの顔は真剣そのもの。

プログラムの詳細が終わると、早速アプリケーションを使い、まずは自己紹介のビデオを投稿します。
集まったのは学校も学年も違う学生たち。
ビデオを見て、これから一緒に交流していく仲間について知り合います。

次は、トピックについて調べ、意見を資料にまとめ、アプリケーションに投稿していきます。最初は個人で、その後はチームに分かれてトピックについてディスカッションし、チームの意見を資料に落とし込んでいきます。いきなり実践でわからない点もあるなか、みなさん自分で試行錯誤しつつ、最後には完成度の高い資料を投稿してくれました。

最初は少し緊張気味の表情が多かったものの、オリエンテーションが進むにつれ、余裕も生まれ、笑顔が見られるようになりました。4時間近くにわたって行ったオリエンテーションでしたが、あっというまに過ぎていきました。

パソコンやアプリケーションを使う際は、複雑な機能があり、難しいと感じることもあるかもしれません。ですが、ハードルを自力で乗り越えることで得られる経験と自信は、とても大きなものだと思います。一緒に挑戦する仲間とともに、今回の交流を良い経験にしてもらえたらと思います。

America Dialogue Tama Vol.29 開催報告

はじめて《オンライン開催》となったアメログ多摩Vol.29が無事に終了。
オンラインの為、関東圏以外から多くの学生が参加してくれ、また登録開始後、一週間あまりで満員になり、キャンセル待ちも設定されました。

 

今回のトピックは《アニメで英語を強くする!》


日本の漫画が影響を与えたアメリカのコミックや、また逆にアメリカのコミックから影響を受けた日本の漫画などをみていきます。

そして、いよいよディスカッションタイム。
おなじみのサザエさんの4コマ漫画のセリフを英語にしたらどうなる?
ディスカッショングループは各3名か4名かの少人数。みんなで考えていきます。

ディスカッション後には、各グループ波平さん役、マスオさん役などを決めて発表をしてもらいます。
いろいろな案が出たあとに、スピーカーのMs. Pierre が訳した「会話の英語」をみんなで聞きます。

-after all など辞書通りに訳せば「結局」などと言ってしまいがち。「~だからね」とのMs. Pierreの日本語にみんなうなずきます。

次は、ストーリーも含めすべて自分たちで英語を作っていきます。
どんな展開にするか、そのセリフは英語でなんて言ったらいいか、ディスカッションが続きます。

普段なにげなく使っている日本語、英語では何て言うんだろう?

ディスカッションの時にも言いたい言葉が英語でうまく出てこない・・・ など多くのことがあったと思います。

このアメログ多摩は、英語ができる人が話す場ではなく、英語に向き合ってチャレンジしてもらう場所。
たくさんうーんと悩んで、「もっと英語頑張ろう!」という気持ちになってくれたら、嬉しく思います。

初めて行ったオンラインによるアメログですが、結果としては大成功!
とても楽しい時間となりました。オンラインだからこそ、少人数のグループを多く作りディスカッションを増やし、発表者も全員が係る形にしたので、全員が参加してくれる理想的なイベントとなりました。

多くの参加者の皆さん、そしてスピーカーのMs. Victoria Pierre ありがとうございました!

Global Talk!2019-20 Award Ceremony

Global Talk!2019-20の活動が終了し、5/11(月)にオンラインにて、Award Ceremonyが行われました!

このGlobal Talk!は在日アメリカ大使館による助成プログラムのため、無償にて学生たちにその機会を提供することができています。
在日アメリカ大使館へその感謝の気持ちを表すとともに、参加学生たちの栄誉をたたえる この Ceremonyは、当初アメリカ大使館での式典を予定していましたが、COVID-19の影響により、オンラインにて行われました。

在日アメリカ大使館 文化交流部 教育/人物交流外交官のグレース・チョイ氏にもご出席いただき、これまでの活動へのねぎらいの言葉を頂戴でき、貴重な体験に学生たちの喜びもひとしおだったのではないかと思います。

 

 

 

 

参加者代表としてスピーチをしてくれた青山学院大学 水留 悠理さん、法政大学第二高等学校 江見  紗さん、ありがとうございました。

「英語に自信を持つことができるようになった」、「様々な問題に対して他国との相互理解に自分が懸け橋となりたい」といった声が聞かれ、Global Talk!への参加が前向きに自分たちの未来をとらえるきっかけとなったようで、私たちも嬉しく感じました。

このプログラムを通して、参加者は、Harvard大学、UNIS、Brown大学、など複数のアメリカの高校生や大学生たちと交流を重ねてきました。身近な社会問題について各個人が問題を深く掘り下げ、アメリカと日本からの両方向からオンラインを通じてアプローチできたことは、参加者の視野をより広く広げることに成功したのではないでしょうか。

オンラインを通じてのグループディスカッションは、参加者たちはそれぞれの学習言語である日本語・英語の両方で行われます。語学の習得とともに相互を理解することやその違いを学ぶこともできました。参加者たちは、異なったバックグラウンドを持つ相手と一つの問題を一緒に考えていく経験が出来たかと思います。

Global Talk!の活動は、学校の行事やテストの多忙な中、資料作成や動画の投稿など厳しい〆切をこなしながら、多くの学生が参加してくれました。難しい課題を最後までやり遂げるのは大変だったと思いますが、皆さん、本当によく頑張っていたと思います。

このGlobal Talkの活動を頑張り通し、優秀な成果を修めた方にはCertificateが発行されました。このCertificateを受け取ることを誇りに感じてほしいと思います。

参加者の皆さん、交流校の皆さん、本当にお疲れさまでした!
皆さんがGlobal Talk!を通して経験してきたことを生かして、これからも大きく世界に羽ばたいていってください!

在日アメリカ大使館 グレース・チョイ外交官様、コーディネーター 三橋様、 Global Talk!2019-20のプログラム、そしてAward Ceremonyは、学生たちにとってこれからの励みになったことと思います。素晴らしい機会を頂きましてありがとうございました。

【Global Talk!】Session-6 環境問題

このセッション6は、アメリカ側:Harvard University、Brown Universityの二校と日本側:Knoxとの2回目の交流になります。
トピックは【環境問題】となり、Knoxから参加生徒は全員が大学生になりました。

まず、6つのトピック、1) プラスチックごみ 2)食品ロス 3)エネルギー 4)異常気象 5)大気海洋汚染 6)その他、の中から自分が深く調べていくトピックを選びます。

そしてその自分が選んだトピックについて、【グローバルな視点から見た現状と問題、原因、具体的な対策】を調べ、一枚の【グラフを用いた説得性のあるスライド】にまとめ、A~Jの3校合同で作成されたグループ内で提出、共有していきます。
  

その後、それぞれに指定された日程の中で、時差を調整しながらグループ毎にビデオ討論を行う日程を決めていきます。この日程調整の役は、全グループともKnox生が担当。時差の関係でうまく全員が揃わないところもあり、Knox生は苦労して調整してくれていました。

やっと決定したグループトークがそれぞれ2週間の間の週末を使い、全10グループ行われました。

このグループトークでは、各グループごとに「グローバルな視点から、共通する原因は何か」を話しあい、「それを解決するための対策は何か?」「最優先されるべき対策は何か?」といったグループ毎の答えを一つにまとめます。

そしてこの後には、いよいよHarvard大学、Brown大学のメンバーとの合同会議です!
この3校の学生が、現在私たちが抱えている様々な環境問題について話し合い「環境宣言」を決定するのが、この合同会議の目的です。

 

Knoxは英語、Harvard, Brownは日本語のみで進めていきます。自己紹介を済ませたら、グループトークで出した意見をグループの代表が報告していきます。

「グローバルな視点から共通する環境問題の原因は何か」に対して出た意見の一つに【その原因は人間】という意見に全員が「その通り!」とうなづいていたのが印象的でした。

個人レベルでの対策については、教育が大切であることへの更なる周知や、SNSを利用して自らの活動を発信すること、そしてグローバルな視点では、他国の政策を知りお互いの意見交換ができる国際会議の必要性や、国をあげて再生可能な材料の開発をすることといった意見がでていました。

また、有名人が自ら環境問題について発信することの大切さなどがあげられ、SNSの影響が大きい現代社会を反映した意見もみられました。

そして最終的にこれからの対策を唱える「環境宣言」を分担して作成するために、Knox, Harvard, Brownと学校ごとに話し合い、決定していくのですが、Knoxは全員がオンラインでの参加のため、Zoom上で話し合いながら、Google Docを全員で共有して日本語・英語で仕上げていきます。

オンライン上でグループ作業をしていると、何も話さない、人任せにする、などの様子が日本人には少なからず見られがちですが、このKnox生は違いました。
意見を言う、付け加える、まとめた日本語の意見を英語に変換する、タイプしていく、それぞれが集中して全員が一つになって作業している、その様子がオンラインでの話し合いを聞いているだけで目に浮かぶようでした。

この環境問題は、人間が便利さや利益を追求した結果に起きている人間が引き起こしたものであることを認識し、世界レベルで情報を共有し、みなで協力して行動していくべきと宣言を作成し、合同会議は終了しました。

世界中の若い学生たちが、今回の合同会議のように世界の問題を意見を出し合ってともに考えていくことで、私たちの未来はよりよくなっていくのではないかと、強く感じました。

アメリカとの時差により、夜遅い時間に合同会議に参加してくれたKnoxのメンバーの皆さん、おつかれさまでした!皆さんがしっかり準備をして臨んでくれたので、とても充実した良い話し合いができたと思います。
短かったけれど、中身が濃く、求められるものも多く、深くあったこのセッション6。
本当によく頑張ったと思います。

今年度のGlobal Talk!の活動もあとわずか・・・この調子で頑張りましょう!

【Global Talk!】Session 5  Masters Schoolとの交流

今日は、Session 5で実施しているMasters Schoolとの交流の様子をご紹介します。

Masters Schoolとの交流は2019年12月~1月と2020年2月~3月の2回に分けて、それぞれ相手校の違うメンバーと交流します。

今までと大きく違うのは、今回の交流が、「日本語学習者」との交流ではなく、Masters校は「海外交流プログラム」の一環のため、使用言語は英語のみ。そして相手校から投稿されるビデオも、時間的には短いけれど完全にネイティブのスピードで話している部分が多く、リスニング力が試されます!

最初の投稿は自己紹介。
相手校からは、自分が住んでいる場所の紹介や、飼っている犬の写真を見せたり、写真を好きな食べ物や趣味の質問などが早口でどんどん続いていきます。
Knoxのメンバーはというと、こちらもかなり速いスピードでスラスラとメッセージを返しているメンバーもいて、頼もしい限りです。
“Your English is amazing!”と言ってもらえるシーンも多くみられました。

 

1つ投稿が入ると、お互いにメッセージを送り合い、投稿が続々と増えていきます。相手に興味を持ったところを質問して、それに相手が答えてまた質問して、アメリカと日本という遠く離れた国同士での会話が、まるで日本で普通に交わされている友達同士の会話のように違和感なくスムーズに交わされています。
話題は将来の夢や専攻科目など次第に広がり、弓道の説明をするなど文化の紹介につながるような投稿もありました。

 

自分の目の前にカメラを置きビデオで撮影をするのは日本語でも緊張するものですが、英語で話すのならなおさらです。
それでもKnoxのメンバーは回を重ねるごとに慣れていき、笑顔で楽しそうに話している様子がたくさん見られました。

日本で普段している何気ないおしゃべりが、他の国の人ともできる。
そしてそこには海外だからこその新しい発見と刺激がある。
その楽しさをお互いに共有できたのではないかと思います。

まだまだGlobal Talk!の交流は続きます。

 

【Global Talk!】Session-4, 5, &7

Session 4、Session 5ではBXCHS、そしてMasters Schoolとの交流が始まっています。
どちらの交流もFlipgridで実施。

自己紹介の投稿を入れると、どんどん相手校の生徒さんたちからの返答、質問が入ります。
それに一人一人が答え、また相手校の投稿に対してもコメントなどを入れていきます。


全ての会話は日本語・英語の両言語で。
すべて相手の学習言語、を先に話して入れていくことがルールです。
そうすると、自分の母国語を先にきいて学習言語を聞かずに、とはなりません。

 

またSession 6ではUNISの生徒さんたちとの交流が始まりました。

UNISの生徒さんたちとは今年度2回目ですが、前回と違うメンバーとの交流になります。
トピックは【和食/郷土料理】。Knoxの生徒は自分が選んだ《My Special Food》に関するプレゼンテーションを用意。

1/31の夜22:20より一対一でのディスカッション・発表を行いました。

:

うまく回線がつながらないなど、トラブルもありましたがほとんどのペアが発表終了。
日本語と英語を使いながら、みんな楽しそうに交流していました。

上記の写真は、UNISの皆さんがKnoxの生徒たちと交流している様子。
後ろ姿だけなので、楽しそうな雰囲気が伝わりにくいのですが、多くの生徒さんたちから
「またやりたーい!」との声が。

お互いの学習言語を使いながらの一対一のトーク、ぐっと相手を身近に感じられるいい機会です。

時差が大きいので大変ですが、出来る限りこのような機会を増やしていきたいと考えています。

次はBrown大学、Harvard大学とのSession6が始動します。

お楽しみに。

 

America Dialogue Tama Vol. 28 開催報告

1月19日(日)、America Dialogue Tama Vol. 28を無事開催しました。
多くの大学、高校が試験期間中だった中、参加してくださった学生の皆さん、ありがとうございました!

今回のテーマは「〇〇人の定義とは。多様性の時を迎えて」。
スピーカーのLauren Guz氏は、国際セキュリティ/協力/習慣を専攻し、現在は日本語を研究されています。

プレゼンテーションの冒頭は「国を構成する要素は何か」。
それは、アイデンティティと権利。
それらについてアクティビティを交えて掘り下げていきます。

まずは「自分のアイデンティティは何か」について。
紙の中央に自分の名前を書き、その周りに自分を構成する重要な要素を英語で書いていきます。


でも、自分のこと、わかっているようで実は曖昧だったりしませんか?
書き出してみると、何個か言葉は出てくるものの、そこから先がなかなか進みません。
そこでディスカッションリーダーやスピーカーが各テーブルをまわり、会話を交えて様々なヒントを出し、最終的にみんなの紙にはたくさんの言葉が並んでいました。


発表してくれたみなさんから多く聞かれたのは、日本人であること、出身地、趣味、好きな食べ物、学んでいること、性格など。自分はこういうことが大切だと感じているのだと、改めて気がついた人もいたのではないでしょうか。

次のお題は「自分にとっての日本とは、日本人とは」。英語で俳句などを作り、発表します。

日本って?日本人って?そもそも他と何が違うのか?
今まであまり考えたことがなく、まず日本語で自分の考えを引き出すことから始めます。
そしてそれを英語に置き換えて・・。
ウーンと考え込む姿も見られましたが、国際交流をしていくうえで欠かせない視点です。
治安が良い、礼儀正しい、その他にも様々な視点から意見が発表されました。

最後は、「日本人であることの権利には何があるか」。
自分の経験をもとに、グループ内でどんどん意見が出ていきました。
選挙権、各種の保険、裁判を受ける権利、永住権など、なかには自分たちが当たり前だと思っていて
気づいていなかったものもたくさんありました。

今回のトピックは、最初は少し難しそうにも感じられましたが、実際にプレゼンテーションを聞くと
思わずウンウンと頷いたり、ウーンと考える姿も見られるなど、みんなグイグイと引き込まれ、ディスカッションの時間は会話が弾み笑い声も聞こえてくるなど、とても楽しい時間となっていました。

最後に感想を発表してもらうと、「こういうことは今まで考えたことが無かった。」「日本語でも意見を出すのが難しいと思ったが、良いきっかけになった。」などの意見が多く聞かれました。特に無国籍の問題については、「そういう問題があることを知らなかった」「今まで考えてきた題材から派生する問題なのだと知って驚いた」という感想が聞かれました。このイベントで得られた経験が、みなさんの視野を広げ、国際交流の一助になれていたら嬉しく思います。

そして、難しいトピックだったにも関わらず、解りやすく丁寧にプレゼンテーションをしてくれたスピーカーのLauren Gazさん、忙しい中ディスカッションリーダーとして盛り上げてくれたSamee Siddiquiさん、Amanda Schiano di Colaさん、本当にありがとうございました!

America Dialogue Tama Vol.27 開催報告

《Accommodating Religious and Cultural Diversity in Japan》
【宗教や文化の多様性、どう考える?】

12月8日(日)アメログ多摩Vol.27を開催しました。
当日はとても寒い日でしたが、めげずに参加してくださった学生のみなさん、本当にありがとうございました。

今回のテーマは「宗教や文化の多様性、どう考える?」
スピーカーは、日米教育委員会 フルブライト・ジャパンの奨学金プログラムにより、現在慶応大学に留学中のBenjamin Freedmanさんです。学生たちのディスカッションを引っ張ってくれるディスカッションリーダーには、Bonnie FisherさんとSamantha Cosentino さんが来てくれました。 

オープニングは早速、”Two Truths and a Lie”というゲームからスタート。講師の自己紹介の文章3つの中に1つだけウソが混じっていて、どれがウソかを当てます。学生のみなさん、半数が正解でした!

次は学生同士でグループに分かれ、ディスカッションリーダーも参加して自己紹介に移ります。
大きな声で和気あいあいとした雰囲気で、会話がとても弾んでいました。

場が和んだところで、世界の宗教と文化について、また日本との違いについて講師のレクチャーが始まります。
世界には無数の宗教とそれに紐づく文化が存在していますが、中でも人口規模が多いのはキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教など。そして世界的には、信仰が非常に重要なことだと考えられていることなどが紹介されました。

ここで最初のディスカッション。テーマは、信仰による価値観の違いについてどう考えるか、それが自分自身や周囲の人の考え方を変えられるか。今回はディスカッションの時間を長く設定し、たくさん話してもらいました。日本ではハロウィーンやクリスマスは楽しいイベントの一つだけれども、海外では信仰上大切な日だ、などの意見が聞かれました。

次のレクチャーでは、実際に日本で多様性への対応が進んでいる例を紹介。
礼拝室が空港やデパートに設置され、ハラル対応のレストランが増えていること、旅行者はそれらの情報をSNSで共有して旅行プランを立てていることなどを知り、日本での様々な宗教や文化への対応についてどう考えるか、自身の価値観を保持したまま多様な人々へ思いやりを示すにはどうしたらよいか、ディスカッションをしていきます。

ディスカッションのなかでは、観光地では対応が進んでいるがそれ以外の地域ではあまり進んでいない、情報が分かりやすく発信されていない、レストランで注文するとき豚肉を抜いてほしいとお願いしたが対応してもらえなかった、などの意見が聞かれました。また、自分の学校での取り組みとして、同級生のためにみんなで礼拝用のSpecial roomを作った、SNSで情報交換をしているなどの例も聞かれました。

来年は東京オリンピックの年。様々な人が海外からやってきます。
その人たちのためにできることは何か?
海外から来た人が困っていたら、自分は何をしてあげられるか?

多様性を受容し、尊重し、一緒に生きていくこと。今回のアメログに参加したことで、そんなことを考えるきっかけになってくれたら嬉しく思います。

皆さん、お疲れ様でした!

【Global Talk!】Session-2 男女格差 Gender Gap<グループ会議>

Session-2最終の課題であるVideo Conferenceが12/3に行われました。時差で日本は23:00よりスタートと遅い為、出席希望者のみで設定しました。

参加したメンバーは、パネリスト2名が各校から選ばれ、スピーチをまとめます。事前に小グループによる討論でまとめたものを基にしました。

国を越えて「男女平等の社会を実現する」という目標のために何ができるか討論し、グループとして の考えを導き出していきました。

これまでに行ってきた課題について、オンラインを通して対面で話し合うことにより、お互いへの理解や問題解決への考えがより深まったようでした。

会議はKnoxが話す時には英語でそれに対する質疑応答も英語、ハーバード/ブラウンが話す時には日本語になります。

全体のディスカッション時には言語の切り替えが難しかったり、躊躇したりする部分も見えましたが、それでもしっかり日本語の会話を英語に自分で切り替えたりすることもできていました。それらも良い経験では無いかと思います。

 

男性と女性との間の賃金格差の問題や、男女の子育てへの関わりや育休取得に対する社会の在り方など、活発に意見が交わされました。

Session-2は、このビデオ会議で終了となります。

次は、Session-3が始まります。